1.目 標
高等学校の体育は,中学校における体育学習を基礎に,この時期の生徒の発達上の必要を満たすために適当な,また卒業後の生活でも親しみやすい運動の学習,および生徒の心身の発達と運動との関係や,生活と運動との関係などについて理解を深めるための学習を通して生徒の成長・発達の完成を助け,かつ運動を自主的に活用して,生活を健全に豊かにするために必要な能力や態度を育てようとする。
高等学校の時代は,身体的発達についてみると,女子はほぼこれを完了し,男子も完了に近づく時期である。また知的な欲求や社会的関心が高まるとともに,生徒の進路や特性が明らかになってくる。
したがって,この時期の体育は男女差や個人差をじゅうぶん考慮しながら,身体的発達の完成を助けるとともに,望ましいグループ活動への参加を促進し,運動による健全なレクリエーション生活の基礎を強化することが必要である。
このような立場から「体育」の目標をあげれば次のようになる。
1.運動によって身体的発達の完成を助ける。
2.内 容
体育の内容は,体育理論と運動との二つの領域から成っており,いずれの課程においてもこの二つの領域にわたって指導することが必要である。
1.体育理論の内容
体育理論の内容は,生徒の現在および将来の生活にとって必要な,体育に関する基本的な知識を一応系統的にまとめたものである。
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1 身体的目標に関連して
(1)個人的種目の特性や方法を理解する。 (2)よい体格をつくる。 (3)正しい姿勢をつくる。 (4)身体的固癖を予防きょう正する。 (5)徒手体操をつくり活用する。 (6)走力・跳力・投力・懸垂力その他の基礎的な運動能力を高める。 (7)筋力・持久力を強める。 (8)身体をよく支配できる。 (9)自己の体力を判断できる。 (10)正しい練習法を身につける。 (11)個々の技能について要点を評価できる。
2 社会的目標に関連して (1)他人の健康や安全に注意する。 (2)他人の立場を尊重して,礼儀正しく行動する。 (3)正しい権利に従い,規則を守る。 (4)勝敗に対して正しい態度をとる。 (5)集団行動が自主的にできる。
3 レクリエーション的目標に関連して (1)体力に応じてレクリエーションとして活用する。 (2)競技会を計画し,運営できる。
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1 身体的目標に関連して
(1)団体的種目の特性や方法を理解する。 (2)よい体格をつくる。 (3)筋力・持久力を強める。 (4)ボールゲームに必要な諸技能を伸ばす。 (5)正しい練習法を身につける。 (6)技能の要点を評価できる。
2 社会的目標に関連して (1)他人の健康や安全に注意する。 (2)他人の立場を尊重して,礼儀正しく行動する。 (3)正しい権威に従い,規則を守る。 (4)勝敗に対して正しい態度をとる。 (5)グループの一員として役割をもち協力して責任を果す。 (6)リーダーの能力を身につける。 (7)集団行動が自主的にできる。 (8)チームワークを評価できる。
3 レクリエーション的目標に関連して (1)体力に応じてレクリエーションとして活用する。 (2)競技会に参加する。 (3)規則をつくり,運用する。 (4)競技会を計画し,運営できる。
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1 身体的目標に関連して
(1)レクリエーション的種目の特性や方法を理解する。 (2)各種目についてなるべく広く経験して必要な技能をもつ。 (3)自分に適した運動を選ぶ。 (4)正しい練習法を身につける。 (5)技能の要点を評価できる。
2 社会的目標に関連して (1)他人の健康や安全に注意する。 (2)他人の立場を尊重して,礼儀正しく行動する。 (3)正しい権威に従い,規則を守る。 (4)公共の施設用具を正しく活用する。 (5)集団行動が自主的にできる。
3 レクリエーションク的目標に関連して (1)レクリエーションの時間をつくり,よく活用する。 (2)健全なレクエーショングループをつくる。 (3)健全なレクリエーション活動に参加する。 (4)施設や用具の選択ができる。 (5)施設や用具の管理ができる。 (6)規則をつくり,運用する。 (7)健全なグループ活動を計画し,運営する。 (8)よい作品や演技を鑑賞する。
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各運動種目に含まれる技能的内容にはいろいろあるが,ここではおもな運動種目について高等学校の段階として通常の場合取り上げることが望ましいものを示した。
この技能的内容は,前に示した「運動の分類に応ずる内容」と密接な関連をもつものであり,両者は別個にあるものではないので,指導計画をたてる場合や,学習活動を展開する場合には,両者の関連をじゅうぶん考慮する必要がある。
次に示す技能的内容は,各運動種目ごとにいくつかに分類して示したが,これは内容を示す便宜のためであり,指導の順序を示すものではない。
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1 腕の運動
指・手首・腕の屈伸・回旋 腕の挙・振 腕立て伏臥(が)腕屈伸 2 あしの運動 足首の屈伸・回旋 ひざの屈伸 あしの各方振・側開・前後開 3 首の運動 屈 転 回旋 4 からだの運動 胸の伸展 体の前屈・後屈・側屈 体の前倒・後倒・側倒 体の側転・回旋 |
○各部の結合運動
○初めの姿勢に変化をつける
○補助や用具や固定施設を利用した強度の運動
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1 主として柔軟さを養う運動
基本の運動を正しく行い,かつその程度を高める。 2 身体の固癖を予防きょう正する運動 (1)肩擬り症 腕の上振・回旋・側開 胸の伸展 (2)円背 首の運動 腕の上振(伸)・側開 胸の伸展 体の前後屈 (3)脊柱側わん 体の側屈 (4)腰部円背 体の前後屈・回旋 (5)0脚,X脚 ひざの屈伸 3 各種競技や作業に適した運動の構成 (1)各種競技に適した運動 (2)各種作業に適した運動 4 その他の体操 (1)一連の体操を身につける。(例ラジオ体操,自校体操) (2)自己の体操を作り,生活化する。 |
