第Ⅴ章 高等学校物理の単元とその展開例

 

は じ め の 学 習

 要 旨

 物理ではどのようなことを,どのような方法で学習していくか,科学的にものごとを考えたり研究したりするにはどのようにしたらよいかを学習する。

 

 目 標

 

 学習の内容と順序

 

単元Ⅰ 電流にはどんなはたらきがあるか

 要 旨

 いろいろな物理現象のうち,最初に電流のはたらきをとりあげるのは,この現象が生徒にとって興味深いものであって学習意欲を起しやすく,しかも物理的な考え方や,実験のしかたになれるのに適しているからである。もとより電気現象全般をとりあげることは,それに必要な基礎がないのでできないが,この単元で取りあげる程度の現象の学習は,中学校の理科からすぐに続けても無理はないと思われる。また,わが国の大部分は,つゆごろから秋にかけては,静電気の実験をしにくいのであるが,1学期の初めの時期ならば,さほど困難を伴わないであろう。

 この単元の趣旨はこのような考えから,生徒の実験を中心にして学習を進めながら,静電現象や電流の諸作用について基本的な理解をし,物理的な考え方,数量的な取扱方,実験のしかたなどに慣れることにある。電流のエネルギーとしての利用法については,それの基礎となる学習がすんでからとし,単元Ⅶにとりあげることにした。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅱ 光学機械には光のどんな性質が利用されているか

 要 旨

 波動に関する事項を分けて,おもに幾何光学に含まれる部面を比較的初めの単元に取りあげたのは,これらの光の諸現象が具体的に実験しやすく,生徒は光学機械の使用にはかなり慣れており,また,単元Ⅰで取り扱った電気とは,また性質の異なった物理現象の研究に慣れるのにつごうがよいからである。

 したがって,この単元では,光の諸性質や光学機械についての知識を得るのみでなく,実験の方法を計画したり,実験機械を正しく取り扱ったり,実験の結果から法則を帰納したり,物理現象を数量的に取り扱ったりして,今後の学習の態度を作っていくことを目ざすべきである。

 光の波動としての性質については,ここでは理解が困難であると思われるので,後の単元で学習することにした。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅲ 力を受けた物体はどんな運動をするか

 要 旨

 この単元では運動の調べ方,力の働き,次いで,運動と力との関係を取り扱う。まず,身近かな現象である物体の落下をとりあげ,ここで直線運動の調べ方,速度と加速度の意義,投射体の運動について曲線運動の調べ方を学び,これらを通して身につけた研究方法を,次の円運動・単振動で活用し拡充する。ここで,ひとまず運動の研究を終り,力のつりあい,力の合成分解の問題に移り,またこれの応用として重心や簡単な機械の働きをとりあげ,次に,上の考察の結果と実際の現象との間の差を説明するために,摩擦や抵抗の性質を調べる。こうして最後に力と運動との関係を考察し,この単元の主題目に対する一般的な解答を得て,この単元を終る。

 この単元では類推によって推論することや(斜面上の球ころがしから落体の運動を類推する),グラフを用いて推論していく方法,直観を定量化していく能力,推論を実験によって確めていく態度などを学びとることがたいせつである。

 力と運動との関係は終りに近づいてから取りあげるようになっているが,これに関係したことは,その前にもしばしば現われる。このような場合は,それぞれ一つの特殊な場合として取り扱っておき,単元の最後に帰納的にまとめることが望ましい。

 以上のように,この単元の組立ては学習の効果をあげるために,見なれている現象,日常親しんでいる現象の研究を中心として発展していくようになっている。力学の体系は論理的に組みたてられているので,論理的な考究にのみ終始しやすいが,実験を行っては推論していくようにくふうをしていきたいものである。これは科学的な態度や能力を高める上からいっても,また自然の妙趣を感得するためからいっても必要なことであろう。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅳ 力や熱によって物の形や状態はどのように変るか

