第2章 農業科の組織
1. 農業科の科目および単位数
農業料の科目およびその単位数は,次のとおりである。
農業科の科目および単位数表
科目 |
単位数 |
科目 |
単位数 |
総合農業 土・肥料 作物保護 野菜園芸 果樹園芸 草花園芸 家畜 家畜飼養 家畜衛生・診療 飼料作物 栽桑 養蚕 蚕体生理・病理 製糸・機織 蚕種製造 農産加工 畜産加工 応用微生物 農産化学 農林測量 農業造構 |
12〜36 2 2 4〜8 4〜8 4〜8 4〜12 2〜6 2〜6 5〜10 2〜6 2〜8 3〜5 2〜4 2〜4 2〜15 2〜10 3〜6 3〜6 6〜12 8〜12 |
農業水利 農地造成 農業機械 森林生産 森林土木 林産加工 林業経済 造園計画 造園材料 造園施工 都市計画 作物 園芸 畜産 農業工作 造園 農業経営 農業一般 林業一般 農業に関するその他の科目 |
8〜12 3〜5 2〜4 5〜15 5〜10 5〜15 5〜10 4〜8 3〜5 3〜5 2〜4 2〜12 2〜12 2〜12 2〜6 2〜6 4〜12 2〜10 2〜10 |
備考
(1) この表に掲げるもののほか,夏季実習・農場当番等特に必要な場合に限り,あらかじめ教育計画をたて,これらを「特別実習」として,1個学年,2単位程度履修させることができる。
(2) 「農業に関するその他の科目」は,農業に関する特別な課程で,その教育の目標を達成するために特に必要な場合に限り,活用し,この表に掲げられていない科目を設け,これに必要な単位数を定めることができる。
(3) 農業科のうち,家庭実習(ホームプロジェクト)が可能で,しかも教育効果のある科目については,その科目の所定の単位の2割以内に相当する時間数を,家庭実習に充当し,この時間数を含めて,所定の単位の修得を認定することができる。
2. 農業科の運営と履修上の注意
農業料を運営し,また生徒に履修させる場合には,次の諸点に留意することが必要である。
(1) 農業科の各科目を,「農業に関する課程」に適用する場合には,第3章に述べてある各科目の性格に基き,その課程の目的を達成するにふさわしい科目を選んで教育課程を編成し,履修させること。
(2) 「普通課程」で農業科を履修させる場合には,まず「農業一般」や「林業一般」を選び,次いで「作物」・「園芸」・「畜産」・「農業工作」などの科目を選ばせるように考慮すること。
(3) 農業科を履修させる場合には,教育の効果ならびに能率の観点から理論と実際との統一を図ること。