ま え が き | ||
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総 目 標 | |
単元1 家庭管理の重要性 | ||
一般家庭 | 単元2 時間と労力の管理 | |
単元3 家務に対する責任の分担と協力 | ||
単元4 日常生活のよい処理と準備 | ||
単元5 美しい家庭生活 | ||
選 択 | 単元6 楽しい家庭生活 | |
単元7 家庭生活の計画 | ||
単元8 家庭と社会 |
ま え が き
各単元は伸縮性を持っているので割り当てられた時間の多少によって適宜取拾することができる。
たとえば第三期のような短い期間に該当した場合には,単元1だけをとっても大部分の目的を達することができる。
単元の分量は一見はなはだしい差があるようであるが,実習を多く含むものは学習活動の叙述を省略したのである。
「家庭生活の計画」および「家庭と社会」は家事経理の総まとめともいうべきもので,特に家族経済と密接な関係を持っているのである。
各単元において,できるだけ,都会生活そのままを,地方,ことに農村(漁山村を含む)におしつけることのないように幅を設けたつもりである。
総 目 標
社会と家庭との有機的な関係を,生活によって理解し,よい市民となる態度,奉仕を楽しむ心がまえの養成。
住む地方において力強い生活改善の指導となる準備。
この学習による評価は次のことによって明らかであろう。すなわち生徒自身家族に対し,つねにあたたかい,やさしい心と態度を持ち,親切な行為を惜しまないであろう。そして学校の実験室においても,家庭においても,効果的な仕事をすることができるようになり,何事も設計なしには着手しない人となるであろう。そのような生活科学化の実行により,時と力の余剰がつくり出されるため,関係すべぎ多くの仕事が,生徒の周囲に展開され,学校・家庭・社会に寄与するところが大となるであろう。
このようにして生徒は将来に営む自己の家庭建設に対して,堅実な基礎のある夢と希望を描くであろう。
家庭生活におけるいろいろな面の価値の認識。
生活に興味を持ち,事務的な練習による能率増進の知識と技術の養成。
清潔で美しく秩序ある家庭生活の快さを感得し,これまであまり深く取りあげられなかった生活を楽しむ態度の養成。
家族の構成員として,よい家庭生活の維持発展をはかろうとする意欲。
家庭に必要な装備を選択する知識。
家庭生活をよりよくするために必要なすべての設備について,じょうずに買う能力。計画を立て予算を立てる能力。
単元1 家庭管理の重要性
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1 家庭生活の
価値の認識
2 管理という
4 家庭におけ
5 この学習に
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1 家庭生活の目標ないし標準の設定
(1) 家庭生活で重要なことは何か。 (2) 金銭・時間は何に使用された場合に,最大の価値を発
2 よく管理された家庭生活はどんな状態か
3 家庭管理はどんなことを要点とするか (1) 時間・労力の節約 (2) 仕事の秩序 (3) 仕事の分配 (4) 予定表作成の価値評価
4 設備の選択
5 家庭生活がよく管理されると,外部勤労の能率増進によ
(1) 管理の能力 (2) 時間・勢力の余剰の利用
6 農村の家庭生活に適する管理 |
1 家庭生活はどんな目標を持っているかについての討議
(1) 家庭において生徒が経験している事がらで重要だと思うこ
(2) 真の価値を発揮していない日常生活の物と金の消費,時間・
(3) 自己の生活態度について。 2 よく管理された家庭の観察
3 家庭管理について必要な条件は何か (1) 時間や労力の浪費はわが家にあるかどうか。(調査)
(2) 仕事を順序立てるといなとはどんな結果の差を生じている
(3) 円滑な家務の遂行には,どんな注意がはらわれているか。 (4) 仕事の分配はなぜ必要か。(単元9と関係をつける。) (5) 生活の予定表はどのようにつくるか。(練習) 日課表を作成した場合,生活能率にどんな効果があるか。 4 近代的労力節約の設備の見学 (1) 設備の良否(鑑識眼の養成) (2) 設備は労力節約の実際に,どのような役に立っているか。 (観察・実験の聴取) これらは実際の家庭および施設・商品について,展覧会な
5 よく管理している模範的な家庭の生活状態を調査し,報告を
