昭和二十六年(一九五一)改訂版

小学校学習指導要領  国語科編(試案)

文  部  省

 は し が き

一 学校における教育課程がどのように移り変ることがあっても、国語の学習と指導をゆるがせにしてよいような時代は永遠にこない。これは、国語は、樹木における樹液であり、人間における血液であるからである。国語の学習指導要領は、この国語の学習指導の目標や到達されなければならない能力を示すとともに、望ましい教育の結果をうるために行われる活動や、手順や、資料を示すものである。したがって、教師は、この試案に示されたこれらの提案の中から、自分が実地指導をするにあたって、もっとも適切であり、また助けとなるものを選んで、年間の計画をたてたり、一日の指導計画を立案していくべきである。この試案が生かされるか生かされないかは、一に教師の側にあるといえる。同時にまた、教師のまじめな実践と、調査と、研究とによってのみ、将来の国語の学習指導要領に、ほんとうの意味での成長と、進歩と、発展とが期待される。

二 この「小学校学習指導要領国語科編試案」は、昭和二十二年度に発行した「小学校学習指導要領国語科編試案」を改訂したものである。したがって、二十二年度の試案とこんどの試案とを比較してみるとき、その基本的な考え方には変りはないが、その内容においては、多くの相違が認められる。このことは、二十二年度の試案のうち、こんどの試案にそのまま使われた章や節が一つもないことを見ても理解できる。いま両者の内容を比較してみると、だいたい、次のような相違がある。

 二つの試案のこのような相違から考えられることは、こんどの試案は、たとえば、国語科の目標とか、国語科の内容とか、国語能力表とか、学習指導の計画とか、「指導の具体的展開例」とか、評価とか、資料とか、およそ国語学習指導要領の内容として備えるべきものは備えて、二十二年度の試案よりも、その組織面および内容面において、いっそう整ったものとなっているといえる。

三 こんどの試案は、実際家・国語教育研究家・教育学者・心理学者・指導主事・校長・教頭などのいろいろな立場のかたがたを集めた、いわゆる国語学習指導要領編修委員会を組織して、その協力によってできたものである。

 委員会は、昭和二十三年十二月に発足してから、原案の完成をみるまでに、まる三か年を要し、会を開くこと毎週少なくとも一回、会を重ねること百十五回の多きに及んだ。この試案は、いわば委員のかたがたのそうした労苦のたまものである。委員のかたがたに厚く感謝の意をささげたい。

 また、この試案の第六章「ローマ字の学習指導」は、本省調査普及局国語課の「ローマ字に関する学習指導要領編修協議会」の協力によってできたものである。その好意ある協力に対して、深謝の意を表したい。

 なおまた、この試案の第三章、第四節の「国語能力表」の作成にあたっては、全国の百十数名にのぼる熱心な実際家や研究家の協力を得た。国語能力表にいちじるしく妥当性と合理性をもたらすことができたのは、一にこれらのかたがたの力添えによるところが多い。併せて謝意を表したい。

四 この試案の編修委員は、次のかたがたである。  (五十音順)

 

小学校学習指導要領国語科編 目 次
は し が き

ま え が き

第一節 この本はどういう目的で書かれたか、またどう使用したらよいか

第二節 国語の教育課程はどんな方向に進んでいるか

一章 国語科の目標 第一節 教育の一般目標は何か

第二節 小学校教育の主目標は何か

第三節 国語科学習指導の一般目標は何か

第四節 小学校における国語科学習指導の目標は何か

第二章 国語科の内容 第一節 おもな言語経験にはどんなものがあるか 一 聞くことの経験

二 話すことの経験

三 読むことの経験

四 書くことの経験

第二節 言語経験の具体的な機会にはどんなものがあるか

第三節 言語経験を計画的に与えていくにはどうしたらよいか

第三章 国語科学習指導の計画 第一節 国語科学習指導の計画はどのようにたてたらよいか

第二節 国語能力表とは何か

第三節 国語能力表

一 聞くことの能力

二 話すことの能力

三 読むことの能力

四 書くことの能力(作文)

五 書くことの能力(書き方)

