第Ⅵ章 高等学校化学の単元とその展開例

 

は じ め の 学 習

 要 旨

 化学では,どのようなことを,どのような方法で学習していくか,科学的にものごとを考えたり研究したりするにはどのようにしたらよいかを学習する。

 

 目 標

 

 学習の内容と順序

 

単元Ⅰ 水や水溶液にはどんな特性があるか

 要 旨

 化学の任務は天然の物質や化学変化を理解し,また天然の物質をそのまま,または変化させて利用するにある。われわれの住んでいる地球で直接経験できる部分は,気圏・水圏・岩石圏・生物圏からできていて,天然の物質は,そのいずれかに属するが,このうち最も学習の容易なのは水圏であると考えられるので,最初にそれをとりあげることにする。

 水は地球上に,海水その他いろいろの形となって多量に存在する。水は飲み水・洗い水・溶媒その他,いろいろの方面に用いられるので,まず天然水から飲料に適する水や純粋な水をつくる方法や,溶解度について理解させることが必要である。

 また,水を分解して得られる水素や酸素,海水から得られる食塩,さらにその食塩から得られる塩素・塩酸・カセイソーダ・炭酸ソーダなどについてもひととおり学習させ,またこれらの物質がつくられるようになったのは化学の研究の結果であり,化学が資源の利用価値を高めることについて感得させたい。なお,上の諸物質のうち,塩酸・カセイソーダ・食塩に関連して,酸・塩基・塩の概念と,水溶液の酸性・アルカリ性についての理解を深め,また,化学の基礎となる原子・分子・イオンなどの概念や基本的な化学量や化学変化の本質についての理解や基礎的な実験技術の習得をも期待している。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅱ 空気の成分はどのようなはたらきをするか

 要 旨

 単元Ⅰの水に引き続き,この単元では気体をとりあげる。単元Ⅰでも,いくつかの気体を取り扱ったが,この単元では空気を例として一般気体の通性をも明らかにしたい。

 地球上に起る自然現象は,すべて大気の中で行われ,空気の成分がそれに影響している。化学の研究によって空気の成分がしだいに発見され,それによって自然に対する認識が深まり,また,呼吸に必要な以外には価値のないものと考えられていた空気から,種々の有用な物質が得られるようになったが,これらのことについても理解を深めることが必要であろう。

 なお,空気中の窒素からアンモニアが合成され,また,酸素の酸化作用を利用して亜硫酸ガス・硫酸・硝酸がつくられること,およびこれらの化学工業の成功は,触媒の発見や化学平衡に関する研究の進歩に大きな原因があったことがとりあげられる。またこれらの物質に関連して,酸化剤・還元剤の一般的な作用や酸化・還元の意義についても学習するようにしたい。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅲ 大地の成分はわれわれの生活とどんな関係があるか

 要 旨

 岩石の領域についての化学的な問題の学習は,空気や水に比べて困難が多いようである。しかし,われわれは大地の上に住み,大地に作物をつくり,大地から種々有用な物質を得ているのであるから,大地に関し解決の必要を感じ,また,興味をいだいている問題は少なくない。

 大地における化学変化は,空気や水におけるよりも複雑なものが多いが,大地が主としてケイ酸塩から成ること,岩石から土のできる経路や石灰洞の生因などについての理解は,さして困難なことではないであろう。

 地下から得られる金属資源については単元Ⅳに,石炭・石油については単元Ⅴにゆずり,ここでは,その他の地下資源からつくられる生石灰・消石灰・セメント・ガラス・陶磁器などについて調べ,また,土の性質が作物の生育に関係の深いことや肥料がよく土を改良することを理解し,環境の現象に対する興味を深めることが望ましい。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅳ 金属にはどんな特性があるか

 要 旨

 現代の生活には金属が多く用いられる。これらの金属が実用されるに至ったのは,それらを鉱石から得る冶金術の進歩に負うところが多い。これを理解するためには,二,三の冶金法について学習するのがよいであろう。

