食 物 目 録
     総 目 標
 
単元1 日本人の食糧構成
一般家庭 単元2 家族の食事
  単元3 調理の基本と応用
選  択 単元4 家庭の食物管理
  単元5 食生活の改善
 

  総 目 標

1 食物は量から質の問題に移りつつある。国民全体の努力によって,よりよい食糧構成の実現を見ることは,遠くはないようである。食物教育は,この努力への道しるべでありたい。

2 国民栄養の良否の原因は,いろいろ考えられるが,そのなかで食物知識の有無によるものが少なくない。この点は食物教育指導者の負うところである。更にその知職を忠実に実行する態度を身につけさせることはいっそう必要である。

3 食生活の改善は,生活全体の向上に影響するところが大きい。関係者の熱心なくふう,ゆるみない努力が望ましい。

4 学校教育としての調理はただ調理法をくり返して覚えることではない。調理の要点を見いだして,更に高い調理の技術を,なるべく短期間に身につけ,家族の食卓を豊かにし,ひいては家庭生活をいっそう明かるいものにしたい。

5 調理の実験・実習はもちろん,その他の単元においても,できるだけ実物により,身をもって体験させ,読書や討議だけでは得がたい力を持たせたい。

 

  単元1 日本人の食糧構成
目  標
指   導   内   容
学   習   活   動
参  考
1 栄養的考察

 

 (1) 従来の日
  本人の食糧
  構成を再認
  識し,栄養
  的批判をす
  る

 

 

 

(2) 栄養的,
  経済的,文
  化史的観点
  から,将来
  の日本人の
  食糧構成を
  考察する

 

2 食品の分類

 (1) 食品の栄
  養的分類の
  意義を明ら
  かにする

 

 

 

 

 

 

3 献立

 (1) 献立とは
  どんなもの
  かの理解

 

 (2) 目的に即
  した献立を
  つくること
  のできる能
  力

1 従来の日本人の食糧構成の調査

 

2 従来の日本人の食物組成に対する栄養的批判

 (1) 満腹主義

 (2) 主食偏重(炭水化物過重)

 (3) 保全食品(有色野菜・くだもの・牛乳)の軽視

 

 

3 将来に望ましい食糧溝成

 (1) 主食の質と量の適正

 (2) 動物性たんぱく質の確保

 (3) 保全食品の充足

 

1 食品の栄養的分類の一例

 (1) エネルギー源食品

 (2) たんぱく質源食品

 (3) 灰分,特にカルシウム源食品

 (4) ビタミンA源食品

 (5) ビタミンB源食品

 (6) ビタミンC源食品

 (7) ビタミンD源食品

 

 

1 日本人の栄養必要量

 (1) 年齢別

 (2) 性別

 (3) 労作別

2 献立作製の目標

 (1) 栄養の充足

 (2) 食生活の能率化

 (3) 食物費の適正

 

3 献立の種類

 (1) 日常食の献立

 (2) 家族のための特別食

 (3) 年中行事・客ぜん

 (4) 大量炊事の献立

1 過去における日本人の食糧状況を調査する。

 (1) 食糧統計から

 (2) 家計調査から

2 上の調査の結果を栄養学上から批判する。

3 現在実施されている各種の献立を調査し,栄養上から批判す
 る。

 (1) 食物の量と質との関係はどうか。

 (2) 主食カロリーは総カロリーの何%に当たるか。

 (3) 保全食品はどう考えられているか。

4 どんな食糧構成が望ましいか。

 (1) 主食は全カロリーの何%が妥当であろうか。

 (2) 動物たんぱく質は,全たんぱく質の何%が望ましいか。

 (3) 牛乳の乏しいわが国では何をもってこれに替えるか。

 

1 六つの食品類別について,それぞれの栄養的特徴を話し合う。

2 わが国の現状では,いくつに分類するのが妥当であるかにつ
 いて討議し,理想と思われる食品分類表を作製する。

3 生徒ひとりが一つずつ名ざす食品に対して,その食品がどの
 グループに属すべきものであるかを早く判断できるような練習
 をするのもおもしろいであろう。

4 最近5日間ぐらいの各自の食事の記録によって,どのグルー
 プに属する食品が日常得やすいか,あるいは得がたいかを明確
 に認識し,その対策について話し合う。

 

 

 

1 どんな人が大食で,どんな人が小食であるか,身近な人々の
 例をあげてその原因について考察する。

2 同一人ではどんな時に盛んな食欲を持つか,またはそれに反
 するか,例をあげそれについて考察する。

 

3 種々の場合を仮定して,それに適合する献立を作製する。(食
 品の栄養的分類を活用する)

 〔例〕 (1) 中等労働,青年男子に対する 安価な献立
                      高価な献立

     (2) 高等学校生昼食献立(大量炊事)

