Ⅰ 幼稚園ならびに第1学年
歌 唱
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1.歌唱の楽しさを味わわせる。
2.たくさんの歌を歌わせたり聞かせたりすることによって,音楽的背景を豊かにする。
3.歌唱の能力を伸ばす。 ○正しい調子で ○正しい発音で ○正しい息つぎで
5.歌曲の感じを表現する能力を伸ばす。
6.みんなでいつでも歌える歌曲の数を多くする。
7.読譜や記譜に関する背景を豊かにし,準備を整える。
8.よい習慣を養う。 ○よい姿勢をとる。
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○たくさんの暗唱歌を歌う。
○家庭で楽しんで歌っている歌を,学校でも歌う。 ○学校で楽しんで歌っている歌を,家庭でも歌う。 ○歌遊びをする。 ○歌を劇化する。また,劇の伴奏として歌う。 ○クラス全体で歌ったり,小さなグループで歌ったり,個人で歌ったりする。 ○学校行事その他特別な機会などに歌う。 ○体育科・社会科・理科などと関連して歌う。
○他人の歌うのを気をつけて聞く。 ○特に軽く美しい発声に気をつけて聞く。 ○出しやすい音域で作られた歌を歌う。 ○すわって歌ったり立って歌ったりする。 ○旋律に合わせて手を上下に動かす。 ○いろいろなしるしで,音の動きを黒板に書いてみる。 ○朝のあいさつを節(ふし)にして歌う。 ○他人の歌うのを気をつけて聞いて歌う。 ○いろいろな声音を聞き比べる。 ○歌で問答して遊ぶ。 ○次のような練習をする。 *一息で一つの句を歌う。 ○先生の口型をまねて歌う。 ○明りょうな発音と正しいくぎり方で歌詞を読む。 ○一くぎりごとに,ひとりまたは,小グループで歌う。 ○フレーズのくり返しを注意して聞く。 ○個人やグループで一くぎりずつ歌っていくのを聞きながら,似かよっているフレーズを選び出す。 ○音楽をよく解釈して,表情深く歌う人々の歌を聞く。 ○歌の気分や,リズミカルな流れや,美しさなどを感じながら聞く。 ○自分の気持のままに解釈して歌う。 ○歌詞の内容について話し合う。 ○次のような対照について話し合ったり,身体で表現したりする。 *強い(大きい)——弱い(やわらかい) *速い——遅い *元気——静か ○得意な歌を毎日練習する。 ○知っている歌で小音楽会を開く。 ○階名模唱で音階を歌う。 ○「ラ」や「ル」などで知っている歌を歌う。 ○階名でいろいろな旋律型を歌う。 ○いくつかの簡単な歌を階名模唱で歌う。 ○「ラ」や「ル」などで知っている歌を歌う。 ○先生が「ラ」や「ル」などで歌った旋律や歌の名まえをあてる。 ○歌の音符の長さに合わせてステップをふむ。 ○アクセントや拍子に反応する。 ○歌詞または「ラ」や「ル」などで歌われた歌や楽句を注意して聞いて,階名に直して歌ってみる。 ○心に一つの目的をもって聞く。そして聞いたあとで答える。 ○すわって歌う時,また,立って歌う時のよい姿勢について話し合う。 ○本をもって歌う時の正しい姿勢について話し合う。 ○時々自分の姿勢に注意する。 |
1.児童の発達段階に即した聴唱法による教材 1.調子笛(音又) 2.ピアノ(オルガン) 3.蓄音機・ラジオ 4.レコード 6.掛図類 7.参考書
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器 楽
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1.音楽的表現の手段として,リズム楽器を使用する能力を伸ばす。
3.楽器の組合せをくふうする能力を伸ばす。
4.よい習慣を養う。 ○楽器を正確に演奏する。 ○楽器の手入れや取扱に注意する。
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○リズムや音の効果,ならびに演奏の方法に注意して音を出してみる。
○いろいろな楽器を比べてみる。 ○個人またはグループが作つたリズムの伴奏として,リズム楽器を用いる。 ○レコードやけん盤楽器(ピアノ・オルガン・アコーディオンなど)で演奏された音楽のリズム打ちをする。 ○リズム音楽で歌唱の伴奏をする。 ○リズム楽器でいろいろな活動(行進・かけ足・スキップの伴奏をする。 ○リズム楽器で拍子打ちをする。 ○リズム楽器でいろいろなリズム型を作る。 ○一つまたはいくつかの楽器を使って演奏する。 ○リズム,バンドで演奏する。 ○学級や学校の音楽会に,リズムバンドで参加する。 ○歌ったり演奏したりするのを聞いて,楽器の組合せをくふうする。 ○くふうした楽器の組合せを聞いて話し合う。 ○いろいろな組合せを試み,最もよいものを選ぶ。 ○身体的な反応をしながら注意して聞く。 ○楽器でどんな音が出るかいろいろな音を出して実験をしてみる。 ○そして,どんな効果が生じるかについて話し合う。 ○他人の演奏を注意して聞く。また演奏の態度を観察する。 ○楽器の演奏に関する絵をみる。 ○楽器で演奏するしたくをする。 ○楽器をどのように取り扱ったらよいかについて話し合う。 ○楽器の手入れをする。 |
歌唱教材を用いる。
〔楽 器〕 大太鼓 タンブリン トライアングル カスタネット属 児童・教師のくふうした楽器
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鑑 賞