 要 旨

 単元Ⅲで力や運動について調べたときには,物体を剛体または質点として取り扱ったのであるが,実際には,物体それ自身が力によって大なり小なり変形を受ける。それで,たとえば構造物を取り扱うときには,単に力のはたらき方だけでなく,それにともなう材料の変形や強さを考えなければならない。このように,われわれの接する具体的な物理現象は,いろいろな原因や要素が関係していて,これを考慮しなければならないことが多い。力や運動を取り扱って,次に力や熱による変形や状態の問題を取りあげるのは,これらの間の関連が密であり,また次の単元への発展につごうがよいからである。ここでは,固体・液体・気体などが熱や力に対してそれぞれの性質をもっており,また,温度や圧力によって他の状態に移り変ること,また物の性質のいくつかの性質が,分子のはたらきという見方から,よく説明されることなどを学習する。これらの現象は,具体的で,生活や産業に深い関係をもっており,実験の材料も豊富である。実験を計画し,正しく器具を使い正確な測定を行う能力を高め,また,環境の現象に対する興味を深めるにも,よい機会となるであろう。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅴ エネルギーはその形をどのように変えていくか

 要 旨

 単元Ⅲ,Ⅳで力と運動の関係,熱量などについて取り扱ってきたが,この単元ではこれをエネルギーの立場から考えてみることにする。さらに進んで,多種多様でその間に何の関係もないように思われる自然現象もこれをエネルギーの概念によって,統一的に理解することができることを導く。それで,まずエネルギーとはどんな量であり,どのようにして測定するかを明らかにし,位置エネルギーと運動のエネルギーを調べ,落体の場合には,これらのエネルギーの和が一定に保たれていることを確かめる。次に気体分子の運動と温度・圧力との関係を考察し,さらに—般に熱エネルギーが分子の運動からいかに理解されるかを明らかにし,また熱エネルギーの伝わり方について調べる。次に熱エネルギーが機械的エネルギーにどのように変換するかについてその関係を求め,力学的エネルギーの保存,されないような摩擦を伴う現象も,熱エネルギーをも加えて考ればエネルギーが保存されることを明らかにする。また熱エネルギーを機械的エネルギーに変える装置としての熱機関についても簡単にふれる。最後にわれわれが利用しているエネルギーの源が太陽にあることをいろいろの例から理解し,またエネルギーはいろいろとその姿を変えても常に一定に保たれていることを明らかにする。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅵ 音波や光波はどんな性質をもっているか

 要 旨

 自然界には多種多様の波動現象がみられる。ことに音波と光波はその著しいもので,われわれはこれらの波動に満たされた空間に生活しており,おもにこれらの波動現象によって外界を認識しているのである。それだけに,物理現象として取り上げる内容も多いが,ここに光波と音波をまとめて単元としたのは,これらを別々に学習するよりも,波動としての性質から同時に,あるいは比較しながら取り扱うほうが,より統一的に,より容易に,これらの現象を理解することができるからである。

 この単元では,水面の波やバネを伝わる波などの観察からはいって波動の一般的性質を調べ,次いで音の性質をこれまでの経験や,実験によって明らかにし,これを波の性質に結びつけていく。光波についても同様で,光の波動説が,光のいろいろな現象を,どのように巧妙に説明していくかを学ぶ。この単元には,日常,経験する現象がたくさん現われるので,問題を見いだし,正しく観察する能力,原理や法則から事実を解釈する能力などを高めていくのにつごうがよく,また,自然の微妙さを味う機会も多いことと思われる。

 他の単元との関連については,単元Ⅱ(光と光学機械)との関係は,いうまでもないが,単元Ⅲの振動,単元Ⅳの弾性などと関係が深い。波動のような一見まったく異種の現象が,力学的な振動と結びつき,また媒質や空間の性質に関係をもっていることは,物理的な考え方を理解していくのによい材料となるであろう。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅶ エネルギーはどのように利用されているか