     (3) 春夏秋冬の献立

4 献立のある家庭,献立のない家庭を,次の項目について比較
 する。

 (1) 食品の買い入れ,貯蔵の状況

 (2) 調理時間の長短

 (3) 食物費の使途の巧拙

 (4) 燃料消費の多少

 

 

 

食糧・栄養ビタミン
(川崎近太郎)

 

 

栄養・食糧学会
第1巻第3号

 

単元「わが国の食糧
状態」参照

 
「栄養と食物」
(櫻井芳人)

暫定標準食品
輸入食品
栄養価分折表

各種食品分折表

 

 

 

 

 

 

 

 

単元「家族の食事」参照

 

 

単元「調理の基本と
応用」参照

 

  単元2 家族の食事
目  標
指   導   内   容
学   習   活   動
参  考
1 日常の食事

 (1) 家族の日
  常の食事を
  じょうずに
  調製する能
  力

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (2) べんとう
  の重要性の
  認識。家族
  の日常のべ
  んとうを栄
  養的,経済
  的に美味に
  調製する能
  力

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (3) おやつの
  意義を理解
  し,よいお
  やつを調製
  する能力

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (4) 正しい食
  事作法を心
  得,これを
  身につける

 

 

 

 

2 特別な場合
 の食事

 (1) 家族がど
  んな場合に
  特別調理を
  必要とする
  かの理解

 

 

 

 

 

(2) それぞれ
  に適合した
  特別調理の
  献立を作製
  し,それを
  実際に調理
  する能力

 

 

 

 

 

 (3) 特別調理
  を通じて家
  族に対して
  いっそう深
  い愛情を持
  ち,家族の
  間がらをよ
  くする能力

 

3 年中行事の
 食事

 (1) 年中行事
  の食事につ
  き理解

 

 (2) 家族の楽
  しむ年中行
  事の食事を
  ととのえる
  能力

 

 (3) 調理技術
  を発展させ
  るとともに,
  家族との間
  がらをよく
  する能力

1 家族のそれぞれの食事の量および特徴

 (1) 乳幼児の場合

 (2) 学童の場合

 (3) 青年の場合

 (4) 壮年の場合

 (5) 老人の場合

 (6) 運動選手の場合

2 異なった家族の成員に,それぞれ適当な食事を,手数を
 かけずにととのえる方法。

〔例〕(1) 幼児や老人向きにはカレーライスのカレーを少
 なくして,とりわけ成人にはその残りにカレーを
 きかせて調理する。

   (2) 成人向きにはこわ飯の蒸し加減を早めに出し,
    老人や子供向きには十分にやわらかくして輿える。

   (3) 成人には野菜の煮付けを,乳児にはつぶし野菜
    をつくって与える。

3 家族の普通の食事の献立および最低費用の献立の作製お
 よび実習

 (1) 家庭生産のある場合

 (2) 家庭生産のない場合

4 季節の食品を使った献立および常備食品を使った献立の
 作製および実習

 (1) 春夏秋冬

 (2) 常備食品
   (干物・つけ物・くん製・びん詰・かん詰など)

5 日常のべんとうの重
   質の適当でないべんとう,量の適当でないべんとうの
  健康に及ぼす影響。

6 よいべんとうの具備すべき条件

 (1) 栄養面

 (2) 衛生面

 (3) 経済面

 (4) 能率面

 (5) 食味の面

7 日常のべんとうにふさわしい献立の作製および実習
  べんとうの副菜によい調理例

 (1) ねりみそ

 (2) いため煮

 (3) つくだ煮

 (4) つけ物

 

 

8 おやつの重要性

9 おやつのつくり方および与え方

 (1) 分量

 (2) 種類

 (3) 栄養

 (4) 与える時刻

10 年齢に適したおやつ

11 農村および都市に適したおやつ

 

 

 

 

12 正しい食事作法

 (1) 食事前後のあいさつのしかた

 (2) 食事に対する清潔の心得

 (3) 正しい食事のしかた

 (4) 食事中の話題と話し方

 (5) 食卓以外の場所における食事の心得

 

1 特別調理を必要とする場合

 (1) 離乳期の子供

 (2) 妊産婦・授乳婦

 (3) 老人

 (4) 病人

2 (1)〜(4)に共通なもの

 (1) 栄養価の高いものであること

 (2) 消化のよいものであること

 (3) 味・香・形・色などに魅力あるものであること

3 食品の選択と配合および調理法

 (1) 牛乳・卵・バターを主材料とした調理

  (半熟卵・卵どうふ・プイング・オムレツなど)

 (2) 野菜を主材料とした調理

  (スープ・マッシュなど)

 (3) 穀類を主材料とした調理

  (重湯・かゆ・くず湯・オートミールなど)

