単元一 鶏のせわ
(一) 指導目標
2,動物をいつくしみ育てる心を養う。
3,動物の生活を見きわめる態度を養う。
4,動物のえさについての考察を深める。
2,鶏をよく観察し,もし変化があったら教師に報告する。そしてどんなに処置したらよいかについて話しあいをする。
3,家庭で鶏にどんなえさをやっているかを調べる。
4,家庭や学校でやっている鶏のえさについて,それをいくつかの種類に分けて考えて見る。(穀物の類,青物の類,虫・小魚の類,貝がらの類や水など)
5,これらの各類の中で,ある材料を他の材料で代用することができることを調べて話しあいをする。
6,穀物の類がでんぷんを含むことを,ヨードチンキを使って調べてみる。
7,貝がらと卵のからとが共通の性質をもっていることを塩酸を使って試してみる。
8,鶏の食物と比べて,人の食物を分類してみる。
(2) ようすの変化にすぐ気づいて,適当の処置をつけるか。
(3) 仕事の意味を理解し,せわの仕方に工夫の態度が見られるか。
3,次の事項についての理解の状態を,再生法・真偽法・選択法・判定法等によって考査する。
(2) 貝がらをやるわけ。
(3) 鶏が時々砂などをあびるわけ。
(4) でんぷん検出の方法,貝がらに対する塩酸の作用。
(5) あるえさを他のえさで代用する場合の注意。
(一) 指導目標
2,キュウリや草花について,その育ち方,花のはたらき,こやしのききめ,病気の防ぎ方などに関心を持ち,生命のありがたをさぐろうとする態度を養う。
3,ボルドー液のはたらきとその作り方を修得し,薬品やその調合に親しみ,その間に起こる変化に興味をいだく。またボルドー液の安全な使用法をおぼえる。
2,ヒマワリの成長を測って図に画いてみる。
3,キュウリについて,こやしのききめを調べて話しあいをする。
4,キュウリのつる・オジギソウ・エビスグサの葉の運動を観察して話しあう。
5,雄花,雌花のはたらきを研究し,花と虫の関係を調べて話しあいをする。
6,キュウリについて人工授粉を行って,その結果を観察する。
7,キェウリにどんな病気があるかを調べる。ボルドー液を作ってかける。
(2) キュウリや草花の成長について,くわしく観察しているか。
(3) 人工授粉・ボルドー液を作ること,まきひげのはたらきを調べる実験などにおける企画的な能力・工夫の態度ならびにその技術はどのようか。またこれらによって得た知識をいかに活用しているか。
(4) ヒマワリの成長の測定などにおける数量的な処置の能力はどのようか。
(2) キュウリや草花のこやしの種類・やり方・ききめについて。
(3) キュウリのまきびけのはたらきについて。
(4) キュウリの病気の種類とその防ぎ方。
(5) ボルドー液の作り方,安全な使用法。
(一) 指導目標
2,ミツバチの生活が花と関連のあることを見出し,あわせて花のはたらきを理解する。
3,物事の真相をきわめようとする態度を養う。
2,ミツバチの運んで来る花粉と蜜の源をさがし,それについて話しあいをする。
3,花の構造を見て,花のはたらきを考えて話しあう。
4,ミツバチがどんな花に集るかを調べて話しあう。
5,ミツバチにさされた時にはアンモニヤ液をつける。
(2) 巣箱の中の蜜とそのにおい,ミツバチの脚の花粉,花の構造などの観察の結果を関連的に考えるかどうか。またそれからの推察がどの程度できるか。その態度はどのようか。
(3) 花にくる虫のようすに常に心をくばっているかどうか。
(2) ミツバチが集る花の種類について。
(3) 花の構造とはたらきについて。
(一) 指導目標
2,きいとのくり方を知るとともに,生産した物の貴さを感じるようになる。
3,クワの葉のしおれない方法のうちにひそむことわりを理解し,真理を追求する念を盛んにする。
2,カイコの卵をかえしてみる。
3,クワの芽の開き具合に応じて,卵がかえるように調節することについて話しあいをする。
4,ケゴの出る様子を観察する。
5,カイコのせわをする。
6,カイコのせわの要領について話しあう。
7,カイコの育つ様子を観察し日記をつける。