 要 旨

 単元Ⅰでは,電流の働きを現象としてながめたのであるが,これをさらに電気エネルギーという見方から,それがどのようにして発生され,どのように利用されているかを調べ,理解していくのがこの単元の趣旨である。すなわち力学的エネルギーがどのようにして電気エネルギーに変えられるか,その電気エネルギーはどのようにして輸送され,どのように力学的エネルギーに変えて利用されるかという問題を取り扱う。また,比較的小さい電気エネルギーではあるが,それが空間に電磁波のエネルギーとして流れ出す特性があることから通信にも利用されているが,通信における電気エネルギーの利用はどんな原理に基いているか,真空管の原理と働き,電気エネルギーを音のエネルギーに変える方法なども重要な問題となる。また電気エネルギーの利用としては大きな分野である熱源と光源としての利用があるので,これを総括的に取り扱う。

 こうして学習を進めていくうちに,身辺にある電気機械・器具に対する理解を深め取扱に習熟すると同時に,このように生活を豊かにしている機械・器具が,純粋に真理への探求心によって発見された原理や法則に基礎をおいているものであり,これに技術者の努力が加わり,社会の必要に伴って発達したという自然科学の進歩のすがたを理解して,物理学者・技術者の努力と,そのとってきた科学的方法の意義を感得することができるであろう。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 

単元Ⅷ 物質構造の研究は,文化の発展にどのように役だってきたか

 要 旨

 最近の物理学は原子および原子核の構造の研究から,さらに進んで物質の諸性質や電磁波の諸現象まで原子論的な立場で解明しようとしている。もちろんこれを深く学習することは不可能なことであるが,物質の構造についてひととおりの知識を得,また,物質構造の研究が今日われわれの文化にいかに多くのものをもたらしたかを知ることは,現代人の常識としても必要なことであろう。

 それでまず陰極線の研究からはじめて,電子はどんな性質をもっているか,またそれはどのような面で利用されているかを調べ,次にX線の発生とその利用について学習する。さらに原子の構造はどのようなことから明らかにされたか,あるいは放射性元素,元素の人工変換などについてもひととおり学習する。

 最後に,今までに学習してきた物理の知識がいろいろの産業にどのように応用されているか,また,物理の研究がわれわれの生活や文化をどれたけ豊かにしてきたかを総括的に学習し,将来の職業の選択に役だたせ,また生活を科学的に処理する能力を養うようにする。

 

 目 標

 

 学習の範囲と順序,学習活動

 (A) 物質構造の研究はどのように進んできたか

 

 (B)物理の知識は産業や生活や文化にどのように役だっているか

 

(付 録)参 考 書


 
著    者
書    名
発 行 所
著    者
書    名
発 行 所
 
事  典
   
事  典
 
石 原 純 理化学辞典 岩 波 書 店 理工学事典

編纂委員会

理工学事典1,2,3 森 北 出 版
岩波編集部 科学の事典    〃 日本気象学会 理科学年表 日本評論社
平 凡 社 編 理 科 事 典 平  凡  社 藤  沢  信 科学写真便覧 丸    善
武 谷 三 男 自然科学辞典 霞  書  房 東京天文台 理 科 年 表    〃
芝  亀  吉 物理常数表 岩 波 書 店  
単元Ⅱ
 
 
実  験
  田 辺 敏 郎 望遠鏡と顕微鏡の作り方 誠文堂新光社
吉田 卯三郎

武 居 文 助

物理学実験 三  省  堂 藤  沢  信 写    真 岩 波 書 店
福 本 喜 繁 一般物理学実験法 理 工 出 版 関  正  雄

湯 沢 博 訳

パロマーの巨人天文台 鬼 怒 書 房
松 永 義 明 物理学実験の基礎 広 川 書 店  
単元Ⅲ
 
中 村 清 二 物理実験法 岩 波 書 店 友  近  晋 流 体 力 学 共 立 出 版
真島 正市 外 応用物理学実験 内田老鶴輔 玉城 嘉十郎 質点剛体の力学 内田老鶴圃
平 田 森 三 物理実験をはじめる