 (4) くだものの取り扱い方

  (くだものしる・ゼリー・マッシュ・やわらか煮など)

4 それぞれの場合に必要な食事の特徴を心得,献立をつく
 り,調理の実習をする。

5 病気の種類と病状の軽重による食事の用意

 

 

 

1 年中行事の食事について
  正月・ひな節句・月見・忌日などの食事について

 

 

 

2 家族がともに楽しむ年中行事の食事について

 

 

 

3 家族中心の食事の計画および実施
  重詰料理・べんとう料理(ピクニック用)
  すし・どんぶり物・なべ物・とりまわし料理など。
  (西洋料理・中華料理も含む)家族の楽しい集まりにふ
  さわしい料理の実習。 

1 自分の家族のひとりひとりに必要な栄養量を算出して表をつ
 くる。(人員・年齢・性別・労作などを明記する)

2 異なった成員の家族に対し,なるべく簡単な方法で,それぞれ
 に適する食事をくふうすることについて討議する。

3 きのう自分の家でとった食物の種類と分量を書き出し,家族
 の個々について栄養的な考察を行う。

4 家族の成員をいろいろに変えて仮定し,朝食・昼食・夕食の
 献立をつくってみる。

5 最低費用の日常食の献立をつくって実習する。
 家庭生産がある場合とない場合とを比較する。

6 季節の特徴ある食品を取り入れた献立をつくり実習する。

7 自分の地方における魚や野菜の出盛り期を調べて,一覧表を
 つくってみる。

8 常備食品の種類を調べて,これらの食品の栄養価や調理法に
 ついて調査し,討議する。

9 常備食品を使った献立をつくり実習する。

 

 

 

 

 

 

 

 

10 べんとうに必要な条件について討議する。

11 べんとうに必要な栄養量を討議決定し,実習によりこの栄養
 量を詰める年齢相応のべんとう箱の大きさを決定する。

 (1) 栄養標準量から幼児・児童・生徒などのべんとうの栄養量
  を算出する。

 (2) 各種のべんとう箱を集め種々の点から批判する。

12 配給の主食一食に,どんな副食を添えたらよいべんとうにな
 るか,献立をつくる。

 (1) 米の場合

 (2) 小麦粉の場合

 (3) いもの場合 その他

13 クラスの者のべんとうを調査して統計をとる。
   量の一番多い者のはどのくらいか。
   少ない者のはどのくらいか。
   平均はいくらか。

14 今日の自分のべんとうを評価する。

15 日々のべんとうのつくり方にくふう改善したい点をあげて討
 議する。

16 これらの調査研究資料にもとづいて表を作製したり,べんと
 う調理を実習して陳列展示する。

17 弟妹や近所の幼児のおやつについて調査する。

 (1) 年齢

 (2) 時刻

 (3) 種類

 (4) 分量

 (5) つくり方

 (6) 好ききらい

18 おやつの考え方が不適当なために,健康を害したことがない
 かを調査し討議する。

19 市販の菓子類について調査し,経済・栄養・衛生の面より検
 討,討議する。

20 グループで年齢および都会向き,農村向きに適したおやつを
 つくり,批評し合う。

21 各グループのつくったおやつの栄養を調べ,一回に与える適
 量を知る。

22 どんなたべ方が他人に不快な感を与えるか,きらわれるたべ
 方について討議する。

23 調理実習の時,またはべんとうの時,正しいたべ方を実習し
 て身につける。

24 食卓以外のどんな場所で食事をすることがあるか。その時は
 どんな点に注意するか。

 

1 生徒は次のことについて討議する。

 (1) 家庭に離乳期の子供,妊産婦・授乳婦・老人がある時,そ
 の場合の食事についての経験の発表

 (2) 自分が病気になった時の経験の発表

 (3) それらの場合に多く用いられた食品を列挙する。

 (4) それらの食品の栄養的特徴について復習する。

2 上にあげられた食品を用いて生徒はグループ別に種々の消化
 しやすい食物の調理実習をし,陳列して批評し合う。

 

 

3 市町村役場で乳幼児の死亡原因を調べて,食物関係のものの
 百分率を出す。

4 老人の好む食物を調べて表をつくり,栄養上から批判して,
 改善すべきところは改善案をつくり,実施できる生徒は実施し
 て,その結果を報告する。

 

 

 

 

 

 

 

5 乳幼児の死亡率の高い地域では,乳幼児を持つ母親たちに,
 この単元における生徒の活動を見てもらい,または生徒がその
 ような家庭に対する働きかけのくふうをする。

6 妊産婦に禁忌食物があれば,それを調べて栄養的批判を加え
 て改善する。

 

 

1 年中行事の食事に関する事項について調査し,討議する。

2 正月・ひな節句・進学祝い・誕生日などについて,それぞれ
 の家庭でよくつくる料理について話し合う。

 

