第Ⅲ章 発達上の特性と学習内容

 

 先に掲げた目標につながる学習指導を適切なものにするためには,この段階の指導としてはどのようなことがらについて,どの程度にまで,できるようになればよいかをおよそ確かめ,このために適当な学習活動を計画することが必要である。

 いま述べたようなことのためには,一方に体育科の目標を考えながら,他方児童の発達や生活についてよく理解し,この二つの角度を結びつけて体育科の立場から,学習することの望ましいことがらをできるだけ具体的に導き出してみる必要がある。この意味で学習内容は,体育科の目標を小学校期の各発達段階にふさわしい具体的な形で見たものということができ,したがって,ある意味で学習目標と考えてよいものになるだろう。

 学習するのは児童であるから,わたくしたちが学習や学習指導について考える場合には,児童の発達や生活についてよく知らなければならない。また学習内容は体育科の目標と児童の発達や生活とを結びつけて導き出されたものであるから,本章では児童の発達と学習内容を関連させて同一章で扱い,かつ各発達段階ごとに両者の関連を考えることにした。

 1 児童の発達について

 小学校の6年間は,中学校や高等学校の時期に比べて,身体的な面だけに限らず,おとなとしての生活に必要なあらゆる準備が,もっとも急速に,しかも質的な充実を伴って発達する時期である。しかし発達は急速であるといっても突然の飛躍はありえない。それぞれ大なり小なりの一定の準備的段階を経ているわけである。もちろん,発達的準備のないところに指導が期待できるものではない。このような発達的変化の多い時期における教育を,もっとより効果的にするためには,どうしても,児童の各時期における発達的特徴を理解して学習指導を考えなければならない。

 児童の発達について知ることは,期待できる学習の内容やその程度を知るために,また適当な学習活動を導き出すためにたいせつであるが,問題になることの一つは6カ年間の発達をいくつの段階に区分するかということである。

 小学校期の発達の段階区分についてはいくつかの考え方があり,そして,それぞれにもっともな理由もあるのであるが,本書では,低学年(第1・2学年)中学年(第3・4学年)高学年(第5・6学年)の3段階に区分するしかたをとった。各学年別にするのも具体的で便利な点もあるが,いくつかの学年に共通に,重複して見られる特性もあるし,6カ年間の変化を見通しやすくすることもたいせつであると考えてこの区分法をとった。このように3段階に区分したけれども,実際には6カ年間の発達は連続しているわけであるから例を第2学年にとれば,そのある時期は第1学年に近く,またある時期はむしろ第3学年に近いといえるわけである。

 次に各段階における発達について参考として,各々の段階においてだいたい共通に見られる発達上の特性と必要をあげることにした。この二つをはっきり区別することは困難な点もあり,かつ必要と学習内容には重複するようなものも考えられるが,このようにすることが学習指導上いっそう適当であり,便利でもあると考えてこのような形式をとった次第である。

 第3に考えられるのは個人差の問題である。小学校期においても個人差がかなりの幅で見られることはわたくしたちが日常知るとおりである。しかしこれを適当な形で示すことは現在の段階ではまだ困難が多い。この点については特に,児童のひとりひとりについてよく知っている教師の適切な取扱に期待したい。

 第4に男女差の問題が考えられるであろう。男女差は特に第4学年ごろからややはっきりし始めることも事実であるが,小学校期ではまだいっしょに扱うことができ,また扱うことを必要とする場合が少なくなく,この時期で男女差をあまり大きく扱うことには問題があるので,この問題も必要と考えられるそれぞれの箇所で取り上げることにした。

 なお以上のほかに地域による発達上の差異も見られるであろう。本書で扱った発達上の特性や必要は,これらのことを考えながら,この時期に見られる共通的なものに重点を置いて述べたものである。

 2 学習内容

 学習内容は先にも述べたように,小学校期の児童がこの時期にふさわしい正常な発達をなすために,またやがておとなになってからの生活が望ましい形で営まれるために,体育科の立場からこの時期の児童にぜひ学習させたいし,また学習することが可能でもあると考えられることがらの範囲を具体的に示そうとしたものである。このように学習内容は,体育科立場からぜひ学習させたいことがらを,児童の立場に立ってみたものであるから,教師の立場からは指導内容の範囲を示すものと考えてよいわけである。

 これまで体育科の学習内容はふつう運動的教材の形で考えられてきた。これは確かに一つの考え方であり,また便利でもあるが,このような考えでは体育科の学習がともすれば運動技能中心になりがちで,体育科の学習内容を適切に示す形とはいい難い弱点をもっている。

