Ⅲ. 各学年の指導内容

 

用 語 の 意 味

 1.加法九々と減法九九 0から9までの二つの数を加え合わせる計算は,加法の基礎になるものである。したがって,加法についての意味がわかったら,この計算が反射的にできるようにしなければならない。このような意味から,この種の計算を,まとめて加法九々ということにした。しかし,乗法九々のように,呼び声としてのものではない。

 減法九々は,さきの加法九々の逆の計算をまとめたものである。

 2.除法九々 珠算に関係して「二一天作の五」などの呼び声としてのものがあった。ここで除法九々といっているのは,この種の九々をさしているのではない。乗法九々の逆の計算(2÷0などのように,意味のないものを除く)をまとめて,除法九々ということにした。これも,乗法九々のように,呼び声としてのものではない。

 3.一段階の問題・二段階の問題 このことばの意味を具体的に説明してみよう。

   要するに,何段階の問題という用語は,こどもにとって,問題がどの程度にむずかしいかを示すためのものであり,予想する問題の解決の形式と合わせて考えられるものである。違った演算を二つ組み合わせてできるものは,その個数で示される段階の問題である。同じ演算を二回使ってできるものでも,これを解くのに思考段階が一回であれば,この問題を一段階の問題とし,これを解くのに思考段階が二回であれば,この問題を二段階の問題とする。

 4.丸める わり算などで端下を処理して,ねらいに合うようにすることを,丸めるという。これを例によって説明しよう。

 ○30円のおかねを7人に分けるとする。この場合には端下を切り捨てるのが普通であろう。

 ○30円のおかねを7人から集めようとする。この場合には端下を切り上げるのが普通であろう。

 ○300円のおかねを7人から集めるとする。このときに,およそ,ひとり当りいくらずつ出したらよいかを考える場合には,端下を四拾五入するとか,二捨三入するとかするのが普通であろう。

 このように,ねらいにあうように端下を処理することを丸めるという。この丸める手続は,普通,四捨五入するとか,切り捨てるとか,切り上げるとかすることになる。

 

 5.傾 向  傾向はことばの意味通りで,習慣や態度などをさしている。

三年までの主要指導内容の一覧表


 
数えたり,読んだり,書いたりする ○50までの数を用いる。

○100まで数える。

○個数や順序を言い表わしたり比較したりするのに数を用いる。

○2ずつ5ずつ10ずつ数える。

○二位数を用いて,位取りの原理を知る。

○500までの数を用いる。

○100ずつにまとめて数える

○三位数を用いて位取りの原理を知る。

○概数を見積る。

○5000までの数を用いる。

○小数点を用いて,測定値を書き表わす。

○位取りの原理を拡張し始める。

計算
加法・減法
○意味を知る。 ○意味をまとめる。

○加減九々を知る。

○一位数,二位数についての計算をする。

○加法と減法との関係を知る。

○三位までの数についての計算をする。

○よせ算とひき算のまじっている計算をする。

乗法・除法
○意味の素地を豊かにする。 ○倍の概念や分数の概念を用いて,意味の素地を豊かにする。 ○意味を知る。

○乗除九々を知る。

○乗法と除法の関係を知る。

○単位分数の意味を乗法や除法と結び付ける

測定
長さ
○比較級・最上級を用いて意味の素地を豊かにする。 ○ものさしを用いて,長さをはかる。

○m,㎝,mmを知る。

○道のりと距離の区別を知る。

○長さの目測をする。

重さ
    ○はかりの使い方を知る。

○㎏,gを知る。

容積
    ○ますで容積をはかる。

○l,dlを知る。

時刻・時間
○時計の分針・時針を知る。

○きのう,きょう,あしたなどを知る。

○午前午後はともに,12時間であることを知る。

○七曜を知る。

○各月の日数を知る。

○5分くぎりで時刻を読む

○年号の昭和を知る。

○1分くぎりで時刻を読む。

温度
    ○温度計を用いる。
方向

位置関係

○東西南北の用語を知る。

○上,下,まん中,左の手の側,右の手の側などを知る。

○向かって右(左)……の右(左)を知る。 ○磁針はいつも北をさすことを知る。

○四方位,八方位を知る。

おかね
○売買についての用語を知る。

○おかねのねうちを知る。

○おかねの出し方ををくふうする。  
表とグラフ
○○や×を使って記録する。 ○表やグラフの用語を知る。 ○絵グラフや棒グラフを知る。
分数
○半分,半分の半分を知る。 ○1/2,1/3,1/4を用いる。 ○やさしい分数を知る。
小数
    ○小数を用いる。
実務
  ○おつりの確かめ方をまとめる。 ○おつりの出しやすいように,おかねを出す。
問題解決
○加減の1段階の問題を解く。 ○加減についての2段階の問題を解く。 ○式を用いる。
物の形と図形
○正方形,長方形などの素地を豊かにする。