 金属には他の物質と異なった特性があり,また,金属の種類によって,さらにその特性が異なっている。われわれが金属の特性に従ってそれを利用していることや,目的に応じた特性をもつものを求めて種々の合金をつくっていることを理解することがたいせつである。

 金属の化学的性質は,そのイオン化傾向と密接な関係があり,そのことが金属の冶金の難易にも関係し,電池の製作にも利用され,金属の腐食にも関係している。この理解のもとに金属製品の正しい取扱を会得するようにしたい。

 また,金属化合物には工業的に有用なもののあることの理解も重要である。

 さらに,金属と非金属との区別から進んで,元素の分類に周期律の利用されること,周期律と原子構造との関係も明らかにして物質界の妙味を感得するようにしたい。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅴ 燃料の特性をどのように活用しているか

 要 旨

 燃焼を利用して光と熱とを得ることは古くから行われているところであるが,近代工業の発達に伴い熱と動力を得る目的で多量の燃料が必要となり,自然物ばかりでなく,それを加工した燃料が製造されるようになった。

 したがって,どんなものが燃料として役だち,また,どんな燃料が製造されるかを知ること,各種燃料の特性をどのように生かして用いるかを知ることは家庭生活をするにも,今日の産業や社会経済を理解するにも必要なことである。

 この単元ではこれと同時に燃料に関連してこれの基礎となっている熱化学について理解を深め,また,燃料以外の動力源や原子核エネルギーについても,その概念をもつことが望ましい。

 燃料として用いられる水性ガスやアセチレン,燃料製造の際に副生するコールタールなどが,今日では合成化学の重要な原料となっているから,それらから何ができるかということについての学習もたいせつである。また,これらの合成は有機化学の原理に従って行われるのであるから,この単元で有機化学の基礎についての理解をも得ることを期待している。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅵ 食品はどんな成分からできているか

 要 旨

 食品の栄養的価値は,それに含まれている栄養素の種類と量とによっている。食品中に含まれる炭水化物・油脂・タンパク質の性質,それの消化,栄養的価値について学習することは,食生活を合理化し,健康を増進するのにたいせつなことである。また,これと同時に,ビタミン・ホルモン・酵素などが生理的に重要な意義をもつこと,食品の中の物質には,食料以外の目的に使われることもあることについても,理解を深めることが望ましい。

 なお,食品の加工や医薬・農薬についてもこの単元で取り扱い,化学研究が保健・治療に貢献していること,また,それらの知識を活用することによって化学の恩恵を受け幸福を増進しうることを感得させ,よい健康の習慣を養うようにしたい。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅶ 衣料は化学の研究によってどのように進歩したか

 要 旨

 衣料は人間の生活において,住居・食料とともに,最も重要なものの一つである。われわれの身につける衣料繊維には,いろいろな種類があり,それらがどのような原料から作られ,どんな成分からできており,また,その性質がどのようなものであるかを理解することは,その衣料を正しく取り扱うのに必要であるばかりでなく,保健上にもたいせつなことである。これをもとにして,さらに,衣料の洗浄・漂白・染色についての知識や技能を習得することによって,衣料の合理的な処理能力をうることができるであろう。

 衣料の原料としては天然繊維だけでは需要を満たすことができないし,また,その生産が特定の地域にかたよっている。これがきっかけとなって人造繊維の研究が進み,人絹や合成繊維が発明され天然繊維をしのぐものさえ現われてきている。これらの問題を学習することによって衣料の改善・進歩がどのように行われつつあるかを理解することができるだけでなく,化学工業が繊維資源の不足を補い,他の天然資源から繊維を製造して,その利用価値を高めていることを通して,化学の重要な原理や法則をも知ることができよう。

 さらに,ゴム・合成樹脂などについての理解を広め,化学工業の重要さを認識させることを期待している。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅷ 化学の発達は自然の理解や生活の改善にどのように貢献してきたか

 要 旨

 これまでの学習で,化学の研究が人類の福祉と密接な関係のあることを知り,また,化学的な諸現象のうちに存する諸法則や,それを説明する学説,これらの発展過程ならびにこれまでの化学者の努力と化学の進歩などについて理解を深めてきた。