 運動技能の学習はこれまでと同様もとよりたいせつなことであるが,体育科の目標をよりよく達成するためにはもっと広く考えて見る必要がある。すなわち体育科の学習指導は望ましい種類の身体活動によって児童の正常な発達に働きかけようとするものであるが,このねらいは身体活動による児童の生活が望ましい形で営まれ,かつそこでの学習がおとなになってからの望ましい生活に役だつものであるときに期待できる。また身体活動と関連する生活が望ましい形で営まれるためにはどのような能力や態度を身につけることが必要であろうか。学習内容はこのような立場で考えなければならない。

 学習するのは児童であり,学習は行動して成立する。こどもとおとなを通しての望ましい生活に必要なことがらを,要約して示したものがさきにあげた目標であるから,学習内容は当然目標と離れることはできない。しかし小学校期の児童は発達の全過程から見ればまだ初期の段階にあり,したがってこの段階で期待される学習はこの時期の発達にふさわしいものでなければならない。そこで一方に体育科の性格や目標を考えながら,この時期の児童の生活に重点を置いて,そこで必要であり,しかもできるだけ基本的と考えられるものをここに学習内容としてあげてみたのである。さて体育科の立場から見た児童の生活はどのようなものであり,そこでどのような学習が期待でき,また必要であろうか。

 さかんな身体活動への欲求を示す児童は,学校やその他の場所で,時にはひとりで,そして多くの場合集団をつくって活動する。欲求が正しく満たされ,活動が健全なものであるならば,これらの活動を通して児童の身体的発達は促進せられ,より高次な活動に必要な技能を学びとり,自分の能力に自信をつけるとともに安定した気持を持つようになる。またこれらの活動を通して仲間と協力し,集団においてそれぞれの役割をもつことなどによって行動は社会化せられ,公共施設の意味もさとって正しく活用することができるようになるであろう。これらの学習が正しくなされるならば,自然に自由な時間も健全な活動をしながら過ごされるようになるであろうし,また身体活動が個人にとってのみならず,社会的にも価値あることを理解するようになるであろう。体育科の学習指導は要するに,このような学習がよくなされるように活動を方向づけることであるといってよい。

 体育科の目標に結びつく学習内容は多様に考えることができるけれども,ここでは,A各段階で望ましい各種の身体活動,Bこれらの活動と関連する他の個人または集団との相互関係における行動のしかた,C施設や用具の活用のしかた,D身体活動と関連する健康習慣や安全,Eよりよき行動や生活のしかたをくふうするの五つの主要項目にまとめ,そして分析的抽象的な表現はなるべく避けて,できるだけ具体的な行動の形で見るように努めた。これらの五つは相互に関連し,また重復するものも考えられるけれども,わかりやすいようなまとめ方をとった。したがって,この5項目は具体的な学習指導をながめる角度として考えてもよいだろう。

 上のAで考えられる各種の身体活動は児童の欲求を満たす活動であり,かつ望ましい学習がなされる場である。これらの身体活動についての興味と理解を深めるとともに必要な技能を発達させ,生活の中に正しく取り入れられるようにすることは,体育科の主要な目標である身体的発達にとって欠くことのできない条件である。それゆえに体育科の学習指導はまずここから出発すべきであろう。

 これらの身体活動の中には,個人的発達上特に効果的なものもあれば,社会的発達に有効なものもある。また組織的活動として発達しやすいものもあれば,未組織な活動として日常生活の中でしばしば用いられるものもあり,また日常生活に取り入れられることは少なくても教育的に学習を必要と考えられるものも含まれている。学習においてはそのいずれかに偏することは望ましくないので,調和をもたせる便宜のために,本書ではこれらの身体活動をさらに数固の運動群に分類した。

 Bの他の個人あるいは集団との関係について考えられることがらは,活動がたのしく,なめらかに行われるために必要な心がまえであり,また単に運動のみならずすべての生活場面を通して必要なことがらである。

 Cの施設や用具についての内容は,本来ならばBの内容に含まれるべきものであるが,すべての児童の欲求が公平に満たされ,集団の生活が正しく営まれるためには,まずお互のために設けられている学校の施設や用具が正しく活用できなければならない。このことは児童の身体的,社会的発達のために必要であり,他の公共施設にも及ぶことがらであるから,特に一つの項目としたわけである。