(1)基本の内容は,全身の均せい調和的発達と内臓の機能を促進する,主として身体的発達に関する身体各部の基礎的な運動と,それらのいくつかの総合的な運動と,さらにその程度を増すための運動とである。
(2)応用の内容は徒手体操のもつ生活上の意義から,主として身体の柔軟さを養い,固癖を予防きょう正して正しい姿勢に対する関心を高め,あるいは各種競技に適した準備運動・整理運動(補助・補償を含む)として,さらには一連の体操を身につけたり,自己の体操を作ることによって現在および将来の生活に起りやすい身体上の欠陥を除去し,健康を増進するなどの問題を合理的に解決するための,体操の効用面を表わしたものである。
(3)できるだけ学年または学期の初めに徒手体操の指導を計画して,その正しい基礎的指導を徹底し,それを他の運動の展開にあたって活用させる。
(4)形式を重要な手がかりとしながらも,運動をできるだけ自然に律動的に行い,身体各部を可能な極限まで動かし,大きく力強く実施するように指導する。
(5)身体の固癖を予防きょう正する運動のような場合でも,特定の局部的分解運動としてでなく,できるだけ全身的な総合運動として指導する。
(6)徒手体操をいっそう有効にさせるため,巧技に属する運動(個人の能力や男女の性にふさわしいもの)を併用する。
(7)各種の競技種目に応じた体操は,その競技の特性に従って補助・補償・調整を兼備した一連の体操であることが望ましく,巧技を併用し,器具を利用することも効果的である。
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1 懸垂移行 △2 け上がり △3 ともえ △4 振り上がり
△5 二,三種目の連続 |
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1 各種片(両)足とび
2 跳上下(各種姿勢) 3 各種腕立とび越し 4 単なわとび(長短) 複なわとび(長短) |
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△1 各種前転 △2 各種後転 △3 腕立側転 △4 腕立後方転回
△5 走り前宙返り |
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△1 倒立歩行 2 よつあし歩・走(巧ち性の高いもの) |
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1 片足立(各種姿勢)
2 平均立および歩(台上) 3 腕立片足旋回 △4 腕立水平 △5 倒立 |
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1 肩上水平
△2 やぐら倒立 △3 ピラミッド |
(1)上の表において△印のものは男子のみに適するものを示す。
(2)巧技の内容は,この運動の性質によって,懸垂・跳躍・転回・歩行・平均・組立に分類した。
(3)各種片(両)足とび・倒立・歩行は徒手体操の中にも属するが,巧ち性の高いものとして一応この中に入れた。
(4)巧技では個人的能力をじゅうぶん伸ばすため,各類型の運動にわたって取り扱い,生徒の興味を中心とし,体力に応じたものを選択する。
(5)同一類型の種目を長時間連続的に指導するよりは,適当に間隔をおいて長期にわたって指導するほうが効果的である。
(6)テストや競技により進歩の状況を自覚させる。
徒手体操と併用し,また体操競技の形式を採用すると効果的である。
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1 規制と審判法
2 記録のしかた 3 競技会の運営 |
(1)陸上競技の特殊性は,各自の能力がテストできる点にあり,したがってその計画は身体や基礎的運動能力の円満な発達を促進するという角度からこれを立て,できるだけ測定の機会を持つように指導することが必要である。
(2)個人差がはっきり現れる運動であるから,常に競技して記録を争う学習形式におちいることなく,よいフォームを作ることやチームでリレーすることなどに主眼を置く指導も取り入れるとか,あるいは能力別グループ内における混成競技を取り入れるなど,できるだけ多くの生徒が,なんらかの機会に自己の特長を発見するように考慮する。
(3)走距離,砲丸の重量,跳躍種目の選択,障害の高さ等については,学習者の一般的能力をよく調査観察し,実態に即するように考える。
(4)季節的取扱に注意し,特に寒冷時においては,短距離走・跳躍・投てき種目の実施を避ける。
(5)女子の長距離走は,競走ではなく,一定時間内の持久走をねらいとし,指導過程においては適宜歩行をそう入し,漸次その能力を高めるようにする。
(6)砲丸投げの指導にあたっては,管理に注意し,投てき練習上の規則(たとえば,交差して投げない,順番を守るなど)を定め,それを厳に守らせるようにする。
(7)障害(ハードル)は必ずしも規則にこだわることなく,腰かけや簡易な竹ハードル等を利用するものとし,その高さは,漸次これを高めるのがよい。ハードルの高さは男女とも最高76cmにとどめるのがよい。
(8)競技会の運営については,規則や審判法に関する知識を深め,公平な態度で判定する能力を主眼として指導する。
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1 基本姿勢 2 四股 3 伸脚 4 仕切り(立合い) 5 攻め
6 防ぎ 7 受身 8 前さばき 9 運足 10 調体 |
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1 押し 2 突き 3 寄り
4 押し合い 5 突き合い 6 寄り合い |
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1 ひねり(腕を中心とする)……巻き落し,突き落しなど
2 そり(首を中心とする) ……居ぞり,うっちゃりなど 3 投げ(腰を中心とする) ……上手投げ,出し投げなど 4 掛け(足を中心とする) ……外掛け,掛投げなど |
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1 規則 2 審判法 3 簡易な試合 4 正式な試合
