第1款 目 標
農業の各分野における生産や経営に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ,農業の意義や役割を理解させるとともに,農業及び農村社会の発展を図る能力と態度を育てる。
第2款 各 科 目
第1 農業基礎
1 目 標
2 内 容
(3) 農業生産の計画・管理・評価 (4) 学校農業クラブ
第2 総合実習
1 目 標
2 内 容
第3 作 物
1 目 標
2 内 容
(3) 食用作物,工芸作物及び飼料作物の栽培と機械利用
(4) 調製・貯蔵施設 (5) 農地の改善と整備
(6) 農地利用と作物生産
第4 野 菜
1 目 標
2 内 容
(3) 果菜類,葉茎菜類及び根菜類の栽培 (4) 野菜栽培施設の構造と利用
(5) 野菜生産の経営改善
第5 畜 産
1 目 標
2 内 容
(3) 家畜の飼育 (4) 家畜衛生と廃棄物処理
(5) 畜産施設の構造と利用 (6) 畜産経営の改善
第6 食品製造
1 目 標
2 内 容
(3) 加工食品の製造法 (4) 食品の変質と貯蔵法
(5) 食品製造の衛生管理
第7 測 量
1 目 標
2 内 容
(3) 高低の測量 (4) 写真測量
(5) 応用測量
第8 育 林
1 目 標
2 内 容
(3) 造林 (4) 森林の保育と保護
(5) 特用樹の栽培 (6) 風致林の取扱い
第9 造園計画
1 目 標
2 内 容
(3) 造園の様式と意匠 (4) 庭園の設計
(5) 都市公園,自然公園の計画・設計
第10 栽培環境
1 目 標
2 内 容
(3) 栽培環境の改善
第11 農業機械
1 目 標
2 内 容
(3) 農業用トラクタ (4) 作業機
第12 農業経営
1 目 標
2 内 容
(3) 農業簿記 (4) 流通の仕組み
(5) 診断と設計 (6) 集団活動と農業協同組合
第13 養 蚕
1 目 標
2 内 容
(3) 蚕体の構造と各器官の働き (4) 蚕の飼育
(5) 養蚕経営の改善
第14 果 樹
1 目 標
2 内 容
(3) 常緑果樹と落葉果樹の栽培 (4) 果実の処理と貯蔵
(5) 果樹園の開設と更新 (6) 果樹経営の改善
第15 草 花
1 目 標
2 内 容
(3) 草花の栽培 (4) 草花栽培施設の構造と利用
(5) 草花生産の経営改善
第16 家畜栄養・飼料
1 目 標
2 内 容
(3) 飼料の評価 (4) 給与計画と飼料計画
第17 農家経営
1 目 標
2 内 容
(3) 農家経営の仕組み (4) 農家簿記
(5) 農家労働の改善 (6) 農家生活と地域
第18 食品化学
1 目 標
2 内 容
(3) 食品添加物と食品衛生 (4) 食品衛生検査
第19 応用微生物
1 目 標
2 内 容
(3) 微生物の分離と培養
第20 食品製造機器
1 目 標
2 内 容
第21 農業土木設計
1 目 標
2 内 容
(3) はり,柱,トラス (4) 鉄筋コンクリート,鋼構造の設計
(5) 農業土木構造物の設計・製図
第22 材料施工
1 目 標
2 内 容
(3) 土質 (4) 施工法
(5) 工事の運営管理と積算
第23 農業水利
1 目 標
2 内 容
(3) 水路の流れ (4) オリフィスとせき
(5) 地下水 (6) かんがい,排水
(7) 水資源の開発
第24 農地開発
1 目 標
2 内 容
(3) 農地の整備と保全 (4) 地域開発と農村計画
第25 林業土木
1 目 標
2 内 容
(3) 林業土木材料 (4) 砂防
(5) 伐木運材 (6) 林業機械
(7) 林業土木と作業安全
第26 林産加工
1 目 標
2 内 容
(3) 木材の工作 (4) 木材の接着及び塗装
(5) 改良木材 (6) 木材の分解と利用
(7) 木材パルプと製紙 (8) 食用きのこ類の栽培
第27 林業経営
1 目 標
2 内 容
(3) 森林評価 (4) 林業経営の計画
(5) 林業経営の管理 (6) 木材商業
(7) 林業政策と林業法規
第28 造園材料
1 目 標
2 内 容
(3) その他の材料
第29 造園施工・管理
1 目 標
2 内 容
(3) 造園植物・工作物の管理
第30 総合農業
1 目 標
2 内 容
(3) 栽培と経営 (4) 飼育と経営
(5) 農業経営の改善 (6) 地域農業の振興と集団生活
第3款 各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い
1 農業に関する学科においては,原則として農業に関する科目に充てる総授業時数の10分の5以上を実験・実習に充てるものとする.
2 各科目の指導に当たっては,「農業基礎」との関連に十分配慮するものとする.
3 実験・実習を行うに当たっては.機械,薬剤などによる事故防止の指導を徹底し,安全と衛生に十分配慮するものとする.
4 「農業基礎」については,次のように取り扱うものとする.
(2) 生徒が無理なく専門教育に関する各科目の学習に進むことができるよう,各学科の特色を勘案して効果的な指導計画を立てるものとする.
(3) 内容の(3)については,学科の特色や地域の実態に応じて教材として適切な農業生物を選び,一貫した内容を継続的に取り扱うものとする.
(4) 内容の(1),(2)及び(4)については,内容の(3)と密接に関連づけて履修させることが望ましい.
(2) 宿泊を伴う実習については,特に指導計画を綿密に作成するとともに,生徒指導にも十分配慮するものとする.