(1) 家族の多い場合 (2) 主婦が外部勤労に従事している場合 (3) 単独の外部勤労者の場合(なるべく生徒に近い先輩) (4) 家族に故障のある家庭で,しかも外部勤労をしている場合
6 農村では以上のことをどのように応用するのがよいか。(討議)
評価 1 自己の家庭生活の日課表作製 2 調査の報告書作成 3 自己の生活反省 4 討議の整理と評価 |
家庭管理
能率増進
刊行物 新聞 |
単元2 時間と労力の管理
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1 時間・労力
を科学的に管 理する知識。 時間・労力を 節約する能力
2 その目的を
3 家庭生活に
4 家務の技術
5 家具・道具
6 働く人の労
7 この学習に
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1 能率増進のために望ましい条件
(1) 産業能率の原則は何か (2) 家務の運用に適用する能率増進の教え
2 家庭の仕事の単純化および標準化 (1) 家庭の仕事のむだはどこにあるか (2) 家庭の仕事を単純化するくふう (3) 家務の組織 (4) 家務に要する時間と労力の標準
3 家務に必要な仕事の技術とその練習,たとえば, (1) そうじ (2) せんたく (3) 食器洗い など についての正しい手順としあげ
4 家務の効率を高めるために必要な設備 (1) 労力を節約するに役立つ家具と道具の種類 (2) 家庭に適する設備,家具類の価格 (3) 設備および家具類の最少限度における費用の見積もり (4) 配量のくふう——(例)台所について (5) 家庭器具のじょうずな取り扱い
5 働く人の労力を維持し,更に増加するくふう (1) 疲労の原因 (2) 疲労を少なくするくふう (3) 疲労の回復と休息 (4) 労力を増加するくふう
6 時間を生み出すくふう (1) 時間尊重の生活習慣 (2) 時間の余剰をつくるような日課表の考案 (3) 家庭の仕事の分担や共同による時間と労力の節約法
7 農家における農事と家事との調和 |
1 産業の能率増進について(参考書による研究)
(1) 能率を低下させる原因がどこにあるかについて討議する (2) 学習活動に能率増進法を応用すればどうなるかを考える (3) 教室内の能率低下を防止する案を立て互に検討する (4) 能率を増進するためには,どんな服装が適当かを考え,作
2 家庭の仕事をもっと単純にするくふうを話し合う (1) 家庭の仕事の実態調査(母その他働く人の) (2) 家務を調べてよい組み立てを考案する (3) 時間・労力の標準を見いだすために時間研究と動作研究と
3 家庭で必要な日常生活の仕事について技術的な練習をする (1) そうじのしかたの最もよい手順としあげをグループで考え,
(2) 上と同じことを家庭で練習する。練習をくり返し,自己批
(3) 上と同じような研究を他の仕事についてしてみる (4) 仕事の研究はグループ別に種類を変え,経験や結果を相互
(5) 以上を総合して一つ一つの仕事を標準化する (6) 標準化された仕事を組み合わせて一日のよい基準をつくる 4 家庭に必要な設備について調査する (1) 労力を節約することのできる設備・家具にはどんなものが
(2) めいめいの家にはどんな設備や働き道具が望ましいか。 (3) 各種の設備の価格調査 (4) 家族数家屋の大きさなどの条件のもとに最小限度の設備を
(5) 設備や家具は配置のいかんによって,働く入の能率に非常
(6) 家庭で日常使用する器具の手入れについて実習する。(5,
5 疲労の研究 (1) 働く場合の姿勢はどのようにしたら早く疲労しないか (2) 作業面の高さは仕事の種類とどんな関係を持つか,働く人
(3) 作業に従事する態度は,どのようにあるのが望ましいかに
(4) 疲労を予防するにはどんな注意が必要か
(5) 休息の方法としては,どんなことがよいかを調べる (6) 休息の姿勢の適否を比較してみる (7) 睡眠時間・就寝時刻,安眠を得る用意など,健康管理につ
(8) 働く人に対して,家族はどんな心づかいが必要か,栄養上
(9) 慰安・娯楽について話し合う。(単元6学習と連絡) 6 時間を生み出す生活はどうしたらできるか (1) 時間を尊重する習慣がついているか (2) 時刻を巌守したり,時間的生活をする習慣はどうしたら身
(3) 日課表をつくる時,時間の余剰を生み出すようにするには,
(4) 仕事を分担すればどうなるか。(した場合と,しない場合の
(5) 家事作業を近所隣で共同にすれば,どのくらい時間の余剰