第四節 幼稚園におけることばの指導はどう進めたらよいか 一 この期のこどもの一般的な頃向は何か

二 この期のこどもの具体的指導目標は何か

三 ことばの指導はどう進めたらよいか

四 ことばの指導上どんな点に注意したらよいか

第五節 第一学年の国語科学習指導はどう進めたらよいか 一 教師が手をつける第一の仕事は何か

二 この学年の具体的指導目標は何か

三 聞くことの学習指導はどうしたらよいか

四 話すことの学習指導はどうしたらよいか

五 読むことの学習指導はどうしたらよいか

六 書くこと(作文)の学習指導はどうしたらよいか

七 書くこと(書き方)の学習指導はどうしたらよいか

第六節 第二学年の国語科学習指導はどう進めたらよいか 一 この学年の具体的指導目標は何か

二 聞くことの学習指導はどうしたらよいか

三 話すことの学習指導はどうしたらよいか

四 読むことの学習指導はどうしたらよいか

五 書くこと(作丈)の学習指導はどうしたらよいか

六 書くこと(書き方)の学習指導はどうしたらよいか

第七節 第三学年の国語科学習指導はどう進めたらよいか 一 この学年の具体的指導目標は何か

二 聞くことの学習指導はどうしたらよいか

三 話すことの学習指導はどうしたらよいか

四 読むことの学習指導はどうしたらよいか

五 書くこと(作文)の学習指導はどうしたらよいか

六 書くこと(書き方)の学習指導はどうしたらよいか

第八節 第四学年の国語科学習指導はどう進めたらよいか 一 この学年の具体的指導目標は何か

二 聞くことの学習指導はどうしたらよいか

三 話すことの学習指導はどうしたらよいか

四 読むことの学習指導はどうしたらよいか

五 書くこと(作文)の学習指導はどうしたらよいか

六 書くこと(書き方)の学習指導はどうしたらよいか

第九節 第五学年の国語科学習指導はどう進めたらよいか 一 この学年の具体的指導目標は何か

二 聞くことの学習指導はどうしたらよいか

三 話すことの学習指導はどうしたらよいか

四 読むことの学習指導はどうしたらよいか

五 書くこと(作文)の学習指導はどうしたらよいか

六 書くこと(書き方)の学習指導はどうしたらよいか

第十節 第六学年の国語科学習指導はどう進めたらよいか 一 この学年の具体的指導目標は何か

二 聞くことの学習指導はどうしたらよいか

三 話すことの学習指導はどうしたらよいか

四 読むことの学習指導はどうしたらよいか

五 書くこと(作文)の学習指導はどうしたらよいか

六 書くこと(書き方)の学習指導はどうしたらよいか

第四章 国語学習指導の具体的展開例 第一節 国語科の指導法をどう考えたらよいか 一 指導にはどんな方法が考えられるか

二 指導の方法上、どんな点に注意したらよいか

第二節 うんどうかい(第一学年の例)

第三節 ことばあつめをしましょう(第二学年の例)

第四節 童話を読みましょう(第三学年の例)

第五節 手紙を書きましょう(第四学年の例)

第六節 辞書を利用しましょう(第五学年の例)

第七節 学校新聞を編集しましょう(第六学年の例)