 

3 これらの中からグループで適当と思われるものを選んで実習
 する。

4 自分の家の年中行事の一覧表をつくる。

 

5 これらの行事に伴なうそれぞれの食事の献立をつくり,材料
 および調理法を書き出し,なお,盛り付け,配ぜんの図をも書
 いてみる。

6 各自,家で催す誕生日その他の行事の計画を立てて,実施し,
 クラスの者どうし報告し合う。 

単元「日本人の食糧
溝成」参照

 

食品分折表

単元「家庭の食物管
理」参照

 

 

ラジオの
「配給だより」および「料理の時間」の利用

雑誌の
「季節料理」
など参照

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主食の配給量
および代替量

 

 

 

 

 

 

 

 

 
「育見実習書
(齋藤文雄)

 

  単元3 調理の基本と応用
目  標
指   導   内   容
学   習   活   動
参  考
1 調理の基本

 (1) 調理法の
  種類とその
  原理の理解

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (2) 調理用具
  を正しく使
  う能力

 

 

 

 (3) 各種の計
  器を巧みに
  使用する能
  力

 (4) 数量関係
  を活用する
  ことが調理
  上達の早道
  であること
  の認識

 

 

 

 

 

 

2 調理の応用

 (1) 慰安とし
  ての食物に
  対する理解

 

 

 

 (2) 調理技術
  の修練に
  よって食生
  活をいつそ
  う豊かに楽
  しくする能
  力

 

 (3) 食事を通
  してよい友
  交関係をつ
  くることが
  できるよう
  な素養を持
  つ

 

3 燃料

 (1) 燃料を能
  率よく使用
  する能力

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (2) 各種,燃
  料の特徴と
  設備・調理
  用具との関
  係の理解

1 基本的な調理法とその要領

 (1) 種類
    煮方・蒸し方・焼き方・いため方・揚げ方。

 (2) 調理操作と栄養価・味・その他の関係

 (3) 調味料使用上の原則

 (4) 濃度,加える時期

 

 

 

 

 

 

2 調理用具とその扱い方および手入れ
  かまど・こんろ・なべ・かま・蒸し器・まな板・ほう
  ちょう・食器・ふきん,その他。

 

 

 

3 食物調理の数量関係を計る計器

 (1) 種類
    重量・温度・時間・電力・ガスなどの計器。

 (2) 計器の正しい扱い方

 (3) 種々の数量関係

  イ.食品の体積と重さとの関係

  ロ.種々の調理の所要時間

  ハ.調理の適温,飲食物の快適温度

 

 

 

 

 

1 食卓をいっそう魅力的にするくふう。
  色・形・香・口ざわり・温度。
  適当な食器。盛り方。

 

 

 

 

2 客用ぜん部のととのえ方
  和式・洋式

3 上のそれぞれの特徴と食卓作法について

 

 

4 来客の接待法について

 

 

 

 

1 燃焼に関する基礎知識

 (1) 燃焼熱

 (2) 熱の対流

 (3) 熱の伝導

 (4) 熱の輻(ふく)射

 (5) 沸騰・蒸発

2 燃料の正しい使い方

 (1) 完全燃焼

 (2) 火力の調節

 (3) 効率を高くするくふう

 (4) 余熱の利用

 