     人のために

目 黒 書 店 弾性体・流体の力学    〃
 
科 学 史
  藤 田 三 郎 力    学 共 立 出 版
管 井 準 一 真理愛の科学者 文 理 書 院 田 丸 卓 郎 RIKIGAKU NO

KYOOKASYO

日本ローマ字社
岡  邦  雄 大科学者伝     〃 森 口 英 一 変形する物体の力学 広  文  館
ホ ワ イ ト

森 島 恒 雄

科学と宗教との闘争 岩 波 書 店 井 上 栄 一 流 れ と 渦 目 黒 書 店
ステパーク

立 上 二 郎

偉大なる法則の発見 民  友  社 谷  一  郎 流 水 学 岩 波 書 店
矢 島 祐 利 マックスウェル 弘  文  堂 阪 田 巻 蔵 力 と 運 動 文  祥  堂
田 村 松 平 プ ラ ン ク    〃 原  島  鮮 一 般 力 学 河 出 書 房
加 茂 儀 一 ダ・ヴィンチ    〃 寺 沢 寛 一 初 等 力 学 裳  華  房
菅 井 準 一 ガ リ レ イ    〃 佐 藤 瑞 穂 力 学 汎 論 内田老鶴圃
ダンネマン

安田徳太郎訳

大自然科学史 三  省  堂 木 下 是 雄 まさつの研究 創  芸  社
エーブキュリー

川  口  訳

キュリー夫人伝 白  水  社 マックス

  ウエル

三石・田中訳

物質と運動 学 術 図 書
矢 島 祐 利 ファラディー 岩 波 書 店 原  島  鮮 力の科学    〃
ディッキンソン

原 光 雄 訳

ジェイムスワット 創  元  社 小 林 正 久 自然と力学 増  進  堂
矢 島 祐 利 電磁気学史 岩 波 書 店 平 野 正 雄 図 解 力 学 丸    善
アッシャー

富成 喜馬平

機械発明史    〃 プ ラ ン ク

寺沢・久松 訳

一 般 力 学 裳  華  房
田口 卯三郎

塚  越  修

音の文化史 誠文堂新光社 勝 見  勝  手,道具,機械
 
さえら書房
菅 井 準 一 アインシュタイン 岩 波 書 店 ガリレオ

  ガリレイ

今  野  訳

新科学対話 上下 岩 波 書 店
湯 淺 光 朝 科学文化史年表 中央公論社 末 岡 清 市 一 般 力 学 広  文  館
マイヤー他

崎川範行 訳

エネルギー理論の成立 創  元  社 黒 田 武 定 初 等 力 学 理 工 図 書
岡  邦  雄 自然科学史1.2.3.4.5.6. 白  楊  社 堀  健  夫 壷中の天地(分り易く

といた相対性原理)

北 方 出 版
森 島 恒 雄 科学の歴史 青 也 書 店 宮城 音五郎 水 力 学 岩 波 書 店
黒  柳  準 光学発達史 誠文堂新光社 栗原 かな芽 科学のめがね ジ ー プ 社
 
一  般
   
単元Ⅳ
 
中谷 宇吉郎 科学と社会 岩 波 書 店 ティンダル

三 宅 泰 雄

火のすがた 創  芸  社
ダイジエス

ト・レリーズ

刊  行  会

日本の発明 ジ ー プ 社 白 井 俊 明 火 と 焔 誠文堂新光社
水 野 義 男 環境と生活の物理学 東海出版社 福 本 喜 繁 熱 の 科 学 森 北 出 版
G.S.グレイグ

久保亮五・外訳

科学の教室 時事通信社 芝  亀  吉 熱    学 岩 波 書 店
アインシユタ

イン・インフ

エル

石 原 純 訳

物理学は如何にして

      創られたか

岩 波 書 店 戸 田 盛 和 熱    学 朝 倉 書 房
藤 岡 由 夫 物理学ノート 河 出 書 房 福 本 喜 繁 火,熱,温度 富  山  房
ヘンリー・トマス

藤岡 由夫 訳

科学十講 上下 評  論  社 芝  亀  吉 温    度 岩 波 書 店
ホ グ ベ ン

今野武雄 訳

市民の科学 日本評論社 玉木 嘉十郎 弾性体の力学 内田老鶴圃
菅 井 準 一 科 学 読 本 実 教 出 版 岸保 勘三郎 気    体 目 黒 書 店
ハツクスリー

