(二) 社会と言語。
(三) ことばの移り変り。
(四) 言語表現のいろいろ。
首尾の整わない文、断続のはっきりしない文を見分ける。
文は部分に分けられるということがわかり、文の成分としての主部と述部とを見分ける。
こみいった主語と述語を見分ける。主語を用いない文があることに注意する。
主部と述部、それぞれの中心語・修飾語、接続する語などに分けて、文の意味をはっきりさせる。
(二) ひとつづきのこみいった考えをまとめ、二つ三つの文をつないで一つの長い文とする。
適当に句を結びつけて一つの文とする。
いろいろの接続語を使う。
単文と重文・複文などを見分ける。
節と句の構造をさとる。
くぎり符号を使って、わかりやすくする。
(三) 語の用法と意味。
語の使い方を分類組織し、各品詞の役目を見分ける。
(四) むだなくり返しを省き、紛れやすいことばを除く。
一つの文章には、何か一つの主題が述べられている。その主題を中心として、話の進め方、文章の骨組、文章の段落などを明らかにする。
(二) ことばの効果的な使い方。
意味を強めるために、口調をかえたり、また、文の構造に変化を与えて、人をひきつけるようなことばづかいとする。
特に話のきっかけに注意する。
(三) わかち書きをしたり、段落のくぎりを示すような書き表わし方に注意する。
言語と思考、言語と社会、外国語との比較、ことばの持つ使命などの事がらについても理解させるようにする。
また、学習した古典から文例を求めて文語法の大要を知らせる。そうして今のことばと、昔のことばを照し合わせることができるようにする。