7 農村の生活は家事と農事が混合している場合が多い。どんな
評価 1 学習活動が家庭生活に実行された場合の効果 2 生徒の学習や日常生活の能率は向上したか 3 実習の成績 4 報告書・図表などの展示 5 P.T.A.たは生徒の家庭から幾人かの母親を迎えて学
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参考書
台所の配置図 および写真, ユニット,台所
標準器具の写 真
カタログ, 百貨店の陳 列品 展示会
安全週間
工場見学
日常起りやすい過失による身体
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単元3 実務に対する責任の分担と協力
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1 家庭管理の
合理化の必要 を認識する
2 その一助と
3 家族活動を
4 家庭生活の
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1 家族協同の計画はどうするか
(1) 家族の能力,時間・労力を活用する
2 家族の職業(外部勤労)上の責任と家務の分担とは,ど
3 家族数および各員の特質と責任分担との関係はどうなる
4 協力でする仕事とひとりでする仕事とは,どのように割
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1 ある動作(生徒の自由選択による)の調査により個人差という
ものを知る。 (1) グループ構成員の事情を調べる。 2 —つの分業組織と実際活動を級のグループで行う計画を立て
(例)清掃,その道具,用剤を調査する
3 話し合いをして学校の仕事について組織を立でる。
4 家族で会議をして立案するしかたを考える。
評価 1 学習活動の反省 2 各家庭の実行案展示 3 各家庭の実行成績表展示 4 家務分担が家庭管理に必要であることを強調したポスター
5 学校新聞・P.T.A.機関紙などに投稿する |
映画
産業能率論 工場の実例 |
単元4 日常生活のよい処理と準備
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1 毎日の生活
に生ずる家庭 の仕事をじょ うずに処理し て行く能力, 仕事に追われ ず,生活のゆ とりを持ち続 ける態度
2 家庭生活に
3 今日を完全
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1 毎日の仕事
(1) 寝具の取り扱い(寝台の準備を含む) (2) 入浴の準備と浴室のしまつ (3) 脱衣後の衣類の処理 (4) はき物の始末(かさ,その他の日用使用品を含む) (5) 燃料の取り扱い (6) 暖房器具・照明器具の取り扱い (7) 洗面所・手洗い所の清潔と整備 (8) 居間の清潔と整備 (9) 食卓準備と片づけ (10) 調理と台所の片づけ,食器洗い (11) せんたく 2 週間の仕事 (1) 割り当てられた各種の仕事 (2) 買い物の仕事(時・所・用具・方法) 3 臨時の仕事 (1) 訪問 (2) 応接など
4 日課表の変更・訂正の必要 (1) どんな場合に日課表を変えなければならぬか (2) 変更の要領と方法の検討 5 家族のためのあすの準備 (1) 幼い家族のためのあすの準備は何か (2) 家族各自がなすべきあすの用意は何か (3) あすのための家庭管理 6 物の収納と保存 (1) 物の種類と収納方法の適否 (2) 収納場所および容器の選択 (3) 収納中の注意 (4) 保存のいろいろ(食物編参照) |
1 毎日の仕事の各項についてよい方法を調べる。
実習に重きをおく。
2 (1)および(2)の実習 3 家庭で経験する (1) 家庭に生じて来る突発的な事がらに対しても責任を持つ態
4 実習や家庭で経験したことについて話し合う。 5 家庭に生じて来る突発的な事がらに対して,責任を持つ態度
6 1.2.3.についての討議 7 1.2.3.4.についての調査・研究および見学
評価 1 実習の緒果の反省と批判 2 仕事表の作製など |
処理法を示した参考書 |
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1 美しい生活
は人の心を高 めるものであ ることの認識
2 家屋や設備
3 美しさを保
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1 家庭生活の美しさ