○まっすぐ,まがったを知る。

○直方体,立方体などの素地を豊かにする。

○まる,たまなどの用語を知る。

○直角を知る。

○円についての性質や用語を知る。

 

この学年配当の使い方

 ここにあげてある学年配当は,小学校における指導内容の望ましい配分を示唆しようとして作られたものであり,一般の小学校の大部分のこどもに対して適当であると考えている。

 しかし,こどもによっては,その学年に配当してあるだけを,とても学習することができないかもしれない。また,こどもによっては,その学年に配当してある量よりも,もっと多く学習することができるかもしれない。このような意味から,ここにあげてある学年配当は,動かすことのできないものであるとは考えていない。

 この学年配当を使うときに,次の事がらに留意してほしい。事がらによって,指導を低学年から始め,むずかしいと思われるものの指導を,ずっとあとにまわしているものがある。たとえば,除法についてみると,一年から,ものを等分することから,その基礎になる事がらを指導している。このような指導のあとを受けて,三年で乗法との関係から,その意味を明らかにしようとしている。さらに,単位分数と結び付けて,その意味をいっそう明らかにしようとしている。このようにして,学年が進むにつれて,除法のむずかしい計算に及んでいる。

 また,ものによっては,地方の実情に応じて,指導する学年を変更したらよいものもあろう。たとえば,百分率などは,地方によって,ずっと早く指導したらよいところがあるかもしれない。地方によっては,もっとあとで指導したらよいところがあるかもしれない。このような場合には,学校は,自由に学年配当を修正してほしい。この場合に,数量についてのこどもの経験を,きっちりと,しかも系統的なものに組み立てることを忘れてはならない。これを考えないで修正したのでは,できた学年配当がこどもの発達にそぐわないものとなるからである。

 

1.一年の指導内容


この学年の目標
関係のある一般目標
1.日常生活をとおして,整数が量の大きさを示すのに有用なものであることを明らかにする。

2.具体的な経験をとおして,位取りの原理についての理解を深め始める。

3.具体的な事実に即して,加法あるいは減法で解決できる事実についての理解を深め始める。

4.実際の場において,数を用いる能力を伸ばし始める。

5.実際の場において,数量的な関係を見抜き,これを処理する能力を伸ばし始める。

6.学校や家庭の生活をとおして,割合を表わすのに,分数に関係のある用語を用いる能力を伸ばし始める。

7.学校や家庭の生活をとおして,時刻,おかねのねうち・長さ・方向・相対的な位置についての理解を深め始める。

8.実際の場において,おかねを正しく払ったり,受け取ったりする能力を伸ばす。

9.遊びの得点などを,表やグラフのかたちにまとめる能力を伸ばす。

10.物の形や図形についての理解を深めるのに有効な機会を与える。

11.学校内外の生活をとおして,数量的な用語や記号を知り,これを正しく使えるようにするとともに,数学的な概念の素地を豊かにする。

12.数量的な関係を用いて,おかねを正しく使ったり,約束に従がって正しく遊んだりするような,個人的および社会的にたいせつな習慣を伸ばす。


 


 

c,f


 

 

 

 


 

 
 


 

 
 