山家,鈴木共訳

科 学 入 門 創  元  社 中谷 宇吉郎    雪 岩 波 書 店
福島 栄之助 科学技術への道 岩 波 書 店    〃 雪 の 研 究    〃
ティンダル

平田 実 訳

科学と空想 創  元  社 久 保 亮 五 ゴ ム 弾 性 河 出 書 房
ハイベルグ

平田 実 訳

古代科学    〃 戸 田 盛 和 液 体 理 論    〃
中谷 宇吉郎 霧 退 治 岩 波 書 店 野 口 尚 一 材 料 力 学 産 業 図 書
ドライエル・

  ハーマー

日 本 学 振

科学の活動 丸    善  
単元Ⅴ
 
ハツクスレー

日 本 学 振

科学と社会    〃 井 田 光 雄 エネルギー 日本出版社
高 橋 重 雄 テレビジンの話 日本放送出版 菅 原 菅 雄 熱 機 関 産 業 図 書
 
テ キ ス ト
  杉 田 元 宣 熱力学新講 地 人 書 店
朝永振一郎 外 物理学読本 学  芸  社 吉 田 順 五 熱 輻 射 北方出版社
菊 池 正 士 物理学概説 富  山  房 オストワルド

山県 春次 訳

エネルギー 岩 波 書 店
一 瀬 正 巳 物理学概要 培  風  館 ヘルムホルツ

矢島 祐利 訳

力の恒存について    〃
中 村 清 二 中村物理学 上下 富  山  房 ファラデー

稲沼 瑞穂 訳

力 と 物 質    〃
本多 光太郎 物理学本論 内田光鶴圃 ボクベン著

今野・石村 訳

市民の科学第三部

    動力を求めて

日本評論社
寺沢 寛一 他 物理学 上下 裳  華  房 三 縄 秀 松 基礎熱力学 山  海  堂
鏑木 政岐 他 物理の科学 上下 朝 倉 書 房 坂 井 卓 三 熱力学の基礎 誠文堂新光社
石  原  純 物理学概論 岩 波 書 店 生 源 寺 順 水    車 岩 波 書 店
森本 弥三八 新講物理学 大  雅  堂 沖    巌 ポンプ及び水圧機    〃
金 原 寿 郎 物理の研究 上下 旺  文  社 電 気 学 会 蒸気タービン 電 気 書 院
吉田 卯三郎 物 理 学 上下 三  省  堂 公  文  館 内燃機関1

  ジーゼル発動機

公  文  館
一 瀬 正 巳 一般物理学 培  風  館 公  文  館 内燃機関2

  ガソリン発動機

   〃
佐 藤 瑞 穂 物 理 学    〃 八田 桂三 外 熱機関概論 養  賢  堂
原  島  鮮 物理学概論 山  海  堂 宮 本 晃 男 初歩の自動車

  ハンドブック

山  海  堂
秋 元 和 雄 物理学通説 誠文堂新光社 古 賀 豊 城 エネルギー物語 創  芸  社
栗原嘉名芽 外 新制高等物理 上下 実業教科書  
単元Ⅵ
共 立 出 版
松 永 義 明 最新物理学綱要 広 川 書 店 森本 弥三八 物 理 光 学 日本出版社
造 賀 常 一 高等家事物理 培  風  館 水野 国太郎 高校生の

振動,波動,音響

有 宏 書 房
田 丸 卓 郎   中等教育物理学講義 東京開成館 井 田 光 雄 物 理 光 学 日本出版社
クラウズ・ベ

  ンジック著

沢田 富雄 訳

図解の物理 文  祥  堂 塚  越  修

田口 卯三郎

音の文化史 誠文堂新光社
山 田 光 男 物理学大要 岩 波 書 店 中村

  左衛門太郎

波 と 音 学 術 図 書
湯 川 秀 樹 理論物理学講話 朝日新聞社 末 岡 清 市 振動と波動 朝 倉 書 店
森 総 之 助 物 理 解 説 英  進  社 小 幡 重 一    音 岩 波 書 店
 