第五章 習字の学習指導 ま え が き

第一節 習字の学習指導はどう考えたらよいか

第二節 習字の学習指導の目標は何か

第三節 習字の学習指導はどう計画したらよいか

一 初期の段階

 (一)指導の目あてをどにおくか

 (二)どう指導したらよいか

 (三)どんな点に注意したらよいか

二 やや進んだ段階

 (一)指導の目あてをどこにおくか

 (二)どう指導したらよいか

 (三)どんな点に注意したらよいか

三 さらに進んだ段階

 (一)指導の目あてをどこにおくか

 (二)どう指導したらよいか

 (三)どんな点に注意したらよいか

第四節 習字の学習指導における評価はどうしたらよいか 一 初期の段階

二 やや進んだ段階

三 さらに進んだ段階

第六章 ローマ字の学習指導 ま え が き

第一節 ローマ字の学習指導はどう考えたらよいか

第二節 ローマ字の学習指導の一般目標は何か

第三節 小学校におけるローマ字学習指導の目標は何か

第四節 ローマ字の学習指導はどう計画したらよいか

一 初期の段階

 (一)読むことの学習指導はどうしたらよいか

1 指導の目あてをどこにおくか

2 どう指導したらよいか

3 どんな点に注意したらよいか

 (二)書くことの学習指導はどうしたらよいか 1 指導の目あてをどこにおくか

2 どう指導したらよいか

3 どんな点に注意したらよいか

二 やや進んだ段階

 (一)読むことの指導はどうしたらよいか

1 指導の目あてをどこにおくか

2 どう指導したらよいか

3 どんな点に注意したらよいか

 (二)書くことの指導はどうしたらよいか 1 指導の目あてをどこにおくか

2 どう指導したらよいか

3 どんな点に注意したらよいか

三 さらに進んだ段階

 (一)読むことの指導はどうしたらよいか

1 指導の目あてをどこにおくか

2 どう指導したらよいか

 (二)書くことの指導はどうしたらよいか 1 指導の目あてをどこにおくか

2 どう指導したらよいか

第五節 ローマ字の学習指導における評価はどうしたらよいか 一 初期の段階

二 やや進んだ段階

三 さらに進んだ段階

第七章 国語科における評価 第一節 国語科における評価はどう考えたらよいか 一 学習指導計画をたてるための評価

二 学習指導の進行を効果的にするための評価

三 学習指導の効果を判定するための評価

第二節 評価の方法にはどんなものがあるか 一 教師による観察

二 教師がつくる客観的検査

三 学習帳(ワーク・ブックなど)による客観的検査

四 標準検査

五 事例研究

第三節 それぞれの言語活動について評価をどのように行うか 一 聞くことの評価はどうしたらよいか

二 話すことの評価はどうしたらよいか

三 読むことの評価はどうしたらよいか

四 書くことの評価はどうしたらよいか

第四節 教師の観察はどんなふうにしたらよいか 一 尺度に合わせる方法

二 優劣の序列をつける方法

三 質問に対する答を選ばせる方法

四 面接や巡視による方法

第五節 検査を客観的にするにはどうしたらよいか 一 検査問題が客観的であるための要件

二 客観的検査の形式

節六節 評価を行うときにはどんな注意が必要か
第八章 国語科における資料 第一節 国語科における資料はどう考えたらよいか

第二節 資料と教科書との関係をどう考えたらよいか

第三節 資料はどのように利用したらよいか

第四節 国語科の使用に適した資料一覧表

 考 国語表記の基準 一 国語表記の基本的な考え方

二 かなはどのように使用したらよいか

三 漢字はどのように使用したらよいか

四 かなづかいはどのように考えたらよいか

五 おくりがなはどのように考えたらよいか

六 外国語および外来語の表記はどうしたらよいか

七 くぎり符号はどのように使用したらよいか

八 くり返し符号はどのように使用したらよいか

索 引

 

ま  え  が  き

第一節 この本はどういう目的で書かれたか、またどう使用したらよいか

一 この本は、各学校で教育課程をつくろうとする場合、国語科として、どういうこととどういうことを考えていなければならないかを書いたものである。

 新しい教育では、各学校がその地域社会の要求を詳しく見きわめて、児童の発達に応じる教育課程を設定しなければならない。この本は、そうした場合に、国語科としてどういうことを考えていなければならないかについて、一つの基準を示そうとしたものである。したがって、

 という、四つのことを中心として、その考え方や、調べ方や、実施のしかたについて、参考になることを掲げた。

二 この本は、国語の教科用図書を作成する場合の、一つの基準となるものである。

 現在では、教科用図書の検定制度が実施されて、教科用図書が自由につくられるようになっている。著者は、検定の教科書をつくる場合には、近代的な、すでに一般に認められた理論に基いてつくらねばならないが、その理論の多くは、本書に示されているものである。なお検定基準によれば、国語科の教科書は、すべてこの学習指導要領によることになっている。元来、教科用図書は、各学校の教育課程の中にあって、教材として使われるものである。他教科の場合よりも、国語科においては、教科書が特に重要な地位を占めるが、国語科教科書の編修には、教育課程を考えておるべきであり、それ自身が教材を中心とした一つの教育課程であるといわなければならない。

 したがって、学校の教育課程が本書に基くと同様、教科書の内容も、この本に基かなければならない。そうして、学校の教育課程の中で活用されるように、編修されなければならない。

三 この本は、教師の日々の実践の手びきとなることを目ざしている。

 国語科の学習指導は、他の諸教科と同様、あるいはそれ以上に、地域の必要に即し、児童の興味や、必要や、能力の実態に即して計画され実施さるべきである。この本は、教育上の計画の場合だけでなく、日々の実践においても参考となり導きとなることを目がけている。したがって、教師は、この本を日々その座右において、実地指導の上に参照すべきである。

四 この本は、参考であり、手びきであるから、学校および教師がこの本に掲げたことをそのまま採用することを予想していない。

 この本は、なるべく実際的であるように努めたが、あくまでも参考であり、手びきであって、盲目的に従わなければならないものではない。この本に掲げたことは一つの基準であって、これを参考として、この基本的方向に従って考えてほしいという意味である。

 ことに、この本の中の「学習指導の展開例」などは、どこまでも一つの参考例であって、教師は、これを参考として、さらに基本的な学習指導を展開すべきである。

 

第二節 国語の教育課程はどんな方向に進んでいるか

一 国語の教育課程は、だんたんと広い社会的要求に応じることができるものになろうとしている。

 これまでの国語教育では、国語文化を習得させ、それを通じて、国語生活を向上させようとねらっていた。これに対して、新しい教育課程の考え方では、社会においてわれわれはどんな言語生活を営むかを考え、その必要に応じることができるような能力をつけようとしている。われわれの大部分が社会生活をしていく上に、読むのはまず新聞であり、聞くのはラジオである。映画も現代生活において重要な地位を占めている。ところが過去においては、こうした新聞や、ラジオや、映画の学習を指導することは、国語の教育課程の中には、はいっていなかった。最近ではそれが、国語の教育課程の一部分を占めるようになってきた。また、話しことばとしての話し方が小学校の一年から中学校・高等学校を通じて、教育課程の中で一つの地位を占めようとしているのも、新しい傾向である。