5 競技会の運営 |
(1)基本の内容は,すもうを学習する場合の基本的なものとして示した。
(2)応用の内容は,すもうのわざを概括的に示したものであり,この内容を指導する場合は,安全度の高いものを選び,適切に指導する。
(3)基本動作や基本練習に重点をおいて指導し,特に組み合った際に相手の帯や着物などを握らないように指導する。
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体さばき
くずし−つくり−かけ 受身 |
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1 背負い投げ 2 体落し |
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1 浮腰 2 つりこみ腰 3 払い腰 4 大腰 | ||
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1 ひざ車 2 出足払い 3 大外刈り 4 送り足払い
5 大内刈り 6 小内刈り 7 ささえつりこみ足 8 払いつりこみ足 9 内また |
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ともえ投げ | ||
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おさえわざ | 1 けさ固め 2 肩固め 3 上四方固め 4 横四方固め
5 縦四方固め |
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1 腕がらみ 2 十字固め | ||
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1 足わざから足わざへ(大内刈り−払い腰)
2 腰わざから手わざへ(払い腰−体落し) |
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1 足わざを足わざで(小内刈り−ひざ車)
2 腰わざを足わざで(払い腰−小外刈り) 3 足わざを手わざで(出足払い一体藩し) |
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1 規則と審判法 2 簡易な試合
3 正式な試合 4 競技会の運営 |
(1)基本の内容は柔道を学習させる場合の基礎となる動作や技能を含めた。
(2)応用の内容は,投げわざ・固めわざ・わざの連絡の三つにわけた。この中の固めわざでしめわざを除いてあるのは,できるだけ安全な指導がなしうるようにするためである。
しかし,生徒の技能の程度が高く,また専門の指導者がいる場合にはこのわざを指導してもさしつかえない。
(3)わざの連絡における「連絡わざ」というのは,同一人が自分のわざを連絡していく場合のことをいい,また「返しわざ」というのは,相手のわざに応じて自分のわざを変化させていく場合のことをいうのであるが,この名称はいずれも便宜的につけたものである。
なお,わざの連絡の場合は多数あるので,ここではいくつかの例を示すにとどめた。したがって,これを指導する場合は,既習のわざを利用して,なるべく多くのわざの連絡を身につけさせることが必要である。
(4)中学校で履修してきた生徒にはわざの連絡や試合などの内容に重点をおき,高等学校ではじめて履修する生徒には,基本の内容や応用技術の基礎的な内容に重点をおいて指導する。
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1 自然体 2 中段の構え 3 上段の構え 4 下段の構え | |
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1 歩み足 2 送り足 3 継ぎ足 4 開き足 | ||
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1 上下振り 2 斜め振り | ||
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1 面(正・左・右) 2 小手(右) 3 胴(左右) 4 突き | ||
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1 連続左右面 2 正面−連続左右面 | ||
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払いわざ | 1 払い面 2 払い小手 3 払い胴 4 払い突き |
かつぎわざ | 1 かつぎ小手 2 かつぎ面 3 かつぎ胴 | ||
ひきわざ | 1 ひき面 2 ひき小手 3 ひき胴 | ||
二・三段のわざ | 1 小手−面 2 小手−胴 3 面−胴 4 突き−面
5 突き−小手 6 面−面 7 小手−面−胴 |
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片手わざ | 1 片手面 2 片手突き | ||
上段わざ | 1 上段から面 2 上段から小手 3 上段から胴 | ||
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すり上げわざ | 1 面すり上げ面 2 面すり上げ胴
3 面すり上げ小手 4 小手すり上げ小手 5 小手すり上げ面 6 突きすり上げ面 |
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打ち落しわざ | 1 胴打ち落し面 2 突き打ち落し面 | ||
返しわざ | 1 面返し胴 2 面返し面 3 小手返し小手 4 胴返し胴 | ||
抜きわざ | 1 面抜き胴 2 面抜き面 3 面抜き小手
4 小手抜き小手 5 小手抜き面 |
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1 規則と審判法2 簡易な試合
3 正式の試合 4 競技会の運営 |
(1)基本・応用の各技術とも,中学校のしない競技との関連を考え剣道としての基礎的なものを示した。
(2)中学校でしない競技を履修してきた生徒には応用技術や試合などに重点をおいて指導する。