指導の目標
関係のある

学習活動の例

関係のある学年の目標
A.数えたり,読んだり,書いたりする

1.次の用語の理解を深め,これを正しく使えるようにする。

 みんなで,ひとつもない,いくつか

 たくさん─すこし,ちがう─おなじ

 おおい─すくない,よりおおい─よりすくない

 いちばんおおい─いちばんすくない

 ひとつ,ふたつ,みっつ,よっつ,いつつ,

 むっつ,ななつ,やっつ,ここのつ,とお,

 いちばんめ,にばんめ,さんばんめ,

 いちばんあと

 一,二,三,四,五,六,七,八,九,十

2.いろいろなものを数える能力を伸はす。

    (1) 100まで,あるいは,必要に応じてそれ以上の数まで唱える。

    (2) 50までの個数,あるいは,必要に応じてそれ以上の具体物や半具体物の個数をひとつずつ数える。

    (3) ものが並んでいる時に,ものの位置や順序を知ろうとして数える。

    (4) 具体物や半具体物を2個ずつにまとめて,50までの個数を数える。

    (5) 具体物や半具体物を5個ずつ,あるいは,10個ずつまとめて100まで数える。

    (6) 実物に指をあてて数える。

    (7) 実物を移動させて数える。

    (8) 実物に指を触れないで,視覚によって数える。

    (9) 時間的に続いて起るもの(たとえば,動くものや音など)を数える

    (10) 声をたてずに数える

3.グループの大きさやものの順序を表わしたり,比べたりするのに,数が有用であることを理解し始める。

4.学校や家庭の生活をとおして,次の用語やそれらの関係についての理解を深めるとともに,これを正しく使えるようにする。

 ひとつめ─ひとつ─いち─いちばんめ

 ふたつめ─ふたつ─に─にばんめ

 みつつめ─みっつ─さん─さんんめ

 よっつめ─よっつ─し(よん)─よばんめ

 いつつめ─いつつ─ご─ごはんめ

 むっつめ─むっつ─ろく─ろくばんめ

 ななつめ─ななつ─しち─しちばんめ

 やっつめ─やっつ─はち─はちばんめ

 ここのつめ─ここのつ─く─くばんめ

 とおめ─とお─じゆう─じゆうばんめ

5.位取りの原理の理解を深め始める。

    (1) 十の位の数字は,10個ずつにまとめたグループの個数を示すものであることを理解する。

    (2) 一の位の数字は,10個ずつにまとめたときの残りの個数を示すものであることを理解する。

    (3) 一の位の数字の0は,10個ずつのグループにまとめて残りがないことを示すものであることを理解する。

    (4) 次の用語を理解するとともに,これを正しく使う。

       十のくらい  一のくらい

       すうじ    かず

6.50までの数,あるいは,必要に応じてそれ以上の数まで,読んだり書いたりする能力を伸ばす。

7.数が有用なものであることを知り,これを進んで使うようにする。

    (1) 記録するのに数を使うと,簡単でよいことを知る。

    (2) 公正に遊んだり,お店ごっこをする時に,数を使うとまちがいが起らなくてよいことを知る。

 

B 計  算

〔加法・減法〕

1.具体的な経験をとおして,10までの数の意味の理解を深める。

2.具体的な経験をとおして,加法・減法の素地を豊かにする。

    (1) 具体物や半具体物について,二つのグループをまとめて数える。

    (2) 具体物や半具体物について,二つのグループに分けて数える。

3.次の用語の理解を深めるとともに,これを実際の場において,正しく使えるようにする。

 よせる ぜんぶ

 とる  のこり  ちがい

 いくつおおい  いくつすくない

 いくつたりない        (数)

 いくらおおい  いくらすくない

 いくらたりない        (量)

〔乗法・除法〕

4.具体的な経験をとおして,乗法・除法の素地を豊かにする。

    (1) 具体物や半具体物について,二つに等分する方法を理解し始める。

    (2) 具体物や半具体物について,「……の2倍の大きさ」「……の半分の大きさ」について理解する。

 

C 測  定

〔長 さ〕

1.次の用語の理解を深め,これを実際の場において,正しく使えるようにするとともに,長さの概念の素地を豊かにする。

 ながい  よりながい  いちばんながい

 みじかい よりみじかい いちばんみじかい

 はばが  よりはばが  いちばんはばが

 ひろい  ひろい    ひろい

 はばが  よりはばが  いちばんはばが

 せまい  せまい    せまい

 あつい  よりあつい  いちばんあつい

 うすい  よりうすい  いちばんうすい

 ふかい  よりふかい  いちばんふかい

 あさい  よりあさい  いちんあさい

 たかい  よりたかい  いちばんたかい

 ひくい  よりひくい  いちばんひくい

 せいが  よりせいが  いちばんせいが

 たかい  たかい    たかい

 せいが  よりせいが  いちばんせいが

 ひくい  ひくい    ひくい

 とおい  よりとおい  いちばんとおい

 ちかい  よりちかい  いちばんちかい

〔時刻・時間〕

2.次の用語の理解を深め,これを実際の場において,正しく使えるようにするとともに,年令の概念の理解を深め始める。

 としうえ よりとしうえ いちばんとしうえ

 としした よりとしした いちばんとしした

3.次の用語の理解を深め,これを実際の場において,正しく使えるようにするとともに,日付の概念の理解を深め始める。

 こよみ

 きのう  きょう  あした

 きょねん ことし  らいねん

4.時刻の概念の理解を深め始める。

    (1) 次の用語が,実際の場において,正しく使えるようになる。

     はやい  おそい  おくれる

     ひる   よる

     ひるまえ おひる  ひるから

    (2) とけいに,長い針と短い針とがあることを知る。

    (3) 長い針が12をさしている時には,ちょうどなん時であって,なん時であるかは短い針が示していることを理解する。

〔方向・位置関係〕

5.次の用語の理解を深めるとともに,方向や相対的な位置関係についての概念を伸ばし始める。

 の上       の下

 の上の方     の下の方

 てっぺん     そこ(入れもの)