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1.よい音楽の鑑賞力を伸ばす。
3.純粋に楽しむために,音楽を静かに聞く習慣を養う。
4.いろいろなリズム型に対する感覚と識別力とを伸ばす。
6.音楽は表現の手段であることを理解させる。
8.音楽は美しい音でできていることを理解させる。
9.音のよさを聞き分ける能力を伸ばす。
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○教室での音楽活動のあらゆる面に関連して聞く。
○声楽・器楽(学級で歌う歌唱も含む)のよいものをたくさん聞く。 ○聞いた音楽について話し合う。
○喜びや楽しみのために,短い美しい歌を聞く。 ○身体的反応をするために音楽を聞く。 ○歩いたり,走ったりスキップしたり,その他の運動によってリズム型に反応する。(2/4,3/4,4/4) ○アクセントに注意し,何拍子の曲かを聞き当てる。 ○聞きながら身体を動かして反応する。 ○リズム楽器で拍子をとる。 ○リズム バンドで演奏する。 ○歌や器楽の一部分を劇にする。 ○音楽の感じを話し合う。 *強い——弱い(強弱抑揚) *速い——遅い(速度) *元気——静か(感じ) ○音楽を説明する絵をかく。 ○音楽を聞いて思いついたことを粘土細工で作ってみる。 ○絵画・物語・詩にふさわしい音楽を選び出す。 ○音色を知ったり,演奏法を知るために,楽器で音を出してみる。 ○楽器をよく調べたり,楽器の絵をかいたりする。 ○何の楽器の音色かをはっきりさせるために注意深く聞く。 ○歌や器楽曲の美しさに耳を傾ける。 ○対照的な音を聞く。 *高い——低い ○知っている曲の特徴をとらえるために注意深く聞く。 ○旋律を「ラ」や「ル」などで歌うために注意して聞く。 ○よく演奏され何度も歌われている,音楽の名まえと特徴とを理解するために注意深く聞く。 |
1.リズミカルで明るいもの 2.親しみ深いもの 3.比較的短いもの 4.レコードによる場合の具体的な曲目は,レコード表を参照すること。
〔教 具〕 1.蓄音機 2.レコード 3.ラジオ 4.楽器類 5.音楽家・楽器・演奏形態などの写真や掛図など。
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創造的表現
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1.各人の解釈力を伸ばす。
2.児童の生活をとりまく音楽的な音響やリズムに気づくようにする。
3.新しいものを創造しようとする意欲と能力とを伸ばす。 |
○その音楽がどんな感じがするか,注意しながら聞く。
○音楽の感じを自由に解釈して歌う。 ○自由なからだの動きによって,音楽のリズムを解釈する。 ○音楽による劇化や黙劇化(たとえばお客さまごっこなど)をくふうする。 ○適当と思われるリズム楽器を選択し,それを使っていろいろなリズムを表現する。 ○演奏会で演奏する。 ○オーケストラに編曲された親しみ深い歌を聞く。 ○声や楽器を使って,音響的な効果とリズムとをくふうする。 ○いろいろな音やリズムを注意深く聞く。 ○周囲の音を模倣する。 *小鳥の歌 *犬のほえる声 *自然の音(雨・風・波など) *その他 *汽車のリズム(機械類) *雨のリズム(自然の音) *その他 ○知っている遊戯の伴奏をするために,いろいろな節(ふし)を口ずさむ。 ○簡単な旋律を作る。(通常二フレーズ) |
1.歌唱教材 2.器楽教材 3.鑑賞教材 4.リズミカルな短いことばや問答句 5.擬音や擬声
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リズム反応
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1.音楽によって目ざめた感情を,リズム活動で表現する能力を伸ばす。
○反応に対して先生から示唆を受ける。 (拍手・歩行・スキップ・駆け足・行進その他) ○基本的リズムを遊戯や劇化に利用する。 ○リズム楽器を利用して基本的なリズムを表現する。
4.周囲で感じるリズムを模倣させる。
5.音符および休符の長さに対して,身体的反応をする能力を伸ばす。 |
○ピアノ・オルガン・レコードなどによって演奏されるリズムに反応する。(各人の自由な想像力に訴えて)
○各人が自分で反応する。 ○他人の反応を観察する。
○音楽によって暗示される一定の運動で反応する。 *腕やからだの運動 *全身的な運動 ○リズム型をいろいろな楽器で打つ。
○簡単なリズム楽器で,歌唱の伴奏をしたり,音楽を聞きながらそれに会わせて打ったりする。 *ともだちの歌唱に伴奏する。 *けん盤楽器やレコードで演奏される音楽に伴奏する。 *歌やピアノ曲を伴奏するのに適当な楽器を選ぶ。 ○自然や作業や遊戯などに関するリズムを表現する。 ○演奏されたり歌われる音楽につれて歩行し,駆け足をし,足踏みをし,休息をする。 |
1.ピアノ(オルガン)で演奏される親しみ深い作品 2.児童の想像性を刺激し,理解できるようなレコード音楽 3.ラジオ放送による音楽 4.その他 器楽教材 鑑賞教材 教師,児童の作品
1.ピアノ(オルガン) 2.蓄音機 3.レコード 5.メトロノーム |