第4章 教育課程の編成
1.各課程における家庭科について
(1)各課程における家庭科については,それぞれの教育目標に応じて教育課程を編成する。家庭人としての資質の育成を主目的とする場合は「家庭一般」被服,食物,保育,家族,家庭経営に重点をおき,職業人としての育成を主目的とする場合は,各課程の特色に応じて,被服材料以下専門的に学習する科目に重点をおいて教育課程を編成する。
(2)技術に関する学習は,継続的に行うことが放果が大きいものであるから,この点に注意して教育課程を編成する。
2.「家庭に関する課程」における教育課程の編成
(1)「家庭一般」はすべての課程で履修させる。
(2)家庭科の科目と普通科目との関連を密にし教育目標の達成をはかる。
(3)「家庭に関する課程」において,卒業に必要な「家庭」に関する科目の単位数は,30単位以上,教科,科目の単位数の計は85単位以上とする。
(4)「家庭課程」においては,家庭,農業,工業,商業,水産の専門科目を選択して履修するばかりでなく,必修として30単位以上のうち3〜5単位を履修してもよい。
(5)「家庭に関する課程」における実習の指導時間数は,全指導時間数の40%以上とする。
高等学校 学習指導要領 家庭科編
MEJ2555
昭和31年1月28日 印刷 昭和31年2月1日 発行
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