第1節 国 語
第1 目 標
生活に必要な国語を正確に理解し表現する能力を養い,国語を尊重する態度を育てる。
このため,
2 国語による理解と表現を通して,知識を身につけ,心情を豊かにする。
3 国語による伝達の役割を自覚して,社会生活を高める能力と態度を養う。
4 国語に対する関心を深め,言語感覚を養い,国語を愛護する態度を育てる。
第2 各学年の目標および内容
(2) 書いてある事がらのだいたいを理解しながら読むことができるようにし,また,やさしい読み物に興味をもつようにする。
(3) 身近な事がらについて簡単な文章を書くことができるようにする。
(4) 文字をていねいに書くことができるようにする。
A 聞くこと,話すこと
イ 何についての話かを聞きとり,事がらのだいたいを理解すること。
ウ 要件を落とさずに,簡単な伝言をすること。
エ 相手にわかるように,主語と述語が整っている形で話したり,文末をはっきりさせて話したりすること。
オ たずねられたことに答えること。
イ 幼児語を使わないで話すこと。
イ 声を出さないようにして読むこと。
ウ 拾い読みでなく,語や文として読むこと。
エ 書いてあることのだいたいや筋について考えながら読むこと。
オ 読むために必要な文字や語句を身につけようとすること。
カ わからない文字や語句に注意すること。
イ かたかなのだいたいを読むこと。
ウ 別表の学年別漢字配当表(以下「学年別漢字配当表」という。)の第1学年に配当されている漢字を含めて,70字ぐらいの漢字を読むこと。
エ 主語と述語の照応に注意すること。
イ 文章に書かれていることのなかで興味のあるところを見つけ出すこと。
ウ 場面の様子を想像しながら読むこと。
イ 書く事がらを見つけること。
ウ 聞いたり読んだりしたとおりに,やさしい語や文を正しく書くこと。
エ 経験したことなどの順序をたどって書くこと。
オ 事がらを考えながら,語と語とを続けて簡単な文を作ったり,文と文とを続けて簡単な文章を書いたりすること。
カ 文章を書くために必要な文字や語句を身につけるようにすること。
キ 書いた文や文章を読み返す習慣をつけること。
イ かたかなのだいたいを書くこと。
ウ 長音,拗(よう)音,促音,撥(はつ)音などの表記ができ,また,助詞の「は」,「へ」,「を」を文のなかで正しく書くようにすること。
エ 学年別漢字配当表の第1学年に配当されている漢字を主として,40字くらいの漢字を書くこと。
オ 文のなかでの漢字の使い方がわかること。
カ 読(とう)点(、),の打ち方に注意し,また句点(。)を打つこと。
キ かぎ(「 」)の使い方に注意すること。
ク 主語と述語との照応に注意すること。
イ 文字の形に注意して,筆順に従ってていねいに書くこと。
ウ 点画に気をつけて文字を正しく書くこと。
イ 童話,説話,詩などを読む,事がらをやさしく説明した文章を読む,日常の生活に取材した文章を読むなど。
ウ 共同で文章を作る,文や短い文章を見て書き写す,語句や簡単な文を聞いて書く,身近なことで興味をもったことを文章に書く,想像したことを書くなど。
イ 話し手のほうを見て,静かに聞くこと。
ウ 聞き手のほうを見て,気おくれせずに話すこと。
エ はっきりと返事やあいさつをすること。
オ 話の仲間入りをすること。
(4) 学年別漢字配当表の第1学年に配当されている漢字以外の漢字を指導する場合は,第2学年に配当されている漢字のうちから選ぶものとする。その際,*印を付した漢字を含めるように考慮するものとする。
〔第2学年〕
1 目 標
(2) 書いてある事がらの順序や様子の移り変わりを理解しながら読むことができるようにし,また,やさしい読み物を進んで読むようにする。
(3) 身近な事がらについて順序よく文章を書くことができるようにする。
(4) 文字を正しく書くことができるようにする。