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°1 自然体 °2 中段の構え 3 上段の構え
4 下段の構え |
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°1 歩み足 °2 送り足 °3 継ぎ足 °4 開き足
°5 踏み込み足 |
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°1 上下振り °2 斜め振り | ||
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1 正面 2 左右面 3 連続面 | ||
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°1 面(正左右) °2 小手(右)
°3 胴(左右) 4 小手(左) 5 突き(喉頭部) |
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払いわざ | °1 払い面 °2 払い小手 3 払い胴 |
とび込みわざ | °1 とび込み面 °2 踏み込み面 | ||
出はなわざ | 1 出ばな面 2 出ばな小手 | ||
かつぎわざ | かつぎ小手 | ||
ひきわざ | °1 ひき面 2 ひき胴 | ||
まわしわざ | °1 まわし小手 2 まわし面 3 まわし胴 | ||
二・三段のわざ | °1 小手−面 °2 小手−胴 °3 面−胴 4 突き−面
5 突き−小手 6 面−面 7 小手−面−胴 |
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うけわざ | °1 面うけ面 °2 胴うけ面 °3 小手うけ小手 | |
すり上げわざ | 1 面すり上げ面 2 小手すり上げ小手 3 小手すり上げ面 | ||
打ち落しわざ | °1 胴打ち落し面 °2 小手打ち落し小手
°3 面小手打ち落し面 |
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返しわざ | 1 面返し胴 2 小手返し小手 3 面返し面 | ||
抜きわざ | 1 面抜き胴 2 小手抜き胴 3 面抜き面 | ||
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1 簡易な試合 2 正式の試合
3 規則と審判法 4 競技会の運営 |
(1)中学校との関連を明らかにするため,その技能内容もあわせて示した。○印のものは中学校の内容としても考えられる。
(2)中学校から連続して,しない競技を学習する生徒には,○印のわざは復習的に取り扱い,それ以外のわざを主として指導する。
(3)高等学校ではじめて学習する生徒には,○印のわざに重点をおいて指導し,その後で高等学校の段階のわざを指導する。
(4)技術の指導は,反覆練習によって個々のわざの正確度を増すことも必要であるが,総合的な練習や簡易な試合によって,個々のわざを適切に活用できるように指導することがより重要である。
団 体 的 種 目 |
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1 パスとレシーブ 2 トスアップ 3 タッチ
4 キル〔スパイク) 5 サーブ 6 ネットプレイ |
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1 攻撃
(1)三段戦法(遅攻法) (2)速攻法 (3)フェント戦法 (4)攻撃のシステム 2 防禦(ぎょ) (1)防御(ぎょ)の一般的隊形(ストップとカバーを含む) (2)防禦(ぎょ)のシステム |
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1 簡易なルールによるゲーム(国際式を含む)
2 正規のルールに準じたゲーム(国際式を含む) 3 策戦 4 審判の方法(レフリー,アンパイヤ,ラインズマン,スコアラー) |
(1)バレーボールの技能は便宜上,基本・応用・ゲームに分けてあるが,この三者は密接に関連し合うものである。基本は中学校の内容よりも程度を高めたものであり,応用・ゲームでは,新しい技術も含まれている。このことは団体的種目全体を通して共通にいえることである。
(2)バレーボールはレクリエーション的な性格が強いから,レクリエーション的目標との関連を考慮して取り扱う必要がある。
(3)ツウタッチによる以外の速攻法はかなり困難である。
(4)国際式は極東式から導入するがよい。
(5)審判法はできるだけ全員に徹底させるようにする。
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1 パスとキャッチ 2 ドリブル
3 シュート(フリースローを含む) 4 フットワーク 5 ガーディング |
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1 攻撃
(1)スクリーンプレイ (2)ファーストブレーク (3)セットオフェンス 2 防禦(ぎょ) (1)マンツウマンディフェンス (2)ゾーンディフェンス |
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1 簡易なルールによるゲーム
2 女子ルールによるゲーム(女子) 3 正規のルールに準じたゲーム 4 策戦 5 審判の方法(レフリー,アンパイヤ,タイマー,スコアラー) |
(1)特によいチームワークがとりやすい競技であるから,チームワークに重点を注ぐ。
(2)女子には特別のルールを考慮して指導する。
(3)審判法はできるだけ多くの者に経験させる。
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1 パスとキャッチ 2 ドリブル
3 シュート(13メートルスローを含む) 4 フットワーク 5 ガーディング |
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1 攻撃