単元Ⅰ・Ⅶ
  栗原 嘉名芽 音響学序説 共 立 出 版
林 伝一郎 初歩の電気学 大阪教育図書 ブ ラ ツ グ

栗原 嘉名芽 訳

音 の 世 界 創  元  社
吉川 亀次郎 蓄電池及びその取扱法 丸    善 森本 弥三八

杉 浦 義 勝

物 理 光 学 学 術 図 書
ブ ラ ッ グ

稲沼 瑞穂 訳

電気と生活 創  元  社 栗原 嘉名芽

小 幡 重 一

音響実験及び測定法 河 出 書 房
平 尾 邦 雄 静 電 気 学 目 黒 書 店 大 矢 正 次    音 霞ヶ関書房
森 野 捨 信 電気と生活 日本出版社 ド・ブロイ

河野 与一 訳

物質と光 上下 岩 波 書 店
霜 田 光 一 真 空 管 山  海  堂 小 幡 重 一 音楽愛好者

  のための音響学

内田老鶴圃
樫 田 恒 一 電気の科学 文  祥  堂 坪 井 忠 二 地 震 の 話 岩 波 書 店
中 村 幸 男 楽しい電気学 長谷川書房 木 内 政 蔵    光    〃
富  塚  清 ぼくたちの電波研究 さえら書房 松 沢 武 雄 地    震    〃
内藤 卯三郎 電気と磁気 研  究  社 小 幡 重 一 小国民のために

      とは何か

   〃
日本放送協

会   編

ラジオ技術教科書 日本放送出版 早 坂 寿 雄 音響・振動論 コ ロ ナ 社
荒 川 文 六 電 気 工 学 丸    善 伊藤 徳之助 海 の 波 創  元  社
藤 沢 義 男 高校生の電気学入門 北 森 出 版  
単元Ⅷ
 
汎  荘  平 交 流 理 論 理 工 学 社 ミリカン

太田・石田 訳

エレクトロン 彰  国  社
岩田・中野 電気磁気学(応用編) 日本出版社 田 崎 秀 夫 X    線 日本出版社
鈴 木 重 夫 電子顕微鏡 河 出 書 房 村 岡 敬 造 原 子 の 話 国民科学社
内 田 知二 電気術語事典 オ ー ム 社 水島 三一郎 電波と物質 岩 波 書 店
武 田 元 敏 国民の電気読本 山  海  堂 菊 地 正 士 物質の構造 創  元  社
三 枝 守 男 電気の一般知識 牧  書  房 湯 川 秀 樹 目に見えないもの 丸    善
伊 賀 秀 雄 家庭の電気器具 実験出版社 玉 木 英 彦

田 島 英 三

物質—その窮極構造 日本評論社
矢島祐利 外訳 ファラデイ

電気実験研究

岩 波 書 店 菊 地 正 士 粒 子 と 波 創  元  社
平 尾 邦 雄 静 電 気 学 目 黒 書 店 藤 岡 由 夫 原子核から素粒子へ 弘  文  堂
宮 原 将 平 磁気と磁石 白  水  社 児 島 邦 夫 分子のりんかく 日本評論社
熊 谷 寛 夫 電気学の基礎 電 気 書 院 嵯 峨 根

小   谷

原子核物理学解説 コ ロ ナ 社
谷  菅  井 電気磁気学(物理概説) 岩 波 書 店 湯 川 秀 樹 極微の世界 岩 波 書 店
大隅 菊次郎 電 気 機 械 共 立 出 版    〃 中間子の本性について 秋  田  屋
長 島 躬 行 ブラウン管及び光電管    〃 ブ ラ ッ グ

三 宅 訳

物とは何か 創  元  社
佐 野 昌 一 真空管入門 力  書  房 創  元  社 物質の神秘    〃
岩 田 久 吉 放    電 日本出版社 木 村 恒 行 原 子 の 話 文 理 書 院
槇  尾  栄 電    池 修  教  社 ド・ブロイ