A 聞くこと,話すこと
イ 話されている事がらの順序を考えながら聞くこと。
ウ 要件を落とさずに伝言をすること。
エ みんなに向かって,はっきりと話すこと。
オ 事がらの順序を考えてから話すこと。
カ 相手の話の内容を受けて話そうとすること。
イ ていねいなことばと普通のことばのあることに気づくこと。
イ 声を出さないで読むこと。
ウ 語や文として読むことに慣れること。
エ 書いてあることの概略を読みとること。
オ 時間的な順序や場面の移り変わりを考えながら読むこと。
カ 表現に即して読みとろうとすること。
キ 読むために必要な文字や語句を増すこと。
ク わからない文字や語句を見つけ出すこと。
イ 学年別漢字配当表の第2学年までに配当されている漢字を含めて,220字くらいの漢字を読むこと。
ウ 語句への関心をもつこと。
エ 主語と述語との関係,修飾と被修飾との関係に注意すること。
オ 文と文との続き方に気づき,また,指示語や接続語の役割に気づくこと。
カ 敬体の文章に慣れること。
イ 好きなところや興味をもったところを見分けたり,それらを人に伝えたりすること。
ウ 人物の性格や場面の様子を想像しながら読むこと。
エ かなり長い文章でも終わりまで読もうとすること。
イ 何が最も書きたいかを考え,そのなかで書く事がらを見つけて書くこと。
ウ 聞いたり読んだりしたとおりに,文や文章を正しく書くこと。
エ できごとの順序をたどって書くこと。
オ 内容がよくわかるように,文と文との続き方を考えて文章を書くこと。
カ 文章を書くために必要な文字や語句を増すこと。
キ 書いた文章を読み返して,まちがいなどに気づくこと。
イ 助詞の「は」,「ヘ」,「を」を文のなかで正しく書き,その他のかなづかいにも注意すること。
ウ 学年別漢字配当表の第2学年までに配当されている漢字を主として,140字ぐらいの漢字を書くこと。
エ 学習した漢字を文や文章のなかで進んで使うようにすること。
オ 読(とう)点(、)の打ち方に注意し,また,句点(。)を正しく打つこと。
カ かぎ(「 」)の使い方を理解して,正しく使うようにすること。
キ 主語と述語との関係,修飾と被修飾との関係が正確であるように注意すること。
ク 文と文との続き方について考えること。
ケ 指示語や接続語の使い方に気づくこと。
イ 点画の交わり方,方向などに注意して文字を正しく書くこと。
イ 童話,説話,詩などを読む,説明的な文章を読む,日常の生活に取材した文章を読むなど。
ウ 文や短い文章を見て書き写す。簡単な文を聞いて書く,身近なできごとについて文章を書く,想像したことや感動を書くなど。
イ 話し手の言うことや相手の話を終わりまで聞くこと。
ウ おちついてはきはきと話すこと。
エ 進んで話すようにすること。
オ 一つのことを中心にみんなで聞いたり話したりすること。
〔第3学年〕
1 目 標
(2) 文章の要点を正しく読みとることができるようにし,また,いろいろな読み物を読もうとする態度を養う。
(3) 事がらをまとめて簡単な構成の文章を書くことができるようにする。
(4) 文字の形や点画などに注意して正しく書くことができるようにする。
A 聞くこと,話すこと
イ 要件を落とさずに話をすること。
ウ その場の状況に応じて適切な大きさの声で話すこと。
エ 聞き手に内容をわからせるために順序を考えて話したり,また,話の要点を考えて話したりすること。
オ 相手の話の内容を受けて話すこと。
イ 相手やその場の状況に応じて,ていねいなことばを使うようにすること。
イ 黙読すること。
ウ 正しくくぎって適当な速さで読むこと。
エ 要点をおさえて読むこと。
オ 表現に即して読みとろうとする習慣をつけること。
カ 表現のすぐれているところに気づくこと。
キ 読むために必要な文字や語句を増すこと。