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1 簡易なルールによるゲーム(室内ハンドボールを含む) 2 正規のルールに準じたゲーム(室内ハンドボールを含む) 3 策戦 4 審判の方法(レフリー,ラインズマン,ゴールジャッジ,スコアラー,タイマー) |
(1)女子のフィールドハンドボールではコートの大きさ,ゴールの大きさなどを縮小するのがよい。
(2)正規のフォーメーションを身につけさせることはかなり困難であるから,あまり型にとらわれないようにする。
(3)特に狭いグラウンドでは室内ハンドボールのルールを適用するのがよい。
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1 キック 2 トラッピング 3 ドリブリング
4 スワービング 5 ヘッディング 6 シュート(ペナルティキックを含む) 7 パス 8 タックル |
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1 攻撃
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1 簡易なルールによるゲーム(7人制のゲームを含む) 2 正規のルールに準じたゲーム 3 策戦 4 審判の方法(レフリ一,ラインズマン) |
(1)ルールとともに危険防止に関することがらを指導する。
(2)ショートパス戦法はかなり程度の高い技術を要する。
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1 パスとキャッチ 2 スローイング
3 キック 4 ドリブル 5 タックル 6 セービング 7 フットワーク |
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1 セットスクラメージ(1チーム3人)
2 ラインアウト 3 攻撃 (1)マスパスとマスドリブル(フォワーズ) (2)フォローアップ(フォワーズ) (3)パスによる攻撃(バックス) (4)キックによる攻撃(バックス) 4 防禦(ぎょ) (1)バッキングアップ(フォワーズ) (2)浅いラインの防禦(ぎょ),深いラインの防禦(ぎょ)(バックス) |
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1 簡易なルールによるゲーム(7人制・10人制など)
2 簡易なルールによる15人制のゲーム 3 策戦 4 審判の方法(レフリー,タッチジャッジ) |
(1)ルールとともに危険防止に関する事がらをじゅうぶんに指導する。
(2)グラウンドコンディションの悪い場合はタックルの代りにタッチなどの方途を講ずる。
(3)セットスクラメージは,3人で組ませる。
(4)審判にはラグビー部員や特に能力のすぐれたものをあてる。
レクリエーション的種目 |
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1 一般的心得
(1)同行者をもつ 指導者のいる場合・指導者のいない場合 (2)水泳場の選定 (3)水泳の時期と水泳時間 (4)入水時,退水時の処置 (5)水泳医事 2 自己保全の動作 (1)水中の歩き方 (2)浮き上がり方 (3)方向の変換 (4)泳ぎ方の変更 3 救助法 (1)自己および他人に事故のあった場合の処置 (2)器具をもってする救助法 (3)接近法・離脱法・運搬法 (4)人工呼吸 |
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1 沈み方,浮き方,立ち方
2 面かむり(速泳,平泳ぎ),犬かき 3 初歩の速泳,初歩の平泳ぎ,初歩のあお向け泳ぎ |
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1 正しいフォームの速泳で50m以上泳げる。
2 正しいフォームの背泳て50m泳げる。 |
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正しいフォームで 100m以上泳げる。 | |
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1 横泳ぎで25mを15あおり(女子20あおり)以内で泳げる。
2 各種の横泳ぎができる。 |
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1 立泳ぎで20秒間泳げる。
2 立泳ぎで移動が出来る。 |
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15m以上潜行できる。 | |
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1 約3mの高さから立飛込み,さか飛込みができる。
2 飛板飛込みの基礎,高飛込みの基礎 |
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1 スタート 2 ターン 3 タッチ
4 リレーの引継ができる。 |
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1 入水時の動作,速度の調節,上陸時の動作
2 約1時間の耐水遠泳,約2マイルの遠泳ができる。 |
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1 各種水中遊戯 2 簡易水球
3 規則と審判法 |
(1)水泳を指導する場合は,いつどこでも,(a)生命の安全,(b)衛生上の安全,という立場で,特に「水泳心得」を内容の第一項目とした。
(2)水泳は陸上における各種の運動とまったく異なった特性をもち,かつ,季節や環境の影響をうけるので,生徒がすべてその基礎的技能を体得しているとはいえない現状から,水泳に関する初歩的な技能をも含めた。
(3)腕や,あしの基本動作(バタあし,あおりあし,かえるあし,ふみあし)は体位とあいまってただちに基礎的泳法となるから,その泳力の程度についての一応の標準をもって基礎的泳法とした。
(4)基礎的泳法以下の各項目は,基礎的泳法と関連した応用ともいえるもので,高等学校の時期には,特に自己の能力に応じて自信をつけ,泳力を強め,安全度を高める上に必要なものである。