 Dの健康習慣や安全についてのことがらは,身体活動から望ましい効果を期待するために,当然注意されなければならないたいせつなことがらであり,Eのよりよき行動,進歩のために必要な単習内容は,具体的にはAからD(高学年ではE)までの学習と関連する項目であるが,よりよき行動やより望ましい生活のためにはさらにどのようなことが必要であるかを児童みすから学びとり,それに向かって努力することはきわめてたいせつなことである。

 このような学習内容が各発達段階にふさわしい学習活動によって継続的に学習されていったとき体育科の目標に近ずきうることを期侍するのである。

 なお,ここでは学習内容をできるだけ具体的行動の形で示そうとしたので,普通とられるように,必ずしも理解・態度・技能・習慣等によって分けて分析されていない。しかしそのような考え方を決して否定しようとしたのではなく,体育科,特に児童期の体育では,身体活動による学習が多いので,あまりに分析的な見方よりも,できるだけ生活に即した具体的表現をとるほうが学習指導上より好つごうであろうと考えられるのである。

 ここにあげられた学習内容では,一見理解の面が軽視されているように考えられるかもしれないが,必要な理解や個々の技能が伴わなければ,ここにあげた学習内容の習得は期待できないわけであるから,ここに具体的に示されていない理解や個々の運動技能については,それぞれの学習場面で必要な学習がなされるように注意されたい。
 
Ⅰ.発 達 上 の 特 性
低学年(第1・2学年) 中学年(第3・4学年) 高学年(第5・6学年)
1.身体活動への欲求が強い(固定施設による遊びを好む)

2.大筋使用の活動が大部分で,運動は不器用である。後期では細かな筋肉がかなり使えるようになる。

3.眼球運動および目と手の協応がうまくできるようになる。

4.疲労と休養の調節はうまくできない。

5.有意注意はある程度持続できるようになる。

6.空想と現実はかなり区別されてくる。

7.推理的施行は未熟である。

8.友だちの意見に動かされたり,模倣する行動が多い。

 

9.感情的・主観的傾向がまだ強い。

10.2〜3人から4〜5人の仲間と協力できるようになる。

11.比較的単純な遊びに興味をもつ。

12.友だちに親切にすることができ始める。

13.友だちは固定しないが遊び仲間の統御力は強い。

14.役割を与えられて(分担されて)その役創を守ることがてきる。

15.危険に気づかないて楽しむことに夢中になる。

16.試行錯誤的行動が多い

 

17.勝敗にこだわるが早く忘れる。

18.年長者の愛情や賞賛を求める。

19.男女の区別を意識しない。

1.身体活動への欲求は強く,戸外運動を好む。

2.大筋使用の活動が多いが,細かな筋肉が使えるようになり,器用さを増す。

3.眼球運動および目と手の協応は,かなり安定する。

4.身体発達には運動と休養の必要なことを理解し始める。

5.有意注意の持続が長くなる。

6.空想と現実との区別がはっきりしてくる。

7.知的な興味が活発になり始める。

8.因果関係,特に利害関係を理解しはじめ,後期には枇判的にものを考えるようになる。

9.自発的行動が現れてくる。

10.不安を克服する勇気が出てくる。

11.仲間といっしょに行動するようになり,共通の目標に協力できるようになる。

12.かなり組織的活動に興味を示すようになる。

13.友だち関係は友好的となる。

14.礼儀正しくなり,友だちに親切になってくる。

15.仲間と役割を分担し,与えられた役割に責任を持つようになる。

16.他人を助け,また他人のことを考えて行動することができるようになる。

17.自己信頼感が生れ,自尊心が芽ばえてくる。

18.危険を冒して,スリルを楽しむ傾向がある。

19.秩序ある行動を好み,自分で計画を立てることができるようになる。

20.勝敗に関心を持つようになる。

21.グループに認められようとする。

22.男女の区別を意識し始める。

1.身体活動への欲求は強く,戸外運動を好む。

2.大筋使用の活動が多いが器用さを増す。

 

3.身体の発達には運動と休養の必要なことを理解する。

4.し始めたことに精神を集中することができるようになる。

5.知的な興味が活発になり始める。

6.推理的思考がよくできるようになる。

7.価値意識が発達してくる。

8.創造的活動が多くなり自分の活動を統一できるようになる。

9.むずかしい問題に積極的に直面できるようになる。

10.自分の現状を反省できるようになる。

11.自分の能力に合った運動を選ぶことができるようになる。

12.感情的傾向が安定し始め,怒りやおそれを抑制することができるようになる。

13.他人と協力し,チームゲームを好むようになる。

14.リーダーを自分で選ぶことができる。

15.他人のことを考え,また他人を援助して行動できるようになる。

16.フェアプレイを好む。

 

