学 習 指 導 要 領
芸 術 科 編
昭和31年度改訂版
文 部 省
まえがき
この高等学校学習指導要領芸術科編は,高等学校の教育課程の改訂に伴って,「中学校高等学校学習指導要領音楽科編(昭和26年改訂版)」および「中学校高等学校学習指導要領図画工作編(昭和26年改訂版)」のうちの高等学校に関する部分ならびに,高等学校学習指導要領芸術科書道編を改訂し,芸術科としてまとめたものである。
これは,高等学校の芸術科の指導を計画し,実施する際の基準を示すもので,昭和31年度の第1学年から学年を追って実施されるものである。
このたびの改訂にあたって,特に意を用いた点をあげれば,次のようである。
2 各科目の内容は,第1年次はその科目の芸術的な一般教養を身につけることに主眼をおき,第2年次以降同一科目を引き続いて履修する場合には,生徒の個性,進路などに応して内容を分化し,程度を高めるようにした。
3 芸術的な教養を高めるために,鑑賞の学習を重視した。
なお,この改訂にあたっては,文部省に設けられた教材等調査研究会中学校高等学校音楽小委昌会,教材等調査研究会中学校高等学校図画工作小委員会,教材等調査研究会高等学校書道小委員会の審議を経た。この間の委員の協力に対し,謝意を表する。
まえがき