3 燃料の種類と燃焼器具

 (1) まきとまきかまどの構造

 (2) 木炭の種類,それぞれの特徴および木炭こんろ

 (3) 石炭ガスの特徴とガスこんろ

 (4) 電熱器の特徴

4 燃料外の熱の利用
  太陽熱その他

5 保温箱・保温びん(魔法びん)の利用

1 各種の基本的調理法につき適当な材料を選んで実験を行う。

2 過去一週間の献立について調理法を分類する。

 (1) 最もしばしば行われた調理法は何か,それらは合理的に行
  われたか。

 (2) 魚・肉・野菜などに分けて,それぞれに最も適した調理法が  採用されたか。

 (3) 一般家庭でおこなっている調理法に改善の余地はないか。

3 調味料の使用法について実験を行う。

 (1) からみ

 (2) 甘 み

 (3) うまみ

 (4) 酸 み

 (5) 味の対比,その他

4 調理用具・食器について

 (1) 学校の調理室の備品の種類・性能について検討する。

 (2) 調理用具の種類・価格・便否などにつき店頭調査する。

 (3) 調理用具の使い方および手入れ法について討議し実習する。

 (4) 優秀な調理用具・食器を持ち寄り陳列する。

5 計器について

 (1) 生徒の家庭にある計器を全部調査し,一覧表をつくる。

 (2) 学校にある各種の計器のおのおのの特徴を調べる。

 (3) 家庭に欠けている計器の種類を知り,これを補うくふうを
  討議し,できるだけ備えつける。

  イ.買い入れ。

  ロ.茶わん・ボール・コップなどの利用。

  ハ.さおばかりをつくる。

6 いくつかのグループに分かれ,食物に関する数量関係の表を
 つくる。

 (1) 食品の体積と重さとの関係

 (2) 種々の調理に要する時間・温度,調味料の使用量など。

 (3) 毎日必要な食糧の正確な数量を調べ,実物を並べてみる。

1 楽しかった食事について各自の経験を話し合い,なぜ楽し
 かったかについて条件をあげてみる。

2 上の条件に合わせるためには,どうしたらよいかを話し合っ
 て実習する。

 (1) 食品の持ち味・持ち色を生かすくふう。

 (2) たべにくい食品をたべやすくするくふう。

 (3) 複雑な調理法については,要点を検討して熟練する。

3 客ぜん料理の献立の作製および実習

 (1) 会席ぜん

 (2) 簡単な洋式食事

4 食卓作法について討議および実習

 

5 客の接待のしかたについての討議および実習(お茶の入れ方,
 給仕のしかたも含む)

6 招かれた時の注意事項の話し合い

7 調理業者の調理に対する批判

 

1 燃焼の問題について理科で習ったことを復習する。

 

 

 

 

 

 

2 家庭で使用している燃料の種類を調査して一覧表をつくる。

3 家庭のまき,かまどの構造図を書き,その優劣を検討する。

 (1) 煙突の有無・太さ・長さ・位置・形

 (2) 火床の有無,空気孔の有無

 (3) たき口のふた

4 家庭で使っている木炭の種類と用途,木炭こんろの構造等に
 ついて話し合う。

5 ガスの使用法について討議する。
  ガスメーターの見方を練習する。

6 電気こんろの使用法について話し合う。
  電力メーターの見方を練習する。

7 適当な燃料・燃焼器具・受熱器を選び,どうしたら燃料を節約
 することができるかについて,数種の実験をし,その記録をとる。

8 調理実習の都度,使用燃料の量を記録し,使用法について反
 省する。

9 燃料外の熱を利用する方法について,その原理と方法を討議
 する。

10 保温箱・保温びんを使用している家庭の生徒は,その状況を
 報告する。

11 保温箱をつくる。

 
 

  単元4 家庭の食物管理
目  標
指   導   内   容
学   習   活   動
参  考
1 食品の買い
 入れ

 (1) 食品を鑑
  別する能力

 

 

 

 (2) 食品を
  じょうずに
  買い入れる
  要領を会得
  する

 

 (3) 食物費の
  適正な運営
  法の理解

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2 家庭生産

 (1) 家庭生産
  に適する食
  品の種類に
  対する理解

 

 

 

 

 

 

 (2) 菜園や飼
  育の経済的
  効果の認識

 (3) 菜園や飼
  育による教
  育的効果の
  理解

 

 

 

 

3 加工食品

 (1) 食品加工
  が食品の貯
  蔵力の増強,
  栄養配分の
  合理化の重
  要な役割を
  持つことの
  理解

 

 

 

 

 (2) 家庭生産
  品などに余
  剰ある時は
  進んで加工
  する能力

 

 

 

 (3) 加工食品
  の利用が生
  活能率に及
  ぼす影響の
  認識

 

 

 

4 わが国の食
 糧事情

 (1) わが国の
  食糧事情を
  理解し,そ
  れに立脚し
  た食物生活
  をする態度

 

 

 

 

 (2) 配給改善
  の促進およ
  び協力

 

 

 

 

 (3) 食糧に関
  する道徳の
  向上

1 食品鑑別の基礎知識

 (1) 生鮮食料品

 (2) 乾物

 (3) 塩蔵,その他の加工品

 (4) びん詰・かん詰類

 (5) 調味料・香辛料など

2 食品の購入量と時期

 (1) 一時に多量に買い入れる方が有利なもの。

 (2) 使用の都度,購入する方が有利なもの。

 

3 正しい売買

 (1) 量目の正確

 (2) 適な価格

4 市場や店の選び方

5 消費組合加入の利益

6 配給制度の改善

7 家計において食物費の占める割合

8 家族の栄養状態と食物費の関係

 

 

 

1 どんな食品を生産するのが有利であろうか。

 (1) 菜園が狭い時‥‥主としてビタミン源食品。

 (2) 菜園が広い時‥‥たんぱく質・熱量食品にも及ぶ。

  (例)大豆・落花生・ごまなど

 (3) 動物としては
    場所が狭い時‥‥にわとり・うさぎ。
    場所が狭い時‥‥やぎ・豚。
    その他,魚・あひるが適する場合もある。

2 肥料・飼料はどうするか。

 (1) 家庭で得やすい肥料・飼料

 (2) 購入しなければならぬ肥料・飼料

3 菜園や飼育によって得た食品はいかほどの価値があった
 か。

 (1) 収入=食品の価格見積もり

 (2) 支出=肥料・飼料・器具などの購入費
 (金銭に見積もりがたい楽しみや苦しみを忘れてはならな
 い。

 