17.自巳信頼感が強まり,自尊心が強くなる。

18.危険を予想して注意することができる。

19.秩序を守り,自分で計画を立て,これを実行できるようになる。

20.勝敗に強い関心を持つ。

21.教師や友人に認められようと努める。

22.男女に反ぱつ的傾向の現れることがある。

23.第2次性徴期にはいるものがある(後期)。

Ⅱ.発達上の特性に応ずる必要
低学年(第1・2学年) 中学年(第3・4学年) 高学年(第5・6学年)
1.身体発達・身体活動の発達を促進するために必要な運動。

2.身体活動の支配力を発達させるために必要な運動。

3.遊びや活発な身体運動への欲求を満足させるために必要な運動。

4.音や動作による表現。

5.簡単なグループ活動(參加と協力)

6.遊びにおける秩序。

7.自制生の育成。

8.おとなの指導・援肋・奨励。

9.施設や用具の使用についての正しい態度の育成。

10.姿勢や食事などについての健康習慣の形成。

11.進歩への積極的態度。

12.1回の時間は短くてよいが1回4〜6時間の身体活動,約11時間の睡眠。

1.身体発達・身体活動の発達を促進するために必要な運動。

2.身体支配力や持久力を発達させるために必要な活発な運動。

3.経験の表現。

 

4.ある程度組織だったチームゲーム(参加と協力)

5.運動技能の上達とそれに基く自信。

6.グループ活動の経験と望ましい行動様式の育成。

7.学校外で行える季節的遊戯。

8.男女間の友好。

9.施設や用具の正しい使用。

10.身体活動に関連する健康習慣の形成。

11.よい姿勢習慣の形成。

12.自己と他人の安全についての注意。

13.運動と休養の調和。

 

14.進歩への積極的態度。

15.1日4〜5時間の身体活動,10時間程度の睡眠。

1.身体発達・身体活動の発達を促進するために必要な運動。

2.身体支配力や持久力を発達させる運動。

3.体育や運動の初歩についての知的理解。

4.美的情操の身体的表現

5.クラブ活動などの組織的グループ活動への積極的参加

6.むずかしい問題解決に進んで向う自信と態度。

7.スポーツマンシップの発達。

8.個人差や興味の変化に応ずる変化のあるプログラム。

9.男女による種目の分化

10.男女間の友好。

11.公共施設に対する態度。

12.よい姿勢習慣や健康習慣の形成。

13.自己の健康や体力についての反省とそこから生れる建設的実行。

14.進歩への積極的態度。

15.1日4〜5時間程度の身体活動,9時間程度の睡眠。

Ⅲ 学 習 内 容
低学年(第1・2学年) 中学年(第3・4学年) 高学年(第5・6学年)
A.学校や学校外で行える望ましい活動を経験して興味を深め,必要な技術能力を発達させる。

1.力試しの運動をする。

かけっこ,川とび,ゴムとび,なわとび,たまなげ,たまあて,すもう,旗とり,置換リレー,折返しリレー,ころころまわり,いろいろな形で歩き,走り,とぶ(あひる,にわとりなど) 2.固定施設を使って遊ぶ すべり台,遊動木,ぶらん二,シーソー,登り棒ジャングルジム,低鉄棒とび箱,砂場など

 

 

 

 

 

 

 

3.ボール運動をする ドッジボール,キックボール,球入れ

 

 

 

 

4.リズムや身振りの遊びをする。

(1) 歌を伴う郷土的遊び

じゃんけん遊び,うしろの正面だあれ,ぴょんぴょんとんで (2)模倣と基礎リズム a.模倣(自動車,金太郎,花とちょう,動物園)

b.基礎リズム(歩く,走る,とぶ,ころがる,はう)
 
 

5.鬼遊びをする。 ひとり鬼,子ふやし鬼,場所とり鬼,ねことねずみ,けん鬼 6.水遊びや雪遊び(条件の許すかぎり)
A.学校や学校外で行える望ましい活動を経験して興味を深め,必要な技術能力を発達させる。

1.力試しの運動をする。

(1) 徒手で

競走,幅とび,高とび,なわとび,ボール投げ,すもう,スタンツ(かかし,転向とび,腕立て歩き,人運びなど)
 