 この単元では,これまでの単元に散在するこれらの諸点についてまとめ,これら相互の連関や科学との関係について,合わせ考究する。そして,科学的な態度や科学的な物の考え方をいっそう深め,常に自然界に対し問題を発見し,その解決法を計画し,真理を求める態度と能力とを養うことをねらっている。

 一方,化学を日常生活に応用する心構を伸張し,さらに化学に関係のある職業に対して,じゅうぶんな理解をもつことを期待している。また,化学的研究の進歩発展と,その恩恵をすべての人々が受けるためには,国際協力の必要なことについても理解を与えたい。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

(付 録)参 考 書


 
著  者
書  名
発 行 所
著  者
書  名
発 行 所
 
事典・数表
   
単元Ⅳ
 
石原 純 外 理化学辞典 岩 波 書 店 飯 高 一 郎 金属と合金 岩 波 書 店
便覧編修委員 理化学便覧 共 立 出 版 斎 藤 大 吉 金属材料とその加工法 丸    善
実 験 化 学

便 覧 委 員

実験化学便覧 共 立 出 版 葛 原 義 雄 鉄 の 話 大  雅  堂
工業化学会 実用化学便覧 化学工業協会 松本 純三 外 顔料絵具インキ 共 立 出 版
物化学同好会 化学恒数表 広 川 書 店 石 橋 正 樹 塗    料    〃
東京天文台 理 科 年 表 丸    善 槇  屋  栄 電    池 修  教  社
岩波編集部 科学の事典 岩 波 書 店 山 口 与 平 基礎電気化学 裳  華  房
平  凡  社 理 化 事 典 平  凡  社 田 村 幹 雄 光 化 学 至  文  堂
理工学辞典

編 集 員

理工学辞典 森 北 出 版 菊地,宮本,福島 現像の理論と実際 ア ル ス 社
白 崎 章 一 日本国勢図会 国  勢  社 玉 木 英 彦 周期律から

  超ウラン元素まで

春 日 出 版
 
化学一般
  武 谷 琢 美 高校生の化学無機化学 有 宏 書 房
槌田 竜太郎 化学序論Ⅰ,Ⅱ 増  進  堂 岡 本 正 三 鉄 の 話 三  省  堂
津  田  栄 化 学 通 論 朝 倉 書 店  
単元Ⅴ
 
飯島 俊一郎 解説化学通論 共 立 出 版 衛  藤  隆 燃料学,耐火材料 淀 屋 書 店
越 山 季 一 理論化学要説 内田老鶴圃 大 村 一 蔵 石    油 岩 波 書 店
樫 本 竹 治 要説化学通論 丸    善 舟  阪  渡 燃料化学分析試験法 修  教  社
林  太  郎 化学の研究 旺  文  社 村 田 和 也 燃 料 工 学 産 業 図 書
千 谷 利 三

添 原 義 之

現代の化学Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ 共 立 出 版 香坂 洋次郎 発生炉ガス及水性ガス    〃
鮫島 実三郎 物理化学教本 裳  華  房 吉 村 万 治 燃料の知識 誠文堂新光社
千 谷 利 三 一般物理化学 岩 波 書 店 沼畑 金四郎 家庭燃料の科学 光  生  館
北  岡  馨 化 学 概 論    〃 三浦 伊八郎 薪炭学考料 共 立 出 版
井  上  敏 化 学 概 論    〃 燃 料 協 会 燃 料 大 観 丸    善
日本化学会 解説化学シリーズ(26冊) 大日本図書 栗 原 鑑 司 燃 料 工 業    〃
森  元  七 高等化学深論 内田老鶴圃 村 田 和 也 石油と石炭 昭  晃  堂
植  村  琢 化 学 新 講 大日本出版 岡  新  六 石    炭 共 立 出 版
飯島 俊一郎 高校生の化学概論 有 宏 書 房 香坂 要三郎 石 炭 化 学 三 共 出 版
小 林 正 久 新制図解一般化学 増  進  堂 崎 川 範 行 石炭の化学と試験法 槇  書  店
樫 本 竹 治 現代化学通説 理化学出版 伊 木 貞 雄 石炭及その試験法 丸    善
石 川 清 一 化 学 概 論 培  風  館 香坂 要三郎 石炭ガス及工業用ガス 共 立 出 版
槌田 竜太郎 化 学 外 論 増  進  堂 桑  田  勉 石 油 化 学 河 出 書 房
武 原 熊 吉 化 学 提 要 三  省  堂 小 林 久 平 人造石油工業 丸    善
   〃 新 制 化 学 昇  竜  堂 ルイスフオン