 

 

 

1 食品加工の価値
  貯蔵・輸送・栄養・経済・その他の面から。

2 貯蔵の方法

 (1) 土中埋没または宝内利用

 (2) 乾燥法

 (3) 塩蔵法

 (4) くん製法

 (5) びん詰およびかん詰法

 (6) 冷蔵法・冷凍法

 

3 家庭で行われる食品加工の方法
  びん詰・塩蔵・乾燥法などの実習

4 市販の加工食品に対する批判

 (1) 栄養上から

 (2) 衛生上から

 (3) 経済上から

 

5 加工食品使用のすぐれた点

 (1) 時間の経済

 (2) 手間がかからない

 (3) 食事の栄養的配合が簡単にできる

 

1 日本で生産できる主要食糧の需給関係

 (1) 熱量源食品

 (2) たんぱく質源食品

 (3) カルシウム源食品

 (4) ビタミン源食品

2 食品利用の実際状況

 (1) とう精・製粉・加工・調理などに不合理はないか。

 (2) 貯蔵・輸送などは合理的か。

 

3 政府はどんな食糧政策をとっているか。

 (1) 国家としての計画的生産

 (2) 食糧管理についての施設および研究

 (3) 現在の食糧の輸出入関係

 (4) 生産者・加工者・消費者の指導

 (5) 食品の栄養強化の実施

4 「衣食足って礼節を知る」

5 過去の食糧政策に対する反省と今後の食糧政策に対する
 関心 

1 主要食料品について良否の条件を話し合う。家庭から持ち寄
 りの実物を比較する。
 〔例〕米・小麦・粉・卵・茶・のり・パン・煮干しなど。

2 食品買い入れの際,店頭にて観察する。

3 調理実習の都度,使用食品について良否の研究をする。

 

 

4 食品の種類と価格の調査をおこなって表をつくる。

 (1) 主要食品の価格を毎月調査する。

 (2) 熱量・たんぱく質の単位数に対する価格を同一類食品につ
  いて比較する。

5 グループに分かれて買い物競争をする。

 (1) 同一金額できめられた条件の食品を買う場合

 (2) 同一食品を買う場合

6 消費組合加入の家庭の生徒はその経験を発表する。

7 各自の家庭で配給品と非配給品に支払われる金額の比較をし
 てみる。

8 配給制度について討議し,改善すべき点をあげる。

9 各自の家庭において,食物費の占める割合を算出してみる。

 (1) 総収入に対する割合

 (2) 総支出に対する割合

10 各自の家庭の食物費が適正であるかどうかを反省し,不適正
 な場合は改善の要点を考えて実行に移す。

1 各自の家庭菜園でつくられる食品の種類を調査し,それを栄
 養目的の上から分類してみる。

2 家庭菜園に適する作物について討議する。

 (1) 菜園の狭い場合,広い場合

 (2) 都市・農村・漁村・それぞれの場合

3 動物飼育についても上と同じような調査や討議をする。

4 家庭で使っている肥料・飼料の種類を調べ,更にそれらにつ
 いてくふうし討議をする。

5 できれば,学級共同して菜園をつくり,飼育もする。

 

 

6 菜園・飼育の実施に際しては,次のことを十分研究する。

 (1) 家族の同意および協力が得られるか。

 (2) 初めの種・苗・または動物の入手はどうするか。

 (3) 継続の意志は確実か。

 (4) 毎日または毎週何時間をそれに当てうるか。

7 各自の手づくりの野菜の品評会をしたり,優良種子の交換な
 どをするのもよい。

8 菜園や飼育によって得られた食品を市価に見積もり,家計へ
 の影響について討議する。

1 食品加工の効果について討議する。

2 家庭に食品を貯蔵しておくことの利点について話し合う。

3 食品の貯蔵法について討議する。

 (1) 短期貯蔵

 (2) 長期貯蔵

4 貯蔵法のうち家庭ではどんな方法をとるべきかについて話し
 合う。

 

 

 

5 市販の加工食糧にどんなものがあるか,表をつくる。

6 家庭における食品の貯蔵,加工食品の利用状況を話し合う。
  (特に主要食品の,はさかい期に対する備えについて)