8,クワの葉がどんなにしたらしおれないかを考えて話しあう。
9,葉などから水の蒸発すること,茎の方から水を吸いあげていることがどんなにしたらわかるか,その実験の方法を考えて実際に試みてみる。
10,まぶしを作ってまゆを作らせ,まゆを作る様子を観察する。
11,できたまゆの目方をはかってみる。
12,まゆから糸をくってみる。
13,身近にある絹の織物を例にとり,絹の織物を一反作るためには,どれだけのカイコを飼わなければならないかを研究して,話しあいをする。
14,ある一定量のカイコを飼うために,クワの葉がどれだけいるかについて研究し話しあいをする。
15,普通一反歩からクワの葉がどれだけとれるかについて研究し話しあう。
16,まゆからガの出る様子を観察する。
17,まゆから出るうじについて観察し,そのうじについて話しあいをする。
18,カイコの生活に気温・湿度が深い関係のあることから,人の生活にもこれが深い関係のあることを考える。
(2) クワを与えるときとか,病気のカイコが発生しそれを処置するときとかに,工夫の態度がみられるかどうか。
(3) 温度や湿度などと,カイコの様子との関係に細心の注意をはらっているかどうか。
(4) 変態の様子を興味をもって,くわしく観察し,カイコがモンシロチョウなどと同じ種類であることに気づくかどうか。
(5) カイコの成長,カイコと製品との関係などに,数量的な考察処理の能力をどれだけ活用しているか。
(6) 飼育日記をおこたらず記入しているか。
(2) クワの葉をしおれさせない方法について。
(3) カイコの生活と温度や湿度との関係について。
(一) 指導目標
2,光・レンズ・鏡の性質を見きわめる。
3,工夫創造の態度を養う。
2,光がまっすぐにさすことを実験する。
3,針アナ写真機の像を調べる。
4,針アナ写真機の欠点を見つけ改良を工夫する。
5,レンズ写真機に写る像を調べる。
6,鏡に写る像を観察する。
7,光が鏡に当ったときの反射の仕方を調べる。
8,反射写真機を作る。
A 工夫創造の積極的な態度。
B 既有の経験をいかに活用しているか。
C 手ぎわはどうか。
D 企画の能力,特にレンズの性能及び材料の強度などを十分考えて作っているか。
(2) 理解した原理を新しいものに活用しようとする態度と能力。
3,次の事項についての理解の状態を,再生法・真偽法・訂正法等によって考査する。
(2) 光・レンズ・鏡の性質。
(一) 指導目標
2,天然の物から一つの成分を選び取り,食料や燃料に利用することに気づく。
3,てこ・ねじのはたらきを体験する。
4,ものごとを工夫し,確めようとする態度を養う。
2,油の検出を行う。
3,ダイズの種をまき,せわをする。
4,ダイズの成分を調べる。
5,油しぼりをする。
6,油をしぼるに当って,強い力の加え方を工夫し,話しあいをする。
7,てこやねじのはたらきを体験する。
8,油の性質用途を調べ話しあう。
2,次の事項についての理解の状態を,再生法・選択法・訂正法等によって考査する。
(2) てこやねじのはたらき。
(一) 指導目標
2,空気中の湿り気及び雨について理解する。
3,湿り気を測る仕かけを修得し,工夫考案の力を練る。
4,夏至について理解する。
2,気温・水温・地中の温度の日中の変化,一・二週間内の変化を調べてグラフに表わしてみる。
3,太陽の出る方位・はいる方位・通る道・正午の高さなどを調べて話しあう。
4,干し物がよく乾く場合を調べる。
5,毎日の天気を調べる。
6,雨量を測る工夫をする。
7,空気中に水蒸気のあることを確めてみる。
8,湿り気のために様子の変わるものを調べる。
9,空気中の湿り気の多少を測る工夫をする。
10,雨や雲について話しあいをする。
11,板の伸び縮みを調べる。
12,朝もや・夕もやについて話しあいをする。
13,夏至の日と,そのころの昼夜の長さの変化を調べる。
14,朝やけ・夕やけについて話しあいをする。
15,星について話しあいをする。
(2) 観測・測定の技術の向上の程度。また観測・測定を根気よく続けているか。その結果から推察する能力はどうか。