エルベ

河村 竜朗 訳

燃焼機構学 海  山  堂
妻木 外二名 無機及理論化学大要 三  省  堂 大 島 義 清 燃料及燃焼概説 丸    善
津  田  栄 無機化学通論 裳  華  房 黒 川 貞 武 応用燃料化学 宗 教 出 版
   〃 基礎無機化学 有 宏 書 房  
単元Ⅵ
 
武 原 熊 吉 高校生の無機化学    〃 有本 邦太郎 食品成分表 光  生  館
柴 田 雄 次 無機化学概要 南  江  堂 岩 田 久 敬 食 品 化 学 養  賢  堂
永海 佐一郎 無機化学の基礎 内田老鶴圃 高 田 亮 平 食 糧 化 学 丸    善
玉虫・白井共著 化学概説1,2 岩 波 書 店 竹林 松二 外 食物の科学 学 園 出 版
森  元  七 新無機化学綱要 内田老鶴圃 有本 邦太郎 外 栄 養 科 学 光  生  館
石 川 総 雄 詳解無機化学    〃 桜 井 芳 人 栄 養 化 学 朝 倉 書 店
井  上  敏 教養無機化学 朝 倉 書 店 榊  立  誠 栄養化学概論    〃
亀 高 徳 平

樫 本 竹 治

要説新無機化学 丸    善 鈴木 梅太郎 栄養学概論 雄  山  閣
石 井 頼 三 無機製造化学 有 宏 書 房 尾 崎 準 一 油 脂 化 学 朝 倉 書 店
石 川 清 一 無機化学要論 培  風  館 有山 恒外一 蛋白質化学    〃
岩 永 源 作 横観無機化学    〃 内田 正次郎 熱量測定法 共 立 出 版
岩 永 源 作 横観有機化学    〃 鮫島 実三郎 膠 質 学 裳  華  房
柴 田 雄 次 無機化学Ⅰ,Ⅱ 岩 波 書 店 朝比奈泰彦 外 第六改正日本薬局法註解 南  江  堂
亀 高 徳 平

樫 本 竹 治

要説有機化学 丸    善 幸田 文次郎 小 薬 理 学 医 書 出 版
小竹 無二雄 有機化学 上,中,下 理 工 出 版 宮 崎 三 郎 薬 理 学  東 南 書 房
後 藤 格 次 有 機 化 学 朝 倉 書 店 二 国 二 郎 改訂栄養化学 岩 波 書 店
漆 原 義 之 有機化学Ⅰ,Ⅱ 共 立 出 版 井 上 兼 雄 栄 養 学 朝日新聞社
越 山 季 一 有機化学要説 内田老鶴圃 小 方 芳 郎 サツカリンとズルチン 大  雅  書
後 藤 格 次 有機化学要説 朝 倉 書 店 住 木 諭 介 味の化学(科学の泉) 創  元  社
妻木 外二 名 有機化学大要 三  省  堂 笹 原 安 夫 雑草と2—4D 日本揮発油会社
都築 洋次郎 教養有機化学 朝 倉 書 店 鮫島 実三郎 煙 霧 質 河 出 書 房
石 川 清 一 新制高校生の有機化学 有 宏 書 房 桂井 富之助 コロイドの理論 化 学 集 堂
近 藤 一 二 有機化学解説 研 数 書 院 玉 蟲 文 一 膠 質 化 学 岩 波 書 店
石 川 清 一 有機化学要論 培  風  館 米国農務省編