 
(2) 器械・器具を使って 回転シーソー,とび箱,低鉄捧,その他の固定施設による運動。

 

 

 

 

 

2.リレーをする 回旋リレー,障害リレー,折返しリレー 3.ボール運動をする ドッジボール,ハンドべースボール,フットベースボール,コーナーボール

 

 

 

4.リズムや身振りの遊びをする。

(1)歌を伴う郷土的遊びとフォークダンス

たんすながもち,らかんさん,みんなで楽しく,きつねとがちょう (2)模倣と基礎リズム a.模倣(ボート,野菊,遠足,かげふみ)

b.基礎リズム(歩く,走る,とぶ,回る,押し引きする)

5.鬼遊びをする。 子ふやし鬼,からかい鬼,場所とり鬼
 
 
6.水泳,スキー,スケート(条件の許すかぎり)
A.学校や学校外で行える望ましい活動を経験して興味を深め,必要な技術能力を発達させる。

1.力試しの運動をする。

(1) 徒手で

競走,幅とび,高とび,なわとび,すもう,スタンツ(転回,倒立,腕立て歩き,人倒し,かつぎ合い,三人手つなぎとびなど)
 
 
(2)器械・器具を使って

a.とび箱で

とび上がりおり,とび越し,転回 b.鉄棒で 足かけ上がり,さか上がり,回転 2.徒手体操をする 上下肢,くび,胸,体側胴体の運動 3.リレーをする 回旋リレー,障害リレー,円形リレー 4.ボール運動をする バスケットボール型(ドッジボール,ボートボール,キャプテンボール

バレーボール型(ネットボール,ピンボン)

べースボール型(フットべースボール,ソフトボール)

5.リズム運動をする。

(1)フォークダンス

トロイカ,困った小人,バージニアリール,バルソビーン (2)経験の表現と基礎リズム a.経験の表現(お友だちぶらんこ,波,とりいれ)

b.基礎リズム(移動する各種のリズム,その場で行う各種のリズム)
 
 

6.鬼遊びをする。 子とり鬼,陣とり

 

7.水泳,スキー,スケート(条件の許すかぎり)
B.友だちと仲よく遊ぶ。

1.思ったことをはっきり表現する。

2.相手の言い分をよく聞く。

3.楽しい遊びをくふうする。

4.だれとでもよく遊び,喜んで仲間に加える。

 

 

5.弱いものをいじめない。

 

6.リーダーを選ぶ。

7.一生懸命やる。

8.よい演技に拍手を送る。

9.負けたことを認める。

10.順番を待ち,他人のじゃまをしない。

11.簡単な規則やきまりを作る。

12.規則やきまりを守る。

13.集団としての行動が正しくできる。

 

 

14.行事や催しに参加する(運動会,遠足など)

B.友だちと仲よく遊ぶ。

1.自分の考えをはっきり表現し,他人の意見や批評をよく聞く。

2. よい遊びをくふうし,計画する。

 

3.役割を分担し,その役割をよく果す。

4.思いやりを特って行動する。

5. リーダーを選び,これによく協力する。

6.よい演技に拍手を送る。

7.負けたことを認め,また正しく勝つ。

 

 

8.活動に必要な規則やきまりを作り,またこれをよく守る。

9.集団としての行動が正しく,早くできる。

10.男女はよく協力する。

 

11.行事や催しに参加する(校内試合,運動会,遠足など)

B.友だちと仲よく遊ぶ。

1.自分の考えをはっきり表現し,他人の意見や批評をよく開く。

2.グループで計画を立て共通の目標に協力する。

3.グループ活動に進んで参加し,また喜んで仲間に加える。

4.グループ活跡で役割をもちその役割をよく果す。

5.他人に対して思いやり持つ。

6.下級生をいたわる。

7.リーダーを選び,よく協力する。

8.礼儀正しく行動する。

9.よい演抜者となり,よい観衆となる。

10.負けたことを認め,また正しく勝つ。

 

 

11.活動に必要な規則やきまりを作り,またこれをよく守る。

12.集団行動が正しく敏速にできる。

13.男女はよく協力する。

14.学校や地域社会によく協力する。

15.行事や催しを計画し,運営する(校内試合,運動会,遠足など)