ク わからない文字や語句を見つけ出すこと。
イ 語句への関心を増すこと。
ウ 文のなかでの語句のかかり方に注意すること。
エ 文と文との接続の関係に注意すること。
オ 文章の敬体と常体との違いに住意すること。
イ 読んだ内容について感想をもったり,自分ならどうするかなどについて考えたりすること。
ウ 人物の気持ちや場面の情景を想像しながら読むこと。
エ 読んだ内容について話し合い,ひとりひとりの感じ方や考え方には違う点があることに気づくこと。
オ 長い文章でも終わりまで読み通すこと。
イ 書く必要のあることを整理して書くこと。
ウ 書こうとするものをよく見て書くこと。
エ 大事なことを落とさずに書くこと。
オ 書く事がらごとにくぎりをつけて文章を書くこと。
カ 語と語との続き方に注意して文を整えて書いたり,文と文との続き方を考えて文章を書いたりすること。
キ 文章を書くために必要な語句を増し,また,正しく文章のなかで使うこと。
ク 書いた文章を読み返して,まちがいなどを正すこと。
イ 送りがなに注意し,また,活用についての初歩的な意識をもつこと。
ウ 学年別漢字配当表の第3学年までに配当されている漢字を主として,310字ぐらいの漢字を書くこと。
エ 学習した漢字を文章のなかで正しく使うようにすること。
オ 文の必要な箇所に読(とう)点(、)を打つようにすること。
カ かぎ(「 」)を正しく使うこと。
キ 文のなかでの語句のかかり方をはっきりさせて正しく書くこと。
ク 文と文との接続の関係に注意すること。
ケ 指示語や接続語の使い方に注意すること。
イ 文字の組み立て方に注意して,形を整えて書くこと。
ウ 毛筆を使用して,文字の点画の長短,始筆,終筆(とめ,はね,払い)などの筆づかいに注意しながら,文字をていねいに書くこと。
イ 物語,逸話や伝記,詩などを読む,説明的な文章を読む,日常の生活に取材した文章を読むなど。
ウ 観察したことや学級などのできごとを書く,手紙を書く,読書の感想を書く,想像したことや感動を書くなど。
イ 聞き手によくわかるように話そうとすること。
ウ 相手やその場の状況に応じて聞いたり話したりするようにすること。
〔第4学年〕
1 目 標
(2) 段落ごとの要点の相互の関係をつかんだり文章の中心点をおさえたりしながら正確に読みとることができるようにし,また,読み量をふやすとともに読書の範囲を広げるようにする。
(3) 段落ごとの構成を考えて事がらにまとまりのある文章を書くことができるようにする。
(4) 文字の形や配列のしかたに注意して,読みやすく正しく書くことができるようにする。
A 聞くこと,話すこと
イ 適切な音量や速さで話すこと。
ウ 意味のまとまりごとにくぎりをつけて話したり,中心点がはっきりするように話したりすること。
エ 考えをまとめてから話すこと。
オ 相手の言おうとすることを正しく聞くとともに,話題からそれないように話し合うようにすること。
イ 必要な場合は,ていねいなことばを正しく使うこと。
ウ 共通語と方言とでは違いがあることを理解し,また,必要な場合には共通語で話すようにすること。
イ 黙読に慣れること。
ウ 文章を段落ごとにまとめて読み,それぞれの段落と文章全体との関係を考えること。
エ 必要なところを細かい点に注意して読むこと。
オ 読むために必要な語句の量を増すこと。
カ 語句の意味を文脈にそって考えること。
キ わからない文字や語句について辞書を利用して調べる方法を理解すること。
イ 語句の組み立て方がわかること。
ウ 文のなかでの意味のまとまりや語句のかかり方に注意すること。
エ 文と文との接続の関係に注意し,また,文章における段落相互の関係にも注意すること。
オ 文章の敬体と常体との違いを理解すること。
イ 表現に即して場面やその情景を思い描くこと。
