第1節 各教科
第1 国 語
生活に必要な国語についての理解を深め,国語を使用する能力をいっそう高める。
2 内 容
いろいろな場を通じて,適切に,要領よく,聞いたり話したりする。
生活に必要な語句,文,文章を正しく読んだり書いたりする。
社会のしくみやはたらきについて理解を深め,社会生活に必要な能力を高める。
2 内 容
(2) 社会や国のいろいろなきまりや法律を知り,それらを守る。
(3) 公共の施設,機関などのはたらきを知り,それらを適切に利用する。
(4) 生産,流通,消費などに関することがらを知る。
(5) いろいろな地域の自然や生活の様子を知る。
生活を合理的にしていくために必要な数学的能力を高める。
2 内 容
(2) 図形や図表を理解し,生活に利用する。
自然の事物・現象についてのしくみやはたらきについて,科学的な知識を習得し,生活に役だたせる。
2 内 容
(2) 生活に関係のある物質や機械・器具の性質,しくみおよびはたらきについて知る。
(3) 自然の事物・現象について理解し,自然と生活との関係を知る。
いろいろな音楽経験を通して,音楽的表現技能や情操を高め,明るくうるおいのある生活ができるようにする。
2 内 容
(2) 正確に美しく独唱,斉唱(せいしょう),合唱,輪唱をする。
(3) 音楽を聞いて感じたことを,からだの動きで表現したりする。
(4) 打楽器や旋律楽器の奏法に慣れ,合奏や独奏をする。
造形活動を通して,造形的表現能力や情操を高め,豊かな生活ができるようにする。
2 内 容
(2) いろいろな材料や用具,工具,機械などの性質や扱い力をじゅうぶん理解して,じょうずに使う。
(3) 自然の風景や絵画,彫刻,工芸,建造物などのすぐれた作品を鑑賞する。
健康や体力についての理解を高め,適切な運動を通して,心身の調和的発達を図り,健康で安全な生活ができるようにする。
2 内 容
(2) 保健に関する理解を深め,よい健康習慣を身につける。
勤労の意義を理解させるとともに,職業生活に必要な能力を高める。
2 内 容
(2) 仲間と協力し,積極的に実習に参加する。
(3) 職業生活についての知識を深め,適切に進路を選ぶ。
(4) 実習や現場実習によって,実際的な職業生活を経験する。
(5) 職業生活に必要な健康管理や余暇利用の方法を知る。
明るく豊かな家庭生活を営む上に必要な能力を高め,態度を養う。
2 内 容
(2) 被服,食物,住居に関する実習をする。
(3) 保育や看護などに関することがらを知る。
(4) 消費や余暇利用の方法などについて知る。
その他特に必要な教科は,学校や地域の実態および生徒の進路,特性等により,特に必要がある場合に,この章の第1から第9までにおいて定める教科のほかに設けることができる。この場合においては,その学校の設置者が,教科の名称,目標,内容等について適切に定めるものとする。
第2節 指導計画の作成と各教科全体にわたる内容の取り扱い
2 各教科の内容の全部もしくは一部を合わせ,または各教科,養護・訓練,道徳および特別活動の内容の全部もしくは一部を統合して,指導計画を作成するに当たっては,生徒の実態に即し,個人差に応ずるよう適切にくふうすることが必要である。
3 指導計画の作成に当たっては,生徒の精神発育の遅滞の状態や経験等を考慮しながら,実際に指導する事項を選定し,配列して,効果的な指導を行なうことができるよう配慮する必要がある。
4 この章の各教科に示されていない内容を加えたり,示されている内容を除いたりして指導するに当たっては,それらの内容を生徒の精神発育の遅滞の状態や心身の発達段階に即応して適切に定めるよう配慮することが必要である。
5 職業および家庭の指導計画の作成に当たっては,職業生活,家庭生活に必要な実際的な知識,技能および態度を身につけさせる指導に重点をおくことがたいせつである。