(3) 湿度計や雨量計の工夫などにおける企画の能力,工夫の態度。
3,次の事項についての理解の状態を,再生法・真偽法・選択法・訂正法・判定法等によって考査する。
(2) 空気中の水蒸気の状態。
(3) 干し物はどんな場合によく乾くか。
(4) 朝もや・夕もや,朝やけ・夕やけについて。
(一) 指導目標
2,夏の衛生について理解を深め,日常に実践する。
3,皮膚の衛生に関連して,石けんの作り方を修得し,物の実質の変化に関心を持つ。
2,カビは乾いた処よりも湿った処にはえやすいことを調べる。
3,暑い頃にカビのはえ易いことを調べる。
4,たべ物を腐らせないで貯える方法を考えて話しあいをする。
5,びん詰を作る。
6,野菜のなまの物は腐り難く,煮た物の腐り易いことを実験する。
7,夏の飲食物に対する注意について話しあいをする。
8,びん詰のほかに,食物を貯えるのにどんな方法があるかについて調べて来て話しあいをする。
9,石けんを作る。
10,石けんその他のもので,あかや油を洗い落しそれぞれの効果を比べてみる。
11,皮膚の衛生について話しあいをする。
12,いろいろな油で石けんを作ってみる。
13,洗たくに使えないといわれている水がある場合,その水について調べる。
14,ハイとカの衛生上,害のあることについて話しあいをする。
15,ハイの生活を調べる。
16,カの生活を調べる。
17,用水おけのボウフラの発生を防ぐ工夫をする。
2,夏の衛生についての理解を,どの程度,日常の実践にうつしているかを記述尺度法によって考査する。
3,びん詰,石けん作りなどについて,その手ぎわを記述尺度法によって考査する。
4,次の事項についての理解の状態を,再生法・選択法・真偽法・訂正法・判定法等によって考査する。
(2) 食物の貯臓法。
(3) 石けんの作り方。
(4) 夏の衛生上の注意。
(5) 皮膚の衛生。
(6) ハイとカの習性。
(7) ハイとカの発生を防ぐ方法。
(一) 指導目標
2,ポンプの作り方を修得し,工夫考案の態度を養う。
3,機械の取り扱い方,手入れの仕方を心得る。
2,井戸のポンプの構造とはたらきについて話しあいをする。
3,火消しポンプを使ってみる。
4,火消しポンプの分解・組み立てをする。
5,火消しポンプの構造と各部のはたらきについて話しあいをする。
6,水あげポンプを作る。
(2) ポンプの製作における企画的能力・工夫創造の態度,特に材料の強度や各部のはたらきを十分理解して,設計製作しているか。
(3) 火消しポンプなどで理解した原理を十分活用しているか。
3,ポンプの各部のはたらきについての理解の状態を,真偽法・図解法等によって考査する。
(一) 指導目標
2,秋分について理解する。
3,風の強さや方向を測る仕かけを修得し,工夫考案の力を練る。
4,水素の作り方を修得し,気球のあがる力に関心を持つ。
2,空気中の湿り気について調べて話しあう。
3,風の強さや方向を測る仕かけを工夫して作る。
4,風の吹く理由について研究して来て,話しあいをする。
5,上層の風を測る方法について話しあう。
6,師の行う,水素を作り,その性質を調べる実験を見る。
7,気球をあげて,上層の風の様子をみる。
8,気球の物を持ち上げる力を測ってみる。
9,気球はなぜ物を持ち上げることができるのかについて,調べて話しあいをする。
10,水素はゴム膜を通して逃げることを調べる。
11,気球から水素の逃げるのを防ぐ工夫をする。
12,水素と空気との性質のちがいを比べてみる。
13,雲の高さについて話しあう。
14,高層の雲を注意して観察
15,秋分とはどんな日か,について話しあいをする。
16,気温・水温の変わり方と太陽との関係について調べて話しあう。
17,星や月を観察する。
(2) 観測・測定の技術の向上の程度。また観側・測定を根気よく続けているか。その結果から推察する能力はどうか。
(3) 風の強さ方向を測る仕かけの工夫などにおける企画の能力・工夫の態度。