(1) 家庭生活の美の価値評価 イ.家庭生活の美しさは,家族の生活にどんな力となる
ロ.家庭の生活美に対する家族の要求
2 家庭生活を美しくする要素 (1) 精神による美しさ (2) 家族のたしなみによる美しさ (3) 整然とした美しさ (4) 清潔による美しさ (5) 調和による美しさ 3 美しい生活はいかにして保たれるか (1) 家族間の愛情を深める (2) よい習慣の養成 (3) 生活を楽しむ態度と趣味性の向上
4 整理とせいとんの重要性 (1) 必要な家庭記録の種類と取り扱い (2) 乱雑になりやすい物の取り扱い 5 家屋の内と外との管理 6 農村における生活美について |
1 家庭の生活美は家族が好ましく思う状態であるかどうかにつ
いて,各自の経験を話し合う。 (1) 家庭の生活美は家族の能率を高めるかどうかについての討
(2) 美はだれもの生活を,幼い子供の生活をさえも快適にする
2 家庭生活を美しくするには (1) 家族の精神愛と誠によって,つねに美しく清らかであるこ
(2) 周囲がどんなに美しく整っていても,中にいる人々の動き
(3) 整然としている状態から快い感じを受けた経験 (4) 清潔であれば,どんな感じを受けるか
(5) 家具類の置き方,大小の配合,色彩の調和によって,一日
(6) 働き場所の道具のせいとん,机の上のきちんとしたありさ
(7) 室内装飾の価値(住居と連絡) 3 生活美を保つために必要な根本的条件は何かを考える。 (1) 平和な家庭のふんいきと好意に満ちた家族の間がらの重要
(2) よい習慣の養成は幼い時から生活の自立に注意して育てる
(3) 身辺をよごしたり,そうじを怠ったり,枯れた花がさして
(4) 生活を愛し,家族相互の住み方を尊重する心がけと,おち
(5) 自分の部屋についての美化をくふうして,案をつくる。 (6) 趣味性を養うためのいろいろな教養について話し合う。 4 整理・せいとんの技術的練習 (1) 記録は整理に重要な役割を持っていることについての討議 (2) どんな種類の記録が必要であるかの研究 (3) 諸記録の取り扱い演習——カ一ド式・帳簿式・ルーズリーフ
(4) 日常生活でせいとんしにくい物品は何か。
5 家屋の中は,どんな手順で管理したらよいか。
6 農村住宅において生活美を保つには,特にどんな方法が必要
評価 1 自分の部屋の美化をくふうした案をつくる。 2 学校の教室を美しくする共同活動。 |
見学
せいとんされた職場,店舗の商品だななどの 見学
事務用整理器具
各種帳簿
諸施設の
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単元6 楽しい家庭生活
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1 家庭におけ
る愛情を深め る
2 生活を楽し
3 生活を楽し
4 つねに教養
5 健全な娯楽
6 よき慰安を
7 絶えず教養
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1 家族の教養的要求の評価
2 家族の教養を向上させるくふう
3 健全な家庭娯楽の価値
4 家庭娯楽の種類と費用
5 どんな慰安が望ましいか
6 農村の慰安生活については特別の研究を要する
7 家族の教養・慰安のために当てられる自由
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1 家族は教養のためにどんな方法をとっているか。(調査)
2 家族が要求している教養は何か。(調査) 3 家庭生活にもっと高い教養を取り入れるには,どうしたらよ
4 各家庭にある図書・雑誌などの比較調査 5 新聞・ラジオは家庭生活を楽しくするために,どんな役に
6 わが家はどんな娯楽を持っているかについての調査 7 娯楽に対する家族の要求調査
8 娯楽は家庭生活に役立っているか,じゃまになっているかに
9 家庭生活ではどんな慰安が望ましいかについての討議 10 慰安のための設備についての調査
11 地方的な娯楽慰安の発達と現状の批判 12 自分は,生活必需のために費やす分量と,教養的要求のため
13 わが家についての検討 14 学生生活で健全な楽しみを増すくふう(討議) 15 よい遊びの実演
評価 1 実状調査の結果を発表する 2 考案したよい慰安・娯楽を学校生活に取り入れて実行する 3 個人費の反省(家族経済と連絡) |
家庭娯楽
調べ(表) 余暇生活の調査 家庭の娯楽用品 |
