1.家庭科の科目および単位数
家庭科に関する科目および単位数は,次の表のとおりとする。
|
|
|
|
被 服 食 物 保育 ・ 家族 家 庭 経 営 被 服 材 料 被 服 経 理 意 匠 仕 立 手芸 ・ 染色 被 服 史 栄 養 食 品 食 品 衛 生 食 物 経 理 献立 ・ 調理 大 量 炊 事 小 児 保 健 小 児 栄 養 児 童 心 理 児 童 問 題 保 育 原 理 保 育 技 術 保 育 実 習 家庭に関する その他の科目 |
2〜10 2〜10 2〜5 2〜5 2〜6 2〜10 2〜10 6〜18 2〜14 2〜4 3〜8 3〜8 2〜6 2〜6 6〜18 3〜6 2〜6 3〜6 2〜6 2〜6 2〜6 4〜14 6〜18 |
備考
(2)家庭科に関する特別の課程において,その教育の目標を達成するために特に必要な場合には,この表に掲げられていない科目を設け,これらに必要な単位数を定めることができる。
(3)「家庭一般」を「家庭に関する課程」以外において履修する場合,教員や施設,設備の関係でやむを得ないときには,さしあたり2単位まで減ずることができる。
2.家庭科の運営と履修について
この場合女子については,家庭科の4単位を履修させることが望ましい。
高等学校生徒の発達段階では,幸福な家庭生活を営むに必要な資質を育成することが,生徒の現在の立場においてばかりでなく,将来みずから営む家庭生活のためにたいせつなことである。
(2)「家庭一般」は,家庭科を履修させる最初の学年から履修させることとし,第1学年に4単位を履修させることが望ましいが,2単位ずつに分割履修させることもできる。
(3)家庭科は生徒の特性や進路により,それぞれの必要に応じて履修させることができるように,考慮することが必要である。
家庭科に関してさらに深い教養を望む者や,その教養を必要とする方面に進む生徒に対しては,普通課程においても「家庭一般」のほかに,上記の科目を履修できるように考慮することが必要である。
「家庭に関する課程」以外の課程において,「家庭一般」のほかに,家庭科の他の科目を履修させる場合は,まず「被服」「食物」「保育・家族」「家庭経営」のうちから選んで履修させる。
(4)「家庭に関する課程」においては,被服課程,食物課程,保育課程,家庭課程等を設けることができる。
(5)「被服課程,食物課程,保育課程」においては,「家庭一般」とそれぞれの専門に関する科目を履修させ,家庭科の他の科目を選択履修させる。「家庭課程」においては,「家庭一般」「被服」「食物」「保育・家族」「家庭経営」を履修させ,家庭科の他の科目をこれらの科目と並行履修させるか,あるいは選択履修させる。
(6)「家庭一般」と他の科目を並行履修させてもよい。