(4) 水素を作ること・その性質を調べることの実験の態度。
3,次の事項についての理解の状態を,再生法・真偽法・選択法・訂正法・判定法等によって考査する。
(2) 秋分について。
(3) 風の吹く理由。
(4) 水素の作り方。
(5) 水素の性質。
(6) 気球の上るわけ。
(7) 雲について。
(8) 気温・水温の変わり方と太陽との関係。
(一) 指導目標
2,笛を作ったり,音をいろいろ調べたりする間に,工夫考察の態度を養う。
2,琴の糸のゆれ方をいろいろ工夫して調べ,話しあいをする。琴の糸に紙片をまたがらせたり,縫い糸を結びつけたりして,琴の糸のゆれ方が処によってちがうことや振動が伝わって行くことを確めてみる。また琴をからだに当ててはじき,糸のゆれ方を調べる。
3,琴の胴のひびき方を調べて,胴のはたらきについて話しあいをする。
4,ことじを使って,糸の長さを変えると,いろいろな高さの音の出ることを調べ,「ハ・二・ホ・へ・ト・イ・ロ」の音の出る処をさがしてみる。
5,調和した音としない音とを聞き分けてみる。
6,竹の一端に節を残して切り取り,その節に孔をあけて,鼻笛を作り,よく鳴るように工夫してみる。
7,鼻笛の吹き方を工夫して,いろいろな音の出ることを調べる。
8,一節の竹の管に孔をあけて,指でおさえる孔のある一節笛を作り,よく鳴るように工夫してみる。
9,一節笛でいろいろな音を出してみる。そしてなぜいろいろな音が出るのかそのわけを考えて話しあいをする。
10,鼻笛を応用して,びんの金物の栓に孔をあけて,鼻笛のようなものを作ってみる。そしてびんの中に水を入れて管の長さを変え,音の高さと笛の管の長さとの関係を調べてみる。
11,鼻笛の筒に,一節笛にならって,指でおさえる孔をあけて,音が変わるかどうかを調べてみる。
12,たいこをたたいて音と皮のゆれ方の関係を調べてみる。
13,たいこの音は,空気がゆれて伝わって来ることをいろいろ工夫して調べてみる。
(2) 発音体について調べるとき,笛を作るときの,企画の能力・工夫創造の態度・関係的考察の態度について。
(3) 空びんの笛を作ったり,鼻笛に孔をあけて調べたりするときに,修得した原理を新しいものに応用しようとする態度が見られるか調べる。
3,次の事項についての理解の状態を,再生法・選択法・真偽法・判定法等によって考査する。
(2) ことの胴,三味線の胴の役目。
(3) 長い鼻笛では低い音,短い鼻笛では高い音の出るわけ。
(4) 音が空気を伝わってきこえてくること。
(一) 指導目標
2,呼吸による空気の変わり方を理解する。
3,ものごとをくわしく究める能力を練り,工夫創造の念を養う。
2,火打ち石を打って火花を出し,火口に燃え移らせてみる。
3,硫黄をとかして,木の薄板,または紙片ぎれにつけて,つけ木を作ってみる。
4,マッチの火のつき方を調べて話しあう。
5,マッチの箱の薬に火をつけて,燃え方を観察し,それがおもに何んであるかを,においなどによって調べる。そしてマッチの箱の薬のはたらきについて研究し,話しあいをする。
6,薬を調合し,使いずみのマッチの棒を利用してその先につけ,マッチを再生してみる。
7,マッチの棒の薬の調合に使う材料について,そのはたらきを調べ話しあいをする。
8,塩素酸カリと二酸化マンガンを熱して,酸素を作り,酸素の中での物の燃え方について調べてみる。
9,夏から乾かしてあるクワの枝を出して目方を計り,なまのときに計った目方との差から,なまのクワの枝に含まれている水分の量を見出してみる。
10,クワの枝の焼ける様子を観察する。
11,炭が燃えて炭酸ガスのできることを調べる。
12,空気の成分について研究し,話しあいをする。
13,呼吸した空気を調べてみる。
14,潜水夫の呼吸について考えてきて話しあいをする。
(2) マッチを作ることにおける,企画的な態度,工夫の態度。
(3) マッチの薬品についての研究で,その企画的な態度及び予想をためす能力,更に分析的にくわしく究めようとする態度。
(4) 薬品を取り扱う態度。