佐藤,鈴木訳

科学食の知識 河 出 書 房
菅 沼 市 蔵 近世有機化学 裳  華  房 岩 田 久 敬 綜合食品化学 養  賢  堂
亀 高 徳 平

樫 本 竹 治

理論応用有機化学 丸    善 鈴 木 文 助

小幡 弥太郎

生 物 化 学 朝 倉 書 店
石 渡 三 郎 有 機 化 学 広 川 書 店 鈴木 梅太郎 食 料 工 業 丸    善
竹 林 松 二 有機化合物の結合と反応 増  進  堂 田 中 顕 三 農薬の使い方 実業教科堂
小 泉 正 夫 化学結合論 共 立 出 版 村 川 重 郎 農薬の化学と応用 朝 倉 書 店
友 田 宜 孝 最新化学機械学    〃 鈴木 梅太郎 栄 養 読 本 日本評論社
   〃 応用化学精義 山  海  堂 下瀬 川一郎 炭 水 化 物 目黒学術普及会
山 田 桂 輔 改訂有機合成化学 修  教  社 武 渡 三 吉 炭 水 化 物 朝 倉 書 店
三 羽 忠 宏 高校生の有機製造化学 有 宏 書 房 三  宅  捷

林  金  雄

炭水化物概論 岩 波 書 店
友 田 宜 孝 解説工業化学 共 立 出 版 二 国 二 郎 澱 粉 化 学 朝 倉 書 店
岩 瀬 栄 一 近代化学工業概論 北  隆  館 上 野 誠 一 油脂化学及油脂各論 丸    善
田 中 芳 雄 化学工業総論 誠文堂新光社 尾 崎 準 一 食用油脂栄養論 雄  山  閣
産業化学協会 化学工業製造工程図集 技  報  堂 赤堀 四郎 外 蛋 白 質 三 共 出 版
亀 山 直 人 化学工業総論 共 立 出 版 赤 堀 四 郎 アミノ酸及蛋白質 共 立 出 版
工業化学会 本邦化学工業の概観 誠文堂新光社 深 井 冬 史 アミノ酸製造法 太  陽  閣
田中 芳雄 外 有機工業化学 丸    善 西 村 賢 次 酵母の理論と実際 河 出 書 房
阿武 喜美子 家事理化学 光  生  館 小 野 豊 樹 酵 母 化 学 経営評論社
 
化学実験書
  植島 定次郎 酵母とペニシリン 平  凡  社
越 山 季 一 化学実験室 内田老鶴圃 筑 田 勇 弥 パ ン の 話 大 谷 書 店
藤 木 源 吾 化学講義実験法 共 立 出 版 筑 山 義 助 麦酒とウイスキー 大 谷 書 店
槌田 竜太郎 外 定性分析化学実験 増  進  堂 鈴 木 一 夫 醤油,味噌醸造法 富  民  社
石 川 潤 一 有機化学実験法 培  風  館 社木 梅太郎 ビ タ ミ ン 日本評論社
小竹 無二雄 有機化学実験法 理 工 出 版 皆 川 豊 作 果物の科学 朝 倉 書 店
都築 洋次郎 有機化学小実験集 裳  華  房 金原 松次 外 食品衛生簡易検査法 南  山  堂
黒 田 一 夫 化学教室実験指針 自 由 書 院 大岡 増次郎 食品分析一般試験法    〃
鮫島 実三郎 物理化学実験法 裳  華  房 右 田 正 男 水産と化学 天  然  社
河 野 通 匡 理化実験法要説 日本出版所 左右田 徳郎 生化学講話 日本評論社
緒  方  章

近  藤  毅

化学実験操作法 南  光  堂 江上 不二夫 生化学研究の進め方 創  元  社
芝 崎 総 夫 基礎化学実験法 山  海  堂 薮田 真次郎 農薬の化学 化 学 集 書
井  上  敏 無機化学製造実験 南  光  堂 諸  岡  存 茶その科学と薬学 泰  光  堂
西田 伝五郎 定性分析実験指針 丸    善  
単元Ⅶ
 
