第五章 単元指導細案例

一 被服(第十年級)

単元2.婦人服

1.目 標

2.指導の方法 3.指導結果の考査
二 食物 第十年級

単元2.調理技術の要点 その一

1.目 標

2.指導の方法 3.指導結果の考査 (一) 理論的なことは報告書や生徒のノート・学習状態等により考査する。

(二) 実習については品等法・記述尺度法等によって考査する。
 
 

第十二年級

単元1.家族の栄養を常に保つには

1.目 標

(一) 日本人の基準量について知ること

(二) 献立を作る場合,基準量を定めることはどんな利益があるかの理解

(三) 計量器や代用計量器を用いることの必要の会得と代用計量器のくふう

(四) 献立作成の場合,なぜ時間を考慮しなければならないかの理解

(五) 栄養献立の値段を知り,食物の予算と全体の予算の関係を学ぶ。

(六) 実際の献立を立て,それが調理できる能力

2.指導の方法 (一) 教師の準備と活動 (二) 生徒の活動 3.指導結果の考査 (一) 基準量を定めることの利益の会得については,再生法等によって考査する。

(二) 代用計量器のくふうについては,品等法によって考査する。

(三) 献立に時間を考慮することの考査は,記述尺度法・再生法等による。
 
 

三 家庭衛生(第十年級) 単元2.看護の心得(上手な家庭看護)

1.目 標

(一) 病気の回復にとって看護がどんなに重要であるかということの理解

(二) 病人の心理を理解し,これを扱うにはどうすればよいかの会得

(三) 主治医の指示は忠実に実行しなければならないことの理解

(四) 看護人が交代する際の心得の会得

2.指導の方法 (一) 教師の準備と活動 (二) 生徒の活動 3.指導結果の考査 (一) 看護の心得について記録法により,その理解の程度を考査する。

(二) 論文について,記述尺度法により考査する。

(三) 看護実習の態度について,記述尺度法・比較法等によって考査する。
 
 

四 家族関係と子供(第十二年級) 単元2.「成熟」の意味

1.目 標

(一) 「成熟」の意味の認識

(二) 「成熟」への発達の希望

(三) いかに個性の特徴が発達して行くかの理解

(四) 願わしい社会関係へ加入の理解

(五) 願わしい社会関係への加入並びにその認識

2.指導の方法 (一) 教師の準備と活動 (二) 生徒の活動 単元4.結婚の計画

1.目 標

(一) 結婚成功型の人物でありたいこと

(二) 好伴侶を選ぶ能力

(三) 結婚の心構えをいかに準備すべきかの理解

(四) 結婚を前提とする相互責任の認識

(五) 結婚生活安定に対する経済計画の関係の認識

(六) 結婚に関係ある法律の重要性の認識

(七) 性及び性と健全なる家庭生活との関係の理解

(八) 家庭生活の調節に精神的指導の必要なわけの認識

2.指導法 (一) 教師の準備と活動 (二) 生徒の活動 単元6.乳幼児の理解と保育

1.目 標

2.指導の方法 3.指導結果の考査
五 住居と家事経理(第十一年級) 単元4.能率的な家務処理

1.目 標

(一) 家務処理の目的の理解

(二) 家務処理の方法の会得

(三) 家務処理方法運営の会得

2.指導の方法 (一) 教師の準備と活動 (二) 生徒の活動 3.指導結果の考査 (一) 家務処理の実施報告書に基づいて,記録法によって理解の程度を考査する。

(二) 家務処理の各項目については,作文法・記述尺度法・真偽法によって考査する。

(三) 作成した表については,品等法・記述尺度法によって考査する。

 

学習指導要領 家庭編

(中等学校第四,五学年用)

Approved by Ministry of Education

(Date July 12, 1947)

昭和22年7月12日 翻刻印刷

昭和22年7月16日 翻刻発行

(昭和22年7月16日 文部省検査済)

著作権所有  著作兼発行者   文  部  省 東京都千代田区神田岩本町三番地 翻刻発行者         中等學校教科書株式会社 代表者 阿部 眞之助
 
 
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印刷者             大日本印刷株式会社 代表者 佐久間 長吉郎
 
 
発 行 所       中等學校教科書株式会社