(5)まず安全に注意し,水泳心得が日常生活の中でよく実践されるように指導する。
(6)入水,退水時における人員の掌握,実施中の監督を確実にし,事故の未然防止に努める。
(7)水に対する恐怖心を除き,段階的指導に考慮を払う。
(8)各種泳法の正しいフォーム(腕・あしの動作,体位,呼吸法)に導き,泳力を増す。
(9)陸上における泳ぎの動作や,補助運動を併用する。
(10)飛込みは安全性をも考え,基本になる動作(踏切,空中の姿勢の変化位置感覚,入水の角度)に力点をおいて指導する。
(11)救助法は特に生徒の能力と救助の方法を考え合わせ,泳いで行く救助は最後の手段であって,他の方法で不可能の場合に,初めて行う方法であることに注意する。
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1 用具と服装 2 雪質とワックシング
3 事故防止と救急処置 |
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1 スキーの着脱・携行法 2 平地の歩行 3 転倒,起立(平地および斜面)
4 各種の方向変換 5 各種の登行法 |
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1 平地滑走 2 推進滑走 3 二歩滑走
4 躍進滑走 5 スケート滑走 |
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1 直滑降 2 斜滑降 3 V字滑降(全制動・半制動)
4 横すべり |
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1 V字回転(全制動回転) 2 ボーゲン 3 クリスチャニア |
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1 地形を利用しての簡易な飛躍(飛距離10m以内) |
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1 審判と競技会の運営
2 距離競走(男子—2km以内 女子—500m以内) 3 リレー(男子—ひとり1km以内 女子—ひとり300m以内) 4 滑降競技(安全簡易なコースで所要時間2分程度) 5 簡易なコースの回転競技(所要時間30秒〜40秒程度) |
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1 山めぐりの心得
(1)計画のたて方 (2)服装 (3)携行品 (4)山の気象 (5)遭難防止と遭難時の注意 (6)リーダー・隊員の心得 2 登山法と速度 3 滑降の要領 4 5時間以内の簡易安全なコースの登山・ツーア |
(1)上の表のうち△印のものは男子のみに適するものを示す。
(2)スキーの指導にあたっては,特に安全の面に考慮を払うことがたいせつである。
そのためには,用具の点検を確実にし,練習場の選定と,練習隊形とを考慮する。また常に人員の掌握を確実にする。
(3)滑降回転の技術は,相互に段階的な関連をもっているので,漸進的発展的指導を行うようにする。
(4)同一の技術でも,平地・斜面上の基本動作の練習から,緩斜面急斜面の練習へと,また雪質の困難度を高めるなどして段階的に取り扱い基礎能力を分習的に会得させ,技能を高めるようにする。
(5)山めぐり,競技会の指導にあたっては,事前の計画についてじゅうぶんな打合せを行い実施すること,なお安全救急の管理を適切にし,特に確実に人員を掌握するように努める。
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1 グリップ
2 ストローク (1)フォアハンドストローク (2)バックハンドストローク 3 サービス (1)フラットサービス (2)アンダーハンドサービス 4 ボレー 5 スマッシュ 6 ロビング 7 レシーブ 各種の球質に応じたレシーブ |
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1 後衛のプレー 2 前衛のプレー
3 コンビネーション 4 攻防法 |
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1 シングルス 2 ダブルス
3 審判とゲームの運営 |
(1)男女とも簡易なゲームを主体とし,必要に応じて正式なゲームを取り入れ,また男女混合のチームをつくって行う。
(2)すべての生徒に審判やゲームの連営の方法について経験させる。
(3)自由な時間の運動と結びつけて効果のあがるよう指導する。
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1 グリップ
シェークハンドグリップとペンホルダーグリップ 2 ストローク (1)フォアハンドストローク (2)バックハンドストローク 3 サービス (1)ドライブサービス (2)カットサービス (3)フォアハンドサービス (4)バックハンドサービス 4 ショート 5 ドライブ 6 かっと 7 レシーブ 各種の球質に応じたレシーブ |
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1 攻防法
2 コンビネーション(ダブルスの場合) (1)ダブルスの組合わせ (2)ダブルスの動き (3)ダブルスのサービス (4)ダブルスのレシーブ |
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1 シングルス 2 ダブルス
3 審判とゲームの運営 |
(1)男女とも簡易なゲームを主体とし,必要に応じて正式のゲームを行う。
(2)硬式,軟式の双方に習熟させるようにする。
(3)ダブルスは必要に応じて男女混合のチームをつくって行わせる。
(4)すべての生徒に審判やゲームの運営の方法について経験させる。
(5)自由な時間の運動と結びつけて,効果のあがるよう指導する。
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1 グリップ
2 ストローク (1)フォアハンドストローク (2)バックハンドストローク (3)オーバーヘッドストローク 3 サービス 4 シヤトルの飛ばし方 (1)ドライブ (2)クリーア (3)ドロップ (4)スマッシュ (5)ネット フライト 5 レシーブ 各種の球質に応ずるレシーブ |