7 家庭加工と市販品とを種々の点から比較する。

8 加工食品の保存上注意することについて話し合う。また保存
 法が不適当で失敗したことのある者はその話をする。
  
  植 物 性 食 品  動 物 性 食 品 
 乾     燥

 塩     蔵

 く  ん  製

 冷     凍

 びん詰・かん詰

 調 理 食 品

   
1 郷土に産する主要食糧の種類・生産などについての調査をし,
 それらのおもな成分を調べる。

2 郷土における食糧の移出入関係を調べる。

3 土地によっては,生徒は,家庭の職業により食物の生産者・
 加工者・消費者の三群に分かれ,おのおのの立場から食糧の需
 給関係について論ずるのもよい。

4 主要食糧の生産から食ぜんに上るまでの経路について調べ,
 その間に改善の余地があれば,それについて研究討議する。

 

 

 

5 同一面積から一年間収穫しうるカロリー,収穫に要する労働
 量などを比較研究し,何をつくるべきかを話し合う。(これにつ
 いてはなるべく生徒の父兄や,その町村に住んでいる専門家を
 招いて指導してもらうことが望ましい。)

6 わが国民に共通に起りやすい栄養的欠陥(不足栄養素)の補
 正について,個々の家庭でできる対策,政府の力でなされるべ
 き対策などを話し合い,前者に対しては,実行法を研究し,実
 行に移す。

7 食糧の生産・加工・調理・消費など,それぞれの立場におけ
 る道徳的問題の討議。

8 世界およびわが国の食糧事情について,その道の人から講演
 を聞いたり,座談会をしたりするのもよい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「家族経済学」
(松平友子)

 

 

 

 

ラジオ放送
「家庭菜園メモ」

 

単元1の
「食品の分類」参照

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時には専門家の
指導・批判などを
請う

 

  単元5 食生活の改善
目  標
指   導   内   容
学   習   活   動
参  考
1 日常食の簡
 素化

 (1) 調理に要
  する時間や
  手数を少な
  くする能力

 

 (2) 食事形式
  を簡素にす
  る能力

 

 

 (3) 1,2に
  よって得ら
  れる余暇を
  もって家庭
  生活を向上
  する能力

 

 

 

 

 

 (4) 調理器具
  や食器の進
  歩改善を促
  す能力

 

 

 

 

 

 (5) 最も合理
  的な燃料を
  選ぶ能力

 

2 大量炊事
 (1) 大量炊事

  について理
  解し,実行
  する素地

 

 

 

 (2) 大量に食
  品を処理す
  る技術を習
  得する

 

 

 

 

 (3) 隣人に対
  するよい態
  度を養う

 

 

 

 

3 粒食と粉食

 (1) 粉食・粒
  食の正しい
  意義を理解
  する

 

 

 

 (2) 粉と粒の
  調理上にお
  ける長所・
  短所を理解
  する

 

 

 

(3) 粉の調理
  法を修練す
  る

 

 

 

 

 

 

 

4 食物の量と
 質

 (1) 食物の量
  と実際の栄
  養効果との
  関係の明確
  な認識

 

 (2) 胃の膨満
  感を満足さ
  せる食習慣
  を改めて,
  実質量を尊
  重する態度

1 調理を早くするくふう。

 (1) 献立作製の時における配慮

 (2) 家庭に適する加工健品,食物の常備

 (3) ある種の食品に対しては,生でたべる習慣(附 清
  潔法)

 (4) 能率的な台所と調理用具の設備

 

2 簡素な食事形式の条件

 (1) 献立の標準化

 (2) 食器の研究

 (3) 食事室のくふう

 (4) 一日一食は火を使わないくふう

3 食事の能率的な準備やあと片づけ

 (1) 調理をする時の身じたく

 (2) 調理用具や食器の配列法

 (3) 食器戸だなのくふう

 (4) 洗った用具や食器をかわかすくふう

 

4 近い将来の望ましい台所設備

 (1) 電気冷蔵庫

 (2) 電気天火

 (3) 種々の調理器(切る,削る,混ぜる等の機械化)

 (4) 給湯設備

 (5) 家庭びん詰用器具

 

5 使用法が簡単で清潔,安全な燃料

 

 

1 大量炊事の得失

 (1) 燃料・労力・食物費の節約

 (2) 献立の単純化

 (3) 設備の整備

 (4) 配給方法のくふう

 (5) 隣保共助の精の助長

2 大量炊事献立の作製

 

3 実習および見学

 (1) 食品の溝入方法

 (2) 仕事の分担

 (3) 調理の要領

 (4) 配給の方法

4 外食の可否

 (1) 栄養上

 (2) 経済上

 (3) 衛生上

 

 

1 主要食品について,粉食・粒食の消化率のちがい

2 米のとう精度と栄養,ぬかの利用の問題

3 小麦の製粉・歩止まりと粉の栄養,ふすまの利用

 

 

 

4 粉調理の特色

 (1) 大量調理がしやすい(主食調理の工場化)

