第五章 学習結果の考査

 

 水産の学習結果の考査には,一般の学習結果の考査を参考にすることはいうまでもないが,特に,水産の場合について考えてみると,次のような事がらが挙げられるであろう。

 

 1. 技能の考査

 

 2. 知識や理解について

 知識や理解についての考査は,いままでのような論文や,筆答や口答によって,総合的に調査することもできるが,その上更に,知識などを調査するには,真疑法・選択法・組み合わせ法・記録法などによって,分析的に考慮することができる。

 考え方や理解の程度を調査するには,完成法・判定法・訂正法・配列法などの分析的方法も考えられる。推理や判断の行われる原理をもとにして具体的な事実をとりあげ,また具体的なものに原理を応用する場合などを問題として選び出すようにするがよい。