この書の編集に当たっては,水産を独立して取り扱う場合を目安としたのであるが,水産の中に農業・工業・商業・家庭などの教材を取り入れて指導する場合や,水産の教材を農業・工業・商業・家庭などの中に取り入れて指導する場合も考えた。これらの場合の指導を教師が研究するときのよい手引きとなるように努めたのであるが,編集を急いだことや,水産の教育を実際に行っている人々との連絡がむずかしいこと,水産の事情が地方によって非常に違うことなどのためにまだ十分でない点,適当でない点も少なくないと思われる。今後,この試案を完全なものにするため,この書を読まれる方々の積極的な協力をせつに望むものである。
なお,水産を指導するに当たって参考になると思われる書物には次のようなものがある。
水 産 講 座 杉浦保吉・川島四郎 大日本水産会
水 産 杉 浦 保 吉 ダイヤモンド社
水産学全集 厚 生 閣
水 産 宝 典 養 賢 堂
岩波講座 生物学 岩 波 書 店
水産動植物図説 田 中 茂 穂 大 地 書 院
日本魚類図鑑 田 中 茂 穂 大 地 書 院
日本海藻誌 岡 村 金 太 郎 内 田 老 鶴 圃
日本水産捕採誌 農商務省水産局
日本水産製品誌 農商務省水産局
釣り魚 百 科 松 崎 明 治 朝 日 新 聞 社
日本水産学会誌 日本水産学会
鰹釣り 漁 業 中 山 琢 蔵 水 産 社
定置漁業とその設計 宮 本 秀 明 日本定置漁業研究会
定置網漁論 宮 本 秀 明 河 出 書 房
底引漁業とその資源 里 内 晋 水 産 社
海 洋 学 宇 田 道 隆 朝 日 新 聞 社
海 洋 科 学 須 田 曉 次 古 今 書 院
湖 沼 学 吉 村 信 吉 三 省 堂
水 産 資 源 学 相 川 廣 秋 水 産 社
水 産 養 殖 学 日 暮 忠 裳 華 房 書 店
養 魚 の 実 際 日 暮 忠 養 賢 堂
こいとふなの養殖法 阿 部 圭 大日本水産会
わ か さ ぎ 目 黒 廣 記 大日本水産会
どじょうの養殖法 阿 部 圭 大日本水産会
金魚の愛玩と飼育法 松 井 佳 一 弘 道 閣
貝 の 生 活 高 槻 俊 一 河 出 書 房
養蠣と現代科学 伊 藤 僴 大日本水産会
浅 草 海 苔 岡 村 金 太 郎 博 文 館
浅海利用と水産増殖 徳久三種・鴨脚七郎 水 政 会
有明海干潟利用の研究報 吉 藤 森 三 郎 福岡水産試験場
気 象 学 岡 田 武 松 岩 波 書 店
撓 と 櫓 宮 田 勝 善 機 動 船 協 会
理論と造船学 Stwoob コ ロ ナ 社
大串雅信(訳)
最新初等造船工学 津 村 均 開 成 館
船舶用石油発動機 田 島 達之助 大日本水産会
木造船焼玉機関 山 形 甚 吉 成 象 堂
航 海 関 谷 健 哉 天 然 社
沿 岸 航 海 滝 川 文 雄 水 遊 会
港 工 学 鈴 木 雅 次 常 盤 書 房
最新水産製造工学講座 田内森三郎(外) 厚 生 閣
最新水産製造全書 木 村 金太郎 大日本水産会
水産食品化学 大谷武夫・奥田譲 日 本 評 論 社
水 産 細 菌 学 谷 川 英 一 生 活 社
海 産 動 物 油 辻 本 満 丸 丸 善 書 店
水産副産物の化学的研究 東 秀 雄 水 産 社
魚 粉 及 魚 油 大 島 幸 吉 丸 善 書 店
鞣 製 学 沢 山 智 共 立 社
学習指導要領職業科水産編
昭和22年12月15日印刷 同日翻刻印刷
昭和22年12月20日発行 同日翻刻発行
〔昭和22年12月20日 文部省検査済〕
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(Date Dec. 15, 1947)
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