河野 与一 訳

物 質 と 光 岩 波 書 店
窪 川 真 男 蓄電池とその保存法 電 気 書 院 ヘ ヒ ト

崎 川 訳

原子の謎をとく 白  楊  社
岡部 金治郎 応用電気学 誠文堂新光社 菊 地 正 士 原子物理学概論 岩 波 書 店
谷  村  功 電気ラジオ初等数学 力  書  房 杉 本 朝 雄 原子核と同位元素 青 山 書 院
阪 本 捷 房

前 田 一 郎

ラジオの原理と作り方 コ ロ ナ 社 松  田  栄 高校生の原子物理学 有 宏 書 房
三橋 鉄太郎 磁石(科学の泉叢書) 創  元  社 湯 川 秀 樹 原子と人間 甲  文  社
弘 山 尚 道 発 送 配 電 実業教科書 仁 科 芳 雄 原子力と私 学 風 書 院
青木・友田 電 気 計 器 修  教  社 ガ  モ  フ

伏見・山崎 訳

不思議の国の

   トムスキンス

白  楊  社
電気通信学会 通信工学大鑑(共通編) 電 気 書 院 ガ  モ  フ

伏見・市井 訳

原子探険のトムキンス    〃
電 気 学 会 電 気 物 理    〃 藤 岡 由 夫 現代の物理学 岩 波 書 店
大  智  浩 電気と家庭生活 富  山  房 ブレークスリ

山屋 三郎 訳

原子力の将来 朝日新聞社
稲田 金次郎 電気実験法 共 立 出 版    〃 続 同上    〃
福 本 喜 繁 電磁気学の法則雑講 力  書  房    〃 水素爆弾    〃
中谷 宇吉郎    雷 岩 波 書 店 藤 岡 由 夫 物質の究極 河 出 書 房
電 気 学 会 電気工学ポケットブック 丸    善 菊 地 正 士 原子物理学    〃
 
単元Ⅱ
  水島 三一郎 物質の骨組 学 術 図 書
吉田 正太郎 光 学 器 械 東西出版社 松  田  栄 原子物理学 研  究  社
東    尭    色 河 出 書 房 吉田 卯三郎

田 中 憲 三

X線結晶学 三  省  堂
日 野 栗 夫 幾 何 光 学 日本出版社 渡  辺  慧 原子核理論の概観 河 出 書 房
山田 幸五郎 幾 何 光 学 共 立 出 版 玉 木 英 彦 周期律から

  超ウラン元素まで

春日出版社
関  重  広 電燈及び照明 岩 波 書 店 奥  田  毅 原 子 の 話 学  習  社
内藤 卯三郎 光 学 要 論 培  風  館 伏 見 康 治 相対論的世界像 弘  文  堂
山田 幸五郎 光学機械篇 共 立 出 版 石 津 武 彦 相対性理論 朝 倉 書 店
正  木  修 幾 何 光 学 培  風  館 菊 地 正 士 原子論から素粒子論へ 丘  書  房
山田 幸五郎 光学の知識 岩 波 書 店 井 田 光 雄

森本 弥三八

原子及び原子核 日本出版社
日本化学会編 写真と印刷 大日本図書 朝永 振一郎 量子力学的世界像 弘  文  堂
ニュートン

阿 部 勉 訳

光    学 岩 波 書 店 松 本 朝 雄 放 射 能 河 出 書 房
堀  健  夫 宇 宙 と 光 岩 波 書 店 荒木 源太郎 素 粒 子 弘  文  堂
東 条 四 郎 レ ン ズ    〃 ローレンス

崎 川 範 行

O の 暁 創元  社
木 内 政 藤    光 岩 波 書 店 ガ  モ  フ

伏見 康治 訳

太陽の誕生と死 白  楊  社
扇 谷 英 一 レンズの歴史 ジ ー プ 社 沢  宗  誠 原子力の科学 青 山 書 院