小学校においては、日常生活に必要な文字を正しく書くための基礎的学習をしたが、中学校では習字として、美しく速く書く能力を伸ばし、毛筆による効果的、計画的な学習をするとともに、高等学校芸能科書道への連関をはかる。
ロ 硬筆や毛筆の正しい持ち方も、正しい腕の構え方がいっそうよくわかる。
ハ ペンや鉛筆・毛筆などによって書く場合、用具によって、用筆法に違いのあることがわかる。
ニ 作品の鑑賞ができ、そのよい所が習える。
ホ 基礎的技術をいっそう高め、実際生活に応用できるようになる。
ロ 筆の使い方によって、点や線にいろいろな変化を生ずることがわかる。
ハ 文章を書くとき、文字の大小、字くばりなどの調和、連綿、墨つぎの要領などがわかり、またそれによって生れる美しさがわかる。
ニ 線と線、字と字の間隔、筆脈などがわかる。
ロ 掛物・額・色紙・たんざくなどの書式がわかり、美的な文字が書けるようになる。
ハ 行書および一般化された草書にも習熟する。
ニ 文字の美に対する趣味を高めるために、各種の筆跡を鑑賞することができる。