 このように、新しい国語教育は、広く児童の日常の言語生活を見わたし、あらゆる生活の場面を国語教育の目標の達成のために利用しようとしている。したがって、国語の教育課程は、非常に豊富な融通に富んだものになううとしている。

二 国語の教育課程は、国語についての知識を授けるよりも、まず、豊かな言語経験を与えることを目標としている。

 従来のいわゆる教科目を主とする教育課程では、国語についての知識を与えることが大きな目標であり、指導の一つの方向でさえあった。しかし、知識は必ずしも行動や使用とは一致しない。国語科において最も重要なことは、児童に正しい言語習慣を確立させることである。話し方は話す活動を通じて学習され、読み方は読む活動によって学習されるのであるから、われわれは、日常の社会生活の中で国語を実際に使用する機会を提供するということを、教育課程の目標としなければならない。

 いわゆる経験を主とする教育課程では、教育課程は学校の指導のもとにある、いろいろな価値のある経験を取り入れていくことが重要であると考えられている。しかも、ことばの本質は使われるということにあるのであるから、実際の経験を与えることが特に重要である。これからの国語の教育課程は、知識を与えるばかりではなく、児童の興味と必要を中心にして、価値のある、必要な言語経験を展開していくようなものでなければならない。もちろん、知識も必要ではあるが、それは聞く、話す、読む、書くということばの効果的使用の能力を改善するために学ばれるのでなければならない。

三 国語の教育課程は、読み方・書き方、というような科目に分れず、学習活動は、中心的な話題をめぐって総合的に展開されるように組織されることが望ましい。

 かつては、書き方は書き方として学習し、作文は作文として学習したのであるが、現代は、それらの活動を、価値ある総合された学習の中に織り込んでいこうとしている。聞くこと、話すこと、読むこと、書くことが、児童の必要と、興味と、能力とに応じて広い範囲の、価値ある話題によって組織される。このようにして、児童に、聞く、話す、読む、書く技能が得られるような経験を与える。文学を主とした題材であっても、なんらかの形で、聞く、話す、書く技術の訓練を含むようにくふうし、また、毛筆による習字を学習指導する場合でも、できれば、聞く、話す、読む技術の訓練を含むようなくふうをする。こうして四つの言語活動が総合的に展開されるような学習活動が望ましいのである。

四 国語の教育課程は、他の諸教科から孤立することなく、全体の学校計画の中で、固有の地位をしめなければならない。

 いうまでもなく国語科は教科の一つで、学校の教育目標を達成するために存在するのである。それに児童は一個の人格として、全人教育を受けなければならない。したがって、国語の教育課程は全体の教育課程の一環として計画され、実施さるべきであって、他の教科と関連して考えられることは、むしろ、歓迎すべきことである。だから、社会科の学習の中には、言語活動がたくさん含まれており、また、他教科においてもそれは同様であるから、国語学習指導は、すべての教科の協力なしに達成されるものではない。教師は、すべての他の教師の助力を得、他教科とよく関連を保って指導にあたるべきである。そうして、どのような教育課程を採用したにしても、児童の言語能力の発達にじゅうぶんに責任をもたなければならない。

五 国語の教育課程は、めいめいの児童の個人的必要に応じうるように用意されなければならない。

 国語学習に関する諸能力は、児童の個人個人で非常に違っている。たとえば、五年生の児童の中には、三年生ぐらいの漢字力しかないものもあり、その反対に、中学校の二年生と同じぐらいの読書力をもっているものもある。また、興味や必要についても、個人個人で大いに違っている。これからの国語の教育課程は、こうした個人差から起る必要に応じる用意をもっていなければならない。個人個人の実態を調べて、それに適した目標をたて、そうして、その能力に適した速さと方法とで学習するようにしなければならない。また、特殊な児童のために、特別の教育課程を考えてやらなければならない。

六 国語の教育課程は、評価の体系を備えているべきである。

 右に述べたように、国語の教育課程は、現代生活の必要に応じたものでなければならない。児童のひとりびとりの必要と、興味と、能力とに合ったものでなければならない。また、学習指導は、教科というわくにとらわれないで、豊かな言語経験への機会を与えるのに最もつごうがよいようにしなければならない。こう考えてみると、国語の教育課程において、評価ということがいっそう重要になってきたことがわかる。ある題材を選ぶ場合には、それがほんとうに児童の必要と興味に合い、同時に地域社会の実状と合っているかどうかを見なければならない。また、その学習の成果を学習の終りばかりでなく、その学習の進行中にも絶えず評価すべきである。これによって、学校および教師は、将来もっとすぐれた指導計画をたてることができるのである。このように評価ということは、教育課程にとって欠くことのできない、最も重要な一部分となっている。