河 村 文 一 分析化学入門 産 業 図 書 菱 山 衡 平 被服材料学 光  生  館
高 木 誠 司 定性分析化学 日本薬版所 井  本  稔 合成樹脂化学 増  進  堂
共  立  社 実験化学講座 共 立 出 版 岩波写真文庫 木    綿 岩 波 書 店
阿  藤  質 化学実験法 培  風  館 斉 藤 俊 吉 衣 服 材 料 光  生  館
田中 正三郎 電気化学実験法 内田老鶴圃 厚 木 勝 基 繊維素化学工業 共 立 出 版
木 羽 敏 泰 試験管でできる実験 創  芸  社 川村 新一郎 新洗滌剤の発達 竜  吟  社
 
単元Ⅰ
  厚 木 勝 基 パルプ及紙 丸    善
洞  沢  勇 飲 料 水 日 本 医 書    〃 人 造 絹 糸    〃
日 高 孝 次 海 と 人 小 山 書 店 繊 維 学 会 新しい化学繊維 高分子化学協会
奥  田  毅 原 子 の 話 学  習  社 川上,星野,友成 合成繊維    〃
小 泉 正 夫 重水の化学 積  文  堂 高分子化学協会 高分子の化学と工業    〃
吉 野 諭 吉 水 の 科 学 東 洋 書 店 菱 山 衡 平 精練漂白及染色 共 立 出 版
村 上 秀 二 水の生活科学 柏 葉 書 院 中島 武士郎 実用色染学 上,下 丸    善
福 永 範 一 塩及苦汁工業 恒  星  社 成 田 潔 英 木から紙になるまで    〃
庄  司  務 曹達と工業 河 出 書 房 西 田 屹 二 木材化学工業 朝 倉 書 店
広瀬 孝六郎 上 下 水 道 山  海  堂 八 浜 義 和

上  代  昌

リグニンの化学 日本評論社
三 宅 泰 雄 水 質 検 査 小 山 書 店 祖 父 江 寛 人 造 繊 維 コ ロ ナ 社
 
単元Ⅱ
  谷 崎 隆 嘉 人造絹糸と

ステーブルファイバー

共 立 出 版
千 谷 利 三 燃焼と爆発 日 本 評 論 祖 父 江 寛 新しい合成繊維 時事通信社
柿 木 二 郎

    外二名

空気の科学 学 園 出 版 井  本  稔 合成高分子の化学 創  元  社
北大低温科 低 温 科 学 岩 波 書 店 辻 雄次 訳 アセチレンの化学 北  隆  館
久留島 秀三郎 空気の液化と其利用 相 摸 書 房 日 比 藤 治 カーバイド工業講話 丸    善
村 井 義 男 空気よりの製品 共 立 出 版 井  本  稔 ナイロンの発見 創  元  社
崎 川 範 行 触    媒 創  元  社 井上 健吉 訳 プラスチツク 弘  道  館
千 谷 利 三 化 学 反 応 内田老鶴圃 松 井 悦 造 合 成 樹 脂 共 立 出 版
白 井 俊 明 零 属 元 素 昭  文  堂 倉 橋 紀 元 ゴム工業と合成ゴム 理 工 出 版
片 山 正 夫 化 学 談 義 培  風  館 岩 本 義 雄 油脂,石鹸,塗料 共 立 出 版
原 光 雄 訳 酸素の発見 大日本出版 柴田 林之助 染 料 化 学 朝日新聞社
 