ウ 読みとったことについて話し合い,ひとりひとりの受け取り方の違いについて考えること。
エ 本を読んで必要な知識や情報を得ること。
オ 内容を理解しながら,速く読むようにすること。
カ むずかしいと思う文章でも読み通す態度を身につけること。
イ 書く必要のあることを整理してから書く習慣をつけること。
ウ 事象を客観的に文章に書き表わすこと。
エ 書こうとすることの中心が明確になるように書くこと。
オ 段落を考えて書き,また,段落と段落との続き方にも注意して書くこと。
カ 文章を書くために必要な語句を増し,また,適切に文章のなかで使うこと。
キ 文章を書くときの辞書の利用のしかたがわかること。
ク 書いた文章を読み返して,まちがいを正したり,いっそうよい文章に書き改めたりすること。
イ 学年別漢字配当表の第4学年までに配当されている漢字を主として,500字ぐらいの漢字を書くこと。
ウ 学習した漢字を文章のなかで正しく使うようにすること。
エ 句読(とう)点(、と。)の打ち方を適切にし,また,段落ごとに行を改めて書くこと。
オ 文と文との接続の関係に注意し,また,文章における段落相互の関係にも注意すること。
カ 文と文との意味のつながりを考えながら,指示語や接続語の使い方に注意すること。
イ 文字の大きさや配列に注意して書くこと。
ウ 毛筆を使用して,文字の点画の交わり方,方向などに注意しながら,文字を正しく書くこと。
イ 物語,伝記,詩などを読む,説明,報道などを読む,日常の生活に取材した記録や報告を読むなど。
ウ 行事やできごとを書く,手紙を書く,研究の記録を書く,読書の感想を書く,想像したことや感動を書くなど。
イ 相手の気持ちや立場を考えながら話すこと。
ウ 自分ばかりで話さず,相手の話も聞くようにすること。
(4) 第4学年において,ロ一マ字による日常ふれる程度の簡単な単語の読み書きを指導するものとする。
〔第5学年〕
1 目 標
(2) 文章の主題や要旨を理解しながら読むことができるようにし,また,読み物を自分で選択することができるようにする。
(3) 文章全体の構成を考えて主題や要旨のはっきりした文章を書くことができるようにする。
(4) 調和のとれた文字の書き方や配列のしかたを理解して,整えて書くことができるようにする。
A 聞くこと,話すこと
イ 要旨のはっきりした話をすること。
ウ メモや要点を書いたものなどをもとにして話すこと。
エ 話題からそれないように話し合うこと。
オ 正しいことばづかいで話すこと。
イ 日常よく使われる敬語を正しく使うこと。
ウ 必要な場合には共通語で話すこと。
イ 文章の主題や要旨をつかむこと。
ウ 表現に即して文や文章の細かい点まで読みとること。
エ 読むために必要な語句の範囲を広げること。
オ 語句の意味を文脈にそって正しく理解すること。
カ わからない文字や語句を辞書で調べること。
イ 語句は使い方のうえでいろいろな役目をしていることに気づくこと。
ウ 文のなかでの語句のかかり方を理解し,文の組み立てに注意すること。
エ 文と文との接統の関係,文章における段落相互の関係などを理解すること。
イ 人物の気持ちや場面の情景が書かれている箇所について味わって読むこと。
ウ 書き手のものの見方や考え方について考えること。
エ 自分の読書のしかたを反省して,その向上を図ること。
オ 調べるために読むこと。
カ 読む速さを増すようにすること。
イ 必要な事がらを観点ごとに整理して文章を書き,生活や学習に役だてるようにすること。
ウ 主題や要旨の明確な文章を書くこと。
エ 段落のはっきりした文章を書き,また,段落と段落との関係がわかる文章を書くこと。
オ 文や文章の組み立てや語句の使に方に注意して書くこと。
カ 文章を書くときに辞書を利用しようとすること。
キ 書いた文章を読み返して,叙述のしかたについていっそうくふうしてみること。