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1 攻防法
2 コンビネーション(ダブルスの場合) |
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1 シングルス 2 ダブルス
3 審判とゲームの運営 |
(1)男女ともゲームは簡易なゲームを主体とし,必要に応じて正式のゲームを行う。
(2)ダブルスでは必要に応じて男女混合のチームをつくって行わせる。
(3)すべての生徒に審判やゲームの運営の方法について経験させる。
(4)自由な時間の運動と結びつけて,効果のあがるように指導する。
(5)バドミントンの用具のない場合は,追羽根をバドミントンのようにゲーム化して行く。
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1 キヤッチボール
(1)オーバースロー (2)サイドスロー (3)アンダースロー (4)フライボールやゴロのキャッチ 2 ピッチング (1)スローボール (2)スピートボール (3)カーブとドロップ (4)チェンジオブペース 3 バッティング (1)短打法 (2)長打法 (3)バント 4 ベースランニング (1)スタート (2)回り方 (3)止まり方 △(4)スライディング |
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1 盗塁
(1)単独盗塁 △(2)ダブルスチール (3)ホームスチール 2 攻防法 (1)攻撃(ヒッティングシステム,ウェイティングシステム,スクイズプレイなど) (2)防禦(ぎょ)(定位置の守備,前進守備,深い守備,ベースカバーなど) |
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1 簡易なゲーム 2 正式に準じたゲーム
3 審判とゲームの運営 |
(1)△印は男子のみに適するものを示す。
(2)男子は簡易なゲームに習熟し,正式なゲームを行える程度,女子は簡易なゲームを主体とし,できれば正式なゲームを行う程度とする。
(3)すベての生徒に審判やゲームの運営の方法について経験させる。
(4)特に自由な時間の運動と結びつけて,効果のあがるように指導する。
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1 基礎運動
基礎運動は次の1と2を含む各種の運動を簡単なものから複雑なものへ進める。 |
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速度の変化……速く,普通,遅く
強度の変化……強く,普通,弱く 拍子およびリズムの変化……2,3,4,6拍子各種のリズム
移動方向の変化……前,後,側,斜,回転 |
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2 応用運動(表現法)
(1)応用運動は基礎運動を活用して,自然,生活事象,芸術や思想・感情などから取材した内容を表現する。表現は具体的なものから抽象的なものへ進める。
題材例 |
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波,四季,流れ | 機械,ハイキング,農村の生活 | 夢,別れ,ロダンの彫刻 | |||
(2)必要に応じ既成作品によって各種の表現方法を知る。
集団の造形美を主としたもの(例「田ごとの月」「プロムナード」) 身体の動きの美しさを主としたもの(例「ファウースト」「律動」) 感情表現を主としたもの(例「造形」「鏡」) 3 作品の創作 作品の創作はおよそ次のような手順・内容によって行う。 (1)題材の選択 (2)構想の決定 (3)表現方法のくふう (4)音楽・美術などの研究 (5)まとめ (6)発表と鑑賞 |
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基本ステップ | ツーステップターン,ギヤロップ,ショテイッシュ,ポルカ,
マズルカ,ワルツ |
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各国のフォークダンス | 佐渡おけさ(日本) 木曾節(日本) ジングルべルス(アメリカ)
レッドリヴァーヴァレ(アメリカ) デーニッシュショ(デンマーク) スリーダンス(デンマーク) フレンチリール(デンマーク) サーカッシャンサークル(イギリス) グリーンスリーブス(イギリス) ブラックフォーレストマズルカ(ドイツ) シェボガー(ハンガリー) カルベリス(リスアニア) アレキサンドロスキー(ロシア) ブレーキング(スウェーデン) バルソビエーン(スウェーデンおよびアメリカ) ロードツーリアイルス(スコットランド)など |
(1)基礎運動は表現のためにリズミカルに動かしうるような身体をつくるために行うものであり,表に示した1と2を種々組み合わせて「動きの流れ」を数多く経験させる。
(2)応用運動は,初めは小グループの活動を中心にし,経験の進むにつれ,個人または大グループでもできるようにする。
既成作品は,生徒の表現力・創作力・鑑賞力を伸ばすために,適当と認めたときに用いる。既成作品はいろいろの内容・形式をもっているので,学年や生徒の表現に応じて,適当な作品を選択する。
(3)作品の創作では,生徒の自主的活動を助け,導く,教師の適切な指導が必要と考えられるので,特に作品としてのまとまりのつくまでの一応の手順・内容を示した。
また,学校の行事や文化活動との連絡をとり,さらに社会の芸術活動に対する生徒の興味や関心を生かし,常に生活と結びつけるようにする。
(4)フォークダンスは,一般民衆の経験から自然に生れてきたものであるから,だれとでも楽しく踊れるようにするとともに,単に技術の向上や動きの型だけを望んだりしないようにする。
できるだけ多くの国々のフォークダンスを選んで学習させ,諸外国の国民性や生活に関心を深めるようにするとともに,現在および将来のレクリエーション活動として活用されるようにする。
なお,地域の実状に応じて郷土民踊を収り上げる場合は,教育的立場から選択する。