 の前  まん中  の後

 つぎ  せんとう いちばんうしろ

 むこう      こちら

 ちかい      とおい

 ひがし にし みなみ きた

 がわ(ろうかの)

 みぎの手のがわ ひだりの手のがわ

〔おかね〕

6.次の用語の理解を深めるとともに,おかねの概念の理解を伸ばし始める。

 かう うる    はらう つかう

   かかり はらったおかね

7.具体的な経験をとおして,おかねのねうちについての理解を深める。

    (1) おかねの種類を知る。

     50銭   1円   5円

     10円   100円

    (2) おかねのねうちの関係を知る。

     (10円札1枚は,1円札10枚と同じねうちがあることなど)

 

D 表とグラフ

1.○や×を使って,簡単な表やグラフを作る能力を伸ばし始める。

 

 

E 分 数

1.具体的な経験をとおして,分数の概念の理解を伸ばし始める。

    (1) 一つのものを,二つや四つの部分に等分した大きさを用いる。

    (2) 二つや四つのグループに等分して,そのグループの大きさを用いる。

2.次の用語の理解を深めるとともに,これを実際の場において、正しく使えるようにする。

 はんぶん  はんぶんのはんぶん

 しはんぶん

 

F 実 務

1.具体的な経験をとおして,おつりの理解を深め始める。

2.具体的な経験をとおして,おつりを確かめるようにする。

 

G 問題解決

1.やさしい学習の場において,数を使って,簡単な比較をしたり,生活を反省したりすることに関係のある問題を解く能力を伸ばす。

2.具体的な経験をとおして,一段階の問題を解く能力を伸ばし始める。

 

H 物の形と図形

1.車やボールや積木など,こどもの身近かにあり,しかもよく見かける幾何図形を認める能力を伸ばす。

2.具体物や半具体物を使って,次の用語の素地を豊かにする。

 正方形  長方形  三角形  円

3.次の用語の理解を深めるとともに,これを,実際の場において,正しく使えるようにする。

 まがった まっすぐな せん

 まるい しかく まっしかく ながしかく

 さんかく

 ながさ     はば

 かど      へり(辺のことをさす)

 

○いろいろなものを集めっこして比べる。

○ものの個数を比べる。

○飼っている動物の数を調べる。

○お店ごっこをする。

○得点遊びをする

○学校で渡すものを数えたり,また分けたりする

○自分の持物の個数を話したり,確かめたりする

○教科書のページを読んだり,ノートにページ数をつける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○得点遊びをする。

○出席や欠席を調べる。

○集めたものを比べる。

○家庭の人数を比べる。

○遊び用具を用意するために数える。

○みんなでものを分ける。

○折紙をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
○遊びの準備をするために,ものや家や店などを作る。

○箱庭を作る。

○遠足にでかけてこどもにとって興味のあるものを観察する。

○せい比べをして順を決める。

○積木をして高さを比べる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

○遠足の日を知る。

○クラス会の日について話し合う。

○誕生日や祝祭日を見つけてしるしをつける。

○家族の年令について話し合う。

○朝起きてからすることや,おひるからすることについて話し合う。

○ままごとで家族の人たちの仕事をみんなでしてみる。

○一日の生活ごよみを作る。

 

 

 

 

 

 

 

○学校の附近の様子を知る。

○学校へ来るときのいろいろな道順について話し合う。

○教室の席や,げた箱のはきものの位置などについて話し合う。

○教室においてあるいろいろなものの位置を言い表わす。

 

 

 

 

 

 
 

○お店ごっこに必要なものをそろえて,それにねだんをつける。

○ままごとをする

○給食に必要なおかねの勘定をする。

○両替ごっこをする。

○学級費,配給品のおかね,貯金をするおかねなどを自分で確かめる。

 

 

 
 
 

 
○遊びの得点などを記録する。

○生活のきまりが守られたかどうかを記録する。

 
 

○昼食のときやクラス会で,一つのものや多くのものを分ける。

○ままごとで家の人がすることを劇化する。

 

 

 

 

 
 

○お店ごっこをする。

○必要なおかねを用意する。

 

 

 

 

 

 
 

○学校にもってきたおもちゃの大きさや形について話し合う。

○お店ごっこの店を作る。

○ままごと遊びの家を作る。

○たなほたの短冊(さく)を作ったり,折紙をしたりする。

○色板並べをする。

○木の葉を並べる。

 

1,2,4,11,12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

3,4,5,6,11,12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

7,11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

7,11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

7,11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
7,11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

6,11

 

 

 

 

 

 

 
 

8,12

 

 

 

5,12

 

 

 
 

10,11,12