イ 学年別漢字配当表の第5学年までに配当されている漢字を主として,680字ぐらいの漢字を書くこと。
ウ 知っている漢字を文章のなかで適切に使うようにすること。
エ 文と文との接続の関係,文章における段落相互の関係などをはっきりさせて書くこと。
オ 指示語や接続語を正しく使うこと。
カ 敬体と常体とを使い分けて文章を書くこと。
イ きめられた形式に合うように書くこと。
ウ 毛筆を使用して,文字を正しく整えて書くこと。
イ 物語,伝記,詩などを読む,説明,報道などを読む,記録や報告を読むなど。
ウ 行事やできごとについて書く,手紙を書く,記録を書く,感想を書く,詩などを書くなど。
イ 相手の言うことを尊重して話し合うこと。
〔第6学年〕
1 目 標
(2) 読む目的や文章の種類,形態などに応じて適切な読み方ができるようにし,また,適切な読み物を選んで読む習慣をつけるようにする。
(3) 文章全体の構成を考えて,表現しようとする内容にふさわしい文章を書くことができるようにする。
(4) 目的に応じた文字の書き方を理解して,正しく整えて書くことができるようにする。
A 聞くこと,話すこと
イ 根拠を明らかにして話をすること。
ウ 話す時間や事がらの順序などを考えて,計画を立ててから話すこと。
エ 時間や話題の順序などを考えて計画的に話し合ったり,また,話し合いの結果をまとめたりすること。
オ 正しいことばづかいで話すこと。
イ 日常よく使われる敬語の使い方に慣れること。
ウ 必要な場合には共通語で話すこと。
イ 事象の記述と書き手の感想や意見などとを判別して読むこと。
ウ 文章の組み立てや叙述に即して正確に読むこと。
エ 書いてあることの要点を抜き出したり全体を要約したりし,また,読む目的にそって必要な事項を読みとるようにすること。
オ 読むために必要な語句の範囲を広げること。
カ 語句の意味を文脈のなかでとらえること。
キ わからない文字や語句を辞書で調べながら文章を読む習慣をつけること。
イ 語の由来などに関心をもつこと。
ウ 文や文章における語句と語句との照応などに注意すること。
エ 文と文との接続の関係,文章における段落相互の関係,それぞれの段落と文章全体との関係などを正しく理解すること。
イ 描写や叙述のすぐれた箇所を読み味わうこと。
ウ 自分の生活や意見と比べなから読むこと。
エ 調べるために読み,結論をまとめて課題の解決に役だたせること。
オ どんな本がよいかを見分け,目的に応じて適切な本を選ぶこと。
カ 目的に応じて適切な速さで読むこと。
イ 必要な事がらを落とさずに文章に書き,生活や学習に役だてること。
ウ 書く目的によってそなえるべき要件を知り,それらを落とさずに書くこと。
エ 必要に応じて文章を簡単に書いたり詳しく書いたりすること。
オ 文や文章の組み立てや語句の使い方についてくふうすること。
カ 文章を書くときに辞書を利用すること。
キ 書いた文章を読み返して,より効果的な叙述のしかたについてくふうすること。
イ 当用漢字別表の漢字を主として,当用漢字のうち800字ぐらいの漢字を書くこと。
ウ 漢字の役割を理解して,知っている漢字を文章のなかで適切に使うようにすること。
エ 文章における段落相互の関係,それぞれの段落と文章全体との関係などをはっきりさせて書くこと。
オ 指示語や接続語を適切に使うこと。
カ 文章を書く目的に応じて敬体と常体とを使い分けて書くこと。
イ いろいろな形式に従って書くことに慣れること。
ウ 毛筆を使用して,文字の形や大きさなどに注意しながら字くばりよく書くこと。
イ 物語,伝記,詩などを読む,説明,報道などを読む,記録や報告を読むなど。
ウ 経験やできごとについて書く,手紙を書く,記録や報告を書く,感想を書く,詩などを書くなど。
イ 目的を考えて話し合うこと。