 (2) 混合調理を行いやすい

 (3) 食物形態の多角化

 

 

5 おもな粉調理

 (1) こねるもの   (すいとん・だんごなど)
 

 (2) 伸ばすもの   (うどん・そば・パイ・しゅうまい
             の皮など)

 (3) ふくらすもの(パン・まんじゅう・スポンジケーキ類)

 (4) 水分の少ないもの  (ビスケット・乾パンなど)

6 実習
 上のうちから適当なものを選んで実習をする。

7 未利用資源粉食の意義

 

1 食物の栄養価値を定める条件

 (1) 栄養素を比較的濃厚に含む。

 (2) 消化・吸収がよい。

 

 

 

2 食品は種々の形態でたべられるが,どんな形が適当であ
 ろうか。
  (例)小麦粉(すいとん・パン・うどん・ビスケットなど)
   米 (飯・かゆ・だんご)

3 食品加工の意義は不可食分の除去,減少をもって輸送能
 力を増したり,種々の手段によって栄養価を高めたりする
 ことにある。 

1 次のことに家庭で毎日費やす時間を調べその適否を討議する。

 (1) 調理に要する時間  (2) 食事時間

 (3) 食後の集まりの時間 (4) あと片づけの時間
   (1),(4)は手段,(2),(3)は本質的なもの)

2 日常食の調理のうちで時間や手数を多く要する調理は何か。
 それについての改善案を話し合う。

3 家庭に現在用意されている加工食品を調査し,その栄養価と
 利用法を研究する。

4 販育されている調理食品の種類を調査し,それらを利用する
 ことの可否について話し合う。

5 調理用具や食器の販売店および模範的な台所を見学する。

 

6 与えられた食品を用いてグループ別に献立をつくり,実習し
 て,所要時間・調理成績などについて相互に批判し合う。

 

 

 

 

 

 

7 各家庭で実行している食事の簡素化について話し合う。
  〔例〕盛り切り・とりまわし
    一さらへの盛り合わせ(ランチざらの利用)
    台所の一部を食堂とする。
    昼食は家庭に残る人もべんとうにする。
    保温びん・保温箱の利用。
    食事時刻の巌守。

 

 

 

8 燃料としてのガスや電気の長所,これらの普及などについて
 話し合う。

 

 

1 生徒の知っている大量炊事の実際について話し合う。

 (1) どんな点が喜ばれているか。

 (2) どんな点か喜ばれないか。

 (3) どういう設備を持っているか。

 (4) 炊事者一人当たり何人分の調理が行われるか。

 (5) 衛生状態はどうか。

 (6) 食物費はどうか など。

2 大量炊事の実際を見学して,上のことについて討議する。

3 学校給食の手伝いをする。

4 一クラス分の大量調理実習を行い,次の諸点についてグルー
 プ別実習との比較をする。

 (1) 一人当たり労働量

 (2) 加熱時間の長短

 (3) 手あき時間の多少

5 外食について次のことを話し合う。

 (1) どんな時に外食するか。

 (2) 家族のだれが多く外食するか。

 (3) 外食の対象となる食物の栄養価と市価との関係はどうか。

 (4) 調理店,各種食堂・喫茶店などの衛生状態はどうか。

1 各自がこれまでにたべたことのある穀粒および粉の例を全部
 あげて,次のことについて討議する。

 (1) 多く粒食された食品は何か。

 (2) 多く粉食された食品は何か。

 (3) (1)や(2)がそれぞれ粒食,あるいは粉食されるのはなぜか

 

2 家庭から持ち寄りの米・小麦粉・大麦などにつき,とう精度,
 製粉歩止まり,粉の精粗などについて観察する。

3 家庭では穀類の配給がどんな形でなされるのが喜ばれるか。
 どう処理しているか。当局に対する希望などを述べ合う。

 

 

 

4 生徒は数群に分かれて次のような活動をする。

 (1) 醗酵パンをつくり品評会を行う。

 (2) その他の粉調理をして批判し合う。

 

 

5 各自の家庭でおこなっている粉の調理の種類をあげ,調理法
 の難易,消化,燃料の多少,家族の好みなどについて話し合い,
 改善すベてことは改善案をつくる。

6 粉食を強調される未利用資源があればそれについて批判する。

 

 

1 各自の経験をもととして,次のような事項について討議する。

 (1) どんな食物をたべた時に比較的早く空腹を感ずるか。

 (2) 腹持ちがよいといわれる食品には,どんなものがあるか。

 (3) 飯と,かゆの長所と短所。

 (4) 食料と飼料のちがい。

2 二,三の外国人の食事構成と日本人の食事構成とを比較して
 みる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

単元3
「燃料」参照

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

単元1の
「献立」参照

 

「学校給食の実際
と理論
(小田静枝)