学 習 指 導 要 領
水 産 科 編
昭和31年度改訂版
文 部 省
ま え が き
この高等学校の学習指導要領水産科編は,高等学校の教育課程の改訂に伴って,「高等学校学習指導要領水産科編(昭和28年版)」を改訂したものである。
これは,高等学校の水産科の指導を計画し,実施する際の基準を示すものであって,昭和31年度の第1学年から学年を追って実施されるものである。
このたびの改訂は,従来の水産科の基本的方向を受けているが,特に各課程の目標を定め,新たに加えた科目について,その学習指導の目標を明らかにしてある。なお,改訂の要点は次のとおりである。
2) 水産教育の特性を考慮し,それぞれの課程が作業として有機的に行う総合的学習は,これを実習の科目で取り扱うことにしてある。
ただし,第1学年における実習は,水産に関する基礎的実習で,各課程とも共通である。
3) 漁業課程および機関課程における実習は機関をもって示した。これは船舶職員法に基く乗船履歴を考慮したためである。
各学校においては,各課程の特色を生かし,かつ地域社会の特性および生徒の必要ならびに学校の施設・設備・教員組織等をじゅうぶんに考慮して,適切な教育課程を編成されたい。
目 次
ま え が き