(イ)各運動種目群の比率は,高等学校体育の目標およびこの時期の生徒の発達から見て,男女とも個人的種目は学年の進むに従って少なくし,団体的種目は各学年ほぼ同じくし,レクリエーション的種目は学年の進むに従って多くすることが望ましい。
(男子)
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徒手体操
巧技 陸上競技 すもう 柔道 剣道またはしない競技 |
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バレーボール
バスケットボール ハンドボール サッカー ラグビー |
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水泳
スキー スケート テニス 卓球 バドミントン ソフトボールまたは軟式野球 ダンス |
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(女子)
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徒手体操
巧技 陸上競技 |
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バレーボール
バスケットボール ハンドボール |
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ダンス |
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水泳
スキー スケート テニス 卓球 バドミントン ソフトボール |
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定時制の課程の場合
(男子)
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個
人 的 種 目 |
徒手体操
巧技 陸上競技 すもう 柔道 剣道またはしない競技 |
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団
体 的 種 目 |
バレーボール
バスケットボール サッカー |
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水泳
テニス 卓球 バドミントン ソフトボール ダンス |
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(女子)
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個
人 的 種 目 |
徒手体操
巧技 陸上競技 |
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団
体 的 種 目 |
バレーボール
バスケットボール ハンドボール |
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ダンス |
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水泳
テニス 卓球 バドミントン ソフトボール |
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しかしこれによって実際の計画や指導を画一的に固定しようとするものではなく,それぞれの学校で特別な事情のある場合はさきに示した内容や比率を修正し,また必要な内容を補って指導してもよい。
たとえば水産課程においては,この課程の特色から水泳のほかにボート・ヨットなどの運動種目を加え,これらに比較的多くの時間を配分して指導することなどが考えられる。
(3)体育の指導計画には,7単位の計画・8単位の計画・9単位の計画があるが,これはそれぞれ学校の教育課程のたてかたによって決定される。しかしいずれの計画の場合でも,ある特定な内容にかたよることがないようにすることがたいせつである。そのためには付表に示した「各運動種目の望ましい指導時間数」を参考にして計画をたてることが望ましい。
(4)各学校は,教科としての体育を中心に,校内競技や体育行事など,全体的な関連を考慮して計画をたて,効果のあがるように指導する。
(5)体育理論の指導にあたっては次の事がらに留意して指導する。
(イ)体育理論は,保健や他教科・科目との関連をはかり,無意味な重複をさけ,他教科・科目の学習成果を有効に利用して指導する。
(ウ)体育理論のうち,「発達と体育」および「運動の学習法」は実際の運動学習との関連を図り,効果のあがるよう適切な指導をする。
(イ)農業課程などにおいて,終日実習が継続するような場合の体育指導では,きょう正的な運動やレクリエーション的運動を多くして過労に陥ることを避け,しかも体育的効果のあがるよう指導する。
(8)運動の指導においては,運動技能の指導のみに陥ることなく,必要な能力や態度も学習されるように指導する。
(9)運動の内容は指導のねらいや運動の特性に応じて,各種の指導の形態を活用し,学習効果があがるように指導する。
(10)体育の学習活動においては,集団行動を行う場面が相当に多い。体育の学習活動を効果的能率的にさせるために必要な集団行動の形式は,それぞれの場において正しく指導することが必要である。
男子
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徒手体操
巧技 陸上競技 すもう 柔道 剣道またはしない競技
バレーボール バスケットボール ハンドボール サッカー ラグビー
水泳 スキー スケート テニス 卓球 バドミントン ソフトボールまたは軟式野球 ダンス |
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女子
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徒手体操
巧技 陸上競技
バレーボール バスケットボール ハンドボール
ダンス 水泳 スキー スケート テニス 卓球 バドミントン ソフトボール |
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