単元Ⅲ
  斎 藤 辰 雄 染    料    〃
中  川  博 セ メ ン ト 科学主義工業社 服 部 静 夫 植物現象と化学 化 学 集 書
木村 健二郎 地 球 化 学 化 学 集 書 菱 山 衡 平 洗濯の化学 羽 田 書 店
岩 崎 岩 次 火山の化学    〃 山賀 益三郎 人造繊維工業 朝 倉 書 店
上 田 清 外 硝    子 産 業 図 書 小 谷 久 一 合成繊維及合成樹脂 産 業 図 書
各 務 鉱 三 硝子の生長 七 文 書 院 成 田 潔 英 繊 維 提 要 丸    善
永井 彰一郎 窯業品の化学試験法 内田老鶴圃 繊 維 学 会 繊維性能表 修  教  社
   〃 珪酸塩工業要覧    〃 沢  宗  誠 合成樹脂と化学会維 青 山 書 院
   〃 煉瓦,瓦,タイル耐火物 共 立 出 版 繊 維 学 会 繊維工学便覧 修  教  社
杉 江 重 成 ガラスと生活 河 出 書 房  
単元Ⅷ
 
永井 彰一郎 工業化学叢書化学肥料 学 術 図 書 久 保 昌 二 化 学 史 上 白  水  社
河 島 千 尋 工業化学叢書 陶磁器 学 術 図 書 松 野 吉 松 化学思想史 共 立 出 版
高橋 純一 訳 地 球 化 学 内田老鶴圃 湯 浅 光 朝 解説科学文化史年表 中央公論社
望 月 勝 海 地質学入門 古 今 書 院 山  岡  望 化 学 史 伝 裳  華  房
永井 彰一郎 珪酸塩工業 共 立 出 版 原  光  雄 ラヴオアジエー 弘  文  堂
庄  司  務 酸アルカリ及肥料 産 業 図 書 菅 井 準 一

杉 田 元 宣

科学の成立と発展 中 教 出 版
三 須 英 雄 肥 料 学 朝 倉 書 店 稲 村 耕 雄

小川 基 訳

科学は世界を改造する 新教育事業協会
 
単元Ⅳ
  水島 三一郎 物質の骨組 学 術 図 書
岡 本 正 三 金属の化学 洋  々  社 菊 地 正 士 物質の構造 創  元  社
槌田 竜太郎 金属化合物の色と構造 増  進  堂 中瀬古 六郎 世界化学史 カ  ニ  ヤ
村  上  透 電 鍍 化 学 修  教  社 伊 藤 至 郎 化学の発展 新 興 出 版
中村 道太郎 写真化学大系 誠文堂新光社 真 島 利 行 有機化学史 化 学 集 書
田中 正三郎 応用電気化学概論 内田老鶴圃 小 泉 正 夫 化学結合論の近代的発展    〃
山 本 洋 一    銹 高 山 書 院 スヴェドベリー 物質観の歴史 白  水  社
亀 山 直 人 電 気 化 学 岩 波 書 店 矢 島 祐 利 近世科学史 弘  文  堂
茅  誠  司 金属の物理 河 出 書 房 ダンネマン 大自然科学史 三  省  堂
浜住 松三郎 金 相 学 共 立 出 版 岡  邦  雄 自然科学史 白  楊  社
杉 本 朝 雄 放 射 能 河 出 書 房 河崎 文珠之助 化学発明の驚異 高 山 書 院
木 村 一 治 原子核エネルギー    〃 高  橋  清 ノーベル物理化学賞 北  隆  館
藤 岡 由 夫 物質の究極    〃 桂井 富之助 ノーベル賞物語 興  洋  社
沢  宗  誠 原子力の解説 青 山 書 院 白 井 俊 明 ノーベル賞 弘  文  堂
河  合  匡 金 属 材 料 日本工業学会 田  中  実 岩波全書化学史 岩 波 書 店
三 宅 泰 雄 物とは何か 創  元  社    〃 原子論の誕生,追放,復活 三 一 書 房
浜住 松三郎 金    属 内田老鶴圃 宮 里 長 保 原子の世界 火  星  社
三 島 徳 七 金 属 材 料 北 原 出 版 武谷,中村共訳 ロスアラモス

  原子兵器の効果

河 出 書 房
加  藤  勉 金属の効用 創  元  社 矢 島 祐 利 科学概論と科学史    〃