第3 指導計画の作成と各学年にわたる内容の取り扱い
2 国語の指導の効果をいっそう高めるため,児童の言語活動が常に正しく行なわれるような言語環境を整えるよう留意することが必要である。
3 言語の能力は適切な言語活動を通して養われることを考えて,児童の聞き,話し,読み,書く活動が主体的になされるように指導することが必要である。
4 年間の指導計画を立てるに当たっては,次のような点に留意するものとする。
(2) 各学年の内容および内容の取り扱いに示す事項については,当該学年より前の学年においてその指導の準備をしておくことが有効であると考えられる場合には,前の学年で初歩的な形で取り上げてもさしつかえないこと。また,発展的な指導をする必要があると考えられる場合には,その後の学年で程度を高めて取り上げてもさしつかえないこと。
(3) 学習活動を組織するに当たっては,当該学年の目標を根底におき,学年の段階に応じた適切な言語活動を選び,当該学年の内容および内容の取り扱いに示す事項を組み入れること。
(4) 内容の指導に当たっては,児童の必要と能力に応じて話題や題材を選定し,聞き,話し,読み,書く活動に有機的な関連をもたせ,それらの活動が総合的に展開されるよう計画することを原則とすること。その場合,目標を明確にし,指導の中心をはっきりさせておくことが必要であること。なお,作文および書写の指導については,学級の実態や指導の効果を考慮して,特にそれだけを取り上げて指導するほうがよいと考える場合には,そのような計画を立て,指導してもさしつかえないこと。
(5) 読むことの指導については,日常における児童の読書活動も活発に行なわれるようにするとともに,他の教科における読書の指導や学校図書館における指導との関連をも考えて行なうこと。また,児童の読む図書の選定に当たっては,国語科の目標を根底にして,人間形成のため幅広くかたよりのないようにすること。
(6) 作文を主とした指導については,各学年とも国語の総授業時数のうちの2/10〜3/10程度を充てるようにし,また,実際に文章を書く機会をなるべく多くするようにすること。
(7) ことばに関する事項については,聞き,話し,読み,書く活動のなかに含めて指導するのを原則とすること。
ただし,発音,文字などくり返して学習させることが必要と認められるものについては,特にそれだけを取り上げて学習させることとしてもさしつかえないこと。
また,聴覚,音声,言語に障害のある児童については,その障害の状態に応じて指導するよう配慮するものとする。
6 硬筆を使用する書写の指導は,すべての学年で行なうものとする。
また,毛筆を使用する書写の指導は,第3学年以上の各学年で行ない,文字の筆順を正し,字形を正確に理解して,文字を正しく整えて書かせるようにするものとする。なお,毛筆を使用する書写の指導に充てる授業時数は,各学年それぞれ年間20時間程度とするものとする。
7 話題や題材の選定に当たっては,児童の発達段階に即応して,次のような観点のものをかたよりなく選ぶものとする。
(2) 論理的思考力や科学的態度を養うのに役だつもの
(3) 想像力や情操を豊かにするのに役だつもの
(4) 人間性を豊かにし,他人と協力し合う態度を育てるのに役だつもの
(5) 自然や人生に対して正しい理解をもたせるのに役だつもの
(6) 正しい判断力や創造的精神を養うのに役だつもの
(7) 常に正しく強く生きようとする意志をつちかうのに役立つもの
(8) わが国の国土や文化,伝統について理解と愛情を育てるのに役立つもの
(9) 日本人としての自覚をもって国を愛し,国家,社会の発展に尽くそうとする態度を養うのに役立つもの
(10) 世界の風土や文化などに理解をもたせ,国際協調の精神や世界的視野を養うのに役立つもの
別 表
学 年 別 漢 字 配 当 表
一 学 年 |