単元7 家庭生活の計画
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1 家庭生活全
体にわたって 目標を明らか にしてその達 成に対して総 合的な計画を しっかりと立 てることの価 値認識 2 生活慣習や
3 計画をじょ
4 家庭生活の
5 この学習に
6 その実行は
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1 簡素で科学酌な生活様式の建設
(1) 食物・被服・住居・光熱・交際文化等
2 その地方における家庭生活の現状を検討し,具体的な改
(1) 地方的生活慣習の打破 (例)冠婚葬祭
3 家庭における総合的消費計画 (1) 時間,労力,物資,金銭を総合した消費方針 (2) 1日・1週・1月・1年の計画 (3) 将来に向かう計画の継続性 (4) 余剰を生み出すこと,それを活用させること
4 家庭管理上住宅の融通性(へやの使い方は伸縮がきくも
(1) 家族の教養上保持すべき住生活の独立性についての討
5 家族は家庭生活に対し満足しているか,不満足であるか
6 つねに家族が健康で,明朗で,希望に満ちた生活を営み, 従って能率を増進することができるように生活の設計を立
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1 生活様式の検討,討議
(1) 衣食住等個々の要項について (2) 生活全般について (3) 自己の生活について
2 地方の生活調査 (質問法による調査と集計) (1) 実状の観察 (風習について)
3 消費計画の各種練習
4 住み方のくふう (1) 家庭管理の上から考察
(2) 住宅の持つ融通性をよく利用しなかった場合の考察
5 家庭生活の調査(調査方法につき考察) 6 家庭生活調査にもとづいて対策をくふうする(討議)
7 家庭で家族の一員として生活改善の提案をするために考える 8 7における考察の結果を家庭で実行する
評価 1 調査は級で集計して作製する 2 級や学校の中で世論を調べる 3 改善策の発表および実行の結果の反省 4 各種計画表の展示と批判 |
改善意見
展覧会 新聞 座談会 |
単元8 家庭と社会
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1 家族は社会
構成の単位で あることの自 覚。社会と家 庭とは,生活 においていか なる結びつき を持っている かにつき,社 会科と連絡し て,よりはっ きりとした認 識を持つ。 2 家族はよい
3 社会生活の
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1 家族と社会との結合を強化する
(1) 家族と社会との関係 (2) 社会生活の改善向上に対する家庭の責任と興味 (3) 都会生活と農村生活における差異
2 家庭は社会にどんな奉仕ができるか (1) 時間と労力の奉仕
(2) 物の奉仕
(3) 金の奉仕
3 家庭はどんな社会施設に恵まれているか
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1 家族と社会との結合を強化する
(1) 家族と社会との結合を強化するために自分たちは,どんな
(2) 現状に対する批判の世論調査とその集計 (3) 社会生活改善案について討議する (4) 現在,家族が住んでいる地方の状態と,他の地方や外国と
2 家庭は社会にどんな奉仕ができるか (1) 家庭が社会に奉仕している実状の調査 (2) 共同炊事・季節託児所などの見学 (3) 地方では,その(2項)手伝いから進んで責任分担をして
(4) 図書の寄贈その他家庭の物資がいかにして社会に活用され
(5) (4)の活動に参加する (6) 家庭の奉仕活動分野を拡大することについての討議 (7) わが家は予算の内でどのくらいの割合をこれに当てている
(8) 一般家計においての同上割合を調べる。(家族経済と連絡) (9) 自己の会計において,自己の収入において,どんな金銭的
(10) 学校社会においては,どんな奉仕ができるかの話し合いと
(11) 社会に奉仕するための家庭生活の計画を立てる。(時間的,
(12) 家族が利用している社会の施設および活動の資源は何であ
3 社会福祉施設の見学・調査(社会科と連絡)
評価 1 この学習によって自己の立場と責任を認識することができ
2 調査の結果の展示 3 社会改善案の公開 4 なんらかの奉仕活動を開始または拡大する |