C.施設や用具をたいせつに扱い,じょうずに活用する。

1.用具をきまった場所に置く。

2.施設や用具を正しく,安全に使う。

3.用具の破損によく注意する。

4.施設や用具の使い方についての規則やきまりを守る。

5.用具の出し入れによく協力する。

C.施設や用具を整理する

1.用具をきまった場所に置く。

2.施設や用具の正しい使い方をくふうする。

3.施設や用具の破損に注意し気づいたら報告する。

4.施設や用具の使用についての規則やきまりを守る。

5.用具の出し入れによく協力する。

C.施設や用具を活用する

 

 

1.施設や用具の正しい使い方をくふうする。

2.施設や用具の破損に注意し簡単な修理ができる。

3.施設や用具の使用についての規則を作り,またよく守る。

4.施設や用具の取扱について責任をもつ。

5.用具をよく手入れする

D.運動と関連したよい健康習慣を身につけ,安全に注意する。

1.運動の後でよく手を洗う。

2.汗が出たらよくふきとる。

3.手や足のつめはいつも短く切っておく。

4.運動に適した服装で遊ぶ。

 

5.運動の後は静かに休む。 

6.病気やからだの調子の悪いときは,家族や先生に知らせ運動を休む。

7.けがをしたときはすぐにおとなに知らせ,手当を受ける。

8.できるだけ戸外で遊ぶ。

9.炎天下で長く運動することを避ける。

10.不潔な場所や危険な場所で遊ばない。

11.危険物を取り除く。

12.食事の直後は運動しない。

13.決してひとりで泳ぎに行かない

 

14.すすんで身体検査を受ける。

D.運動と関連したよい健康習慣を身につけ,安全に注意する。

1.清潔によく注意する。

 

 

2.軽い服装で運動する。

3.準備運動や整理運動を忘れない。

4.適当に運動し休養する。

5.病気のときは運動を見学するか休むかする。

 

 

6.よい姿勢を保つ。

7.よくない遊びや危険な遊びをしない。

8.不潔な場所や危険な場所で遊ばない。

9.空腹時や食事の直後には運動を控える。

10.水泳についての注意をよく守る。

11.季節や天候に合った運動を選ぶ。

12.すすんで身体検査を受ける。

D.運動と関連したよい健康習慣を身につけ,安全に注意する。

1.自分のからだに適した運動を選ぶ。

2.かたよった運動をしない。

3.準備運動や整理運動を忘れない。

4.運動と休養の調和を保ち,過労を避ける。

5.からだの調子を考えて運動する。

 

 

6.正しい姿勢を保つ。

 

 

7.危険な場所で運動しない。

8.用具を清潔に保つ。

9.栄養に注意する。

10.水泳の心得を守り,プールの清潔に注意する。

11.季節や天候に合った運動をする。

12.健康検査の結果を運動に活用する。

    E.体育や運動について正しい知識を持つ。

1.運動の種類や方法について正しい知識を特つ。

2.スボーツマンシップについて正しく理解する。

3.施設の意味を正しく理解する。

4.運動を健康に役だてるために必要な知識をもつ

5.リクリエーションについて必要な知識をもつ。

E.進歩するように努める

1.どんなことができるようになったか,またどうすれば,もっとじょうずになれるか(運動の種類や技能などについて)

2.遊びをもっと楽しくするために話合う(どんなことが楽しかったか,どんなことでつまらなくなったか,もっと楽しくするには,どうしたらよいか,だれがよく規則やきまりを守ったか,また守らなかったか,乱暴や危い遊びをした人はいなかったかなど)

3.皆で作った規則やきまりは役にたったか。

4.施設や用具はじょうずに使えたか。

5.健康や安全についての注意をよく守ったか。

E.進歩するように努める

1.新しくどんなことができるようになったか,前よりもどれだけ上達したか。

2.活動は楽しくできたかそれはどうしてであるか

3.よく協力できたか。

 

 

 

 

 

 

4.施設や用具がじょうずに使えるようになったか

5.健康生活の心得をよく守ったか。

6.自分や他人の安全によく注意したか(運動能力など適当な基準のあるものについてはこの基準を用いて進歩を評価する)

F.進歩を評価する。

1.上のA,B,C,Dの各項について,話合いや討議により,また基準のあるものは基準と比較して,あるいは以前の記録や仲間の記録と比較などして進歩を評価し個人やグループの進歩に役立てる。

2.特に知的理解に基く行の進歩を考え,体育や運動についての正しい知識,運動を健康の増進に役だてるために必要な知識などについて学習を指導し,進歩を評価する。