一二三四五六七八九十日月火水木金土左右上下大中小目耳口手足人子女先生
赤青白山川田森雨花石本正 (46字) |
二 学 年
|
*** * * * *** *
雲円王音何夏家会海外学間気汽休牛京玉空犬見元戸古工光行考校高合谷国黒 * * * * * * * * * * 今作糸思紙字時車秋出春書少色心西声夕切雪千前組早走草村多男池地知竹虫 * * ** * * * * 町長鳥朝天冬東道読南入年馬麦半百父風分文米歩母方北名明毛門夜友用来力 ** 立林話 (105字) |
三 学 年
|
* * * **** * ** *
悪安暗意引運駅園遠屋温化科荷歌画回貝界開絵角活寒感岸岩顔記起帰期客究 *** * ** * *** ** * * * 急級球去魚教強橋局近銀苦君兄形計決県研原庫午後語公広交向黄号根才細算 * * ** * * * * ** 止仕市死使始指次寺自事持室実社者弱主取首受終週集住重所暑助昭勝乗場食 * *** *** ** * * * ** *** 申身新神深進親図数世星晴船全送太体待台第炭茶着注柱昼追通弟鉄店点電都 ** *** ** * * ** * 度刀当投島答頭同動肉波配買売畑発坂板番皮美表病品負物聞平返勉毎妹万鳴 * * *** 面野役由遊葉様曜落楽里理流旅両礼和 (187字) |
四 学 年
|
* * **** * * *
愛案衣以囲位医委育印員院飲泳英塩横加貨芽改械階害覚官関館観願季喜旗器 * ** * * * * * ** * * 機宮挙共協鏡競業曲極具郡係景軽芸血結建言固湖幸航港告差祭菜最材昨刷察 ** * * ** *** * ** * 散産残士史司姉歯詩試式失写借守酒種州拾習順初消唱商章照焼植臣信真成清 * * ** *** ** * ***** 勢静整席積節線戦選然争相速息族続卒孫他打対隊代題達短談治置帳調直丁定 * * *** * * ** * * ** *** 底停庭的転徒努湯登等燈堂童働内熱農反飛悲費鼻必氷秒不夫付府部服福粉別 * * ***** *** * * * 変便包放法望末味脈民命問薬油有勇予洋陽利陸良料緑輪類冷歴列連練路老労
録 (205字) |
五 学 年
|
* * * * * * *** *
圧易胃移因栄永衛液演央往応億恩仮果河過価課賀快解各格確完漢管慣希寄規 * * *** * * * * * ** * ** 紀技義議久求救給居許漁興均区句軍群型経欠件健験限現個護功厚候康講鉱査 * * * * * * ** 際在殺雑参蚕酸賛氏支示志師似辞識質舎謝収周修宿祝術準序承省賞常情織性 * ** ** * * * * * ** 政精製責績折接設説浅銭祖素倉想総造象像増則側測帯貸単団築貯張腸低敵適 ** * * **** * ** * ** 典伝統銅導特毒独任念燃能破敗倍博飯比非肥備筆俵票標貧布婦武副復仏兵辺 ** * * ** * ** 編弁保報防貿牧満務無迷綿約輸余要容養浴留量領令例 (194字) |
六 学 年
|
** * ** *** ** * ** ** **
異遺壱営益延可我革拡額株刊幹勧歓眼基貴疑逆旧供境勤禁訓系敬潔券兼険検 * * * * ** ***** ** ** * 絹憲権減厳己故誤后孝効皇耕構穀混再災妻採済財罪策至私視詞資児釈授需宗 * * ******* * *** * * * * 衆就従述純処諸除招称証条状職仁推是制聖誠税舌絶宣専善創蔵俗属存損尊退 ** ** ** *** *** **** 態断忠著賃提程展党討得徳届難弐認納派拝犯判版否評富複奮陛補墓豊暴未盟 * ** 訳預欲律率略臨論 (144字) |
(備考)
域宇羽映沿灰街閣割干巻看簡丸危机揮弓吸泣胸郷筋径警劇穴源呼好紅降鋼刻
骨困砂座裁冊姿誌磁射捨尺若樹縦縮熟署将笑傷障城蒸針垂寸染泉洗奏窓層操
臓宅担探段暖値仲宙庁兆頂潮痛糖乳脳肺背俳班晩批秘腹閉片宝訪亡忘棒枚幕
密模矢郵優幼羊翌乱卵覧裏朗 (115字)