(5) 酸素の性質を研究する際などにおける比較観察の能力。
(6) 数量的に処理する能力。
(7) 実験の態度及び技術。
(2) 火と空気との関係。
(3) 呼吸による空気の変わり方。
(4) 空気の成分。
(一) 指導目標
2,家に対する正しい見方・考え方・扱い方を修練し,これを日常実践する。
2,建物を外から観察して,建物を構成するおもな部分を調べ,そのはたらきを考えて,話しあいをする。
3,建物に使ってある材料について調べ,なぜそれが使ってあるかについて話しあいをする。
4,学校の建物の内部の配置(間取り)を調べ,その配置の理由について話しあいをする。
5,自分たちの教室を中心として,窓・回転窓・空気ぬきなどについて調べる。
6,部屋の中の空気の温り方・動き方・質の変わり方・入れ換わり方について,ミカン箱を使って実験をする。
7,炭火が不完全に燃えるとき,室内の空気がどんなになるかについて研究してきて話しあう。
8,部屋の明かるさについて調べ,明かるさのちがいがなぜできるかについて話しあいをする。
9,厚紙に窓を切り抜いてミカン箱に張り,冬の日ざしについて調べ,夏の日ざしとくらべてみる。そして窓と日当りの関係について話しあいをする。
10,冬の風向きを調べ,冬の風除けの仕方を考える。そして家の中の風通しをよくするにはどうすればよいかについて話しあいをする。
(2) 換気・日ざしなどに関する実験で,企画の能力・観察の慎重さ・事実から推論する能力がどれ程あるか。
(3) 既得の知識(磁石・温度計・太陽の運行等)をいかに活用しているか。
(4) 修得した事項をいかに日常生活に活用しているか。
(5) 建物愛護の念を持つようになったか。
(2) 建物に使う材料とそのはたらき。
(3) 建物の内部の配置。
(4) 部屋の中の空気の温り方・動き方・質の変わり方・入れ換わり方。
(5) 炭火の燃焼と空気の変化。
(6) 部屋の明かるさ。
(7) 部屋の風通し。
(一) 指導目標
2,寒くなった様子,氷のとける様子,熱によって水の体積の変わる様子について理解する。
3,寒暖計の作り方を修得する。
4,冬至について理解する。
5,ものごとを正しく,くわしく考察し,工夫する態度を養う。
2,日の出・日の入りの時刻・その時の太陽の方位・正午の太陽の高さを調べ,それをまとめてみる。
3,冬至とはどんな日をいうのかを調べて来て話しあいをする。
4,気温・水温を計って変化の様子を調べる。また寒風の様子や氷の張りぐあいやとける様子を調べる。
5,氷の張り方と天気との関係に気をつけ,これについて話しあいをする。
6,夜の間の氷の張り方から,冷え方にいろいろちがいのあることを調べる。
7,氷から湯になるまでの変化の状態を調べ,これについて話しあいをする。
8,寒暖計を作る。
9,同じ体積の水の重さが温度によってちがうことを実験によって調べてみる。
10,氷に塩を混ぜるとつめたくなることを調べる。そしてこの中に水の入れてあるびんを入れ,氷を作ってみる。
(2) 冬の天気を全体的総合的につかんでいるかどうか。
(3) 実験を企画しこれを進めていく能力はどうか。
(4) 寒暖計の製作などにおける工夫の態度及び技術の状態。
3,次の事項についての理解の状態を,再生法・真偽法・訂正法等によって考査する。
(2) 氷の張り方と天気との関連。
(3) 温度と水の体積との関係。
(4) 寒暖計の作り方。
(一) 指導目標
2,微生物のはたらきによって,物の実質を変えて新しい物を作り出すことを理解し,そのはたらきをわれわれが調節して,燃料や薬品として大切なアルコールを作り出すことを理解する。
2,冬と夏のカビのはえ方を比べてみて話しあいをする。
3,家庭でもちを貯えておく方法を調べてきて話しあいをする。
4,もちにはえたウグイス色のカビをとり,びんの中の蒸し米にふりかけてふえさせてみる。
5,米を洗い,水に侵してから,ふかし,蒸した米を作る。蒸した米にびんの中でふえたこうじのカビを混ぜ,温くしておいてこうじを作る。
6,こうじにはえたカビをとって,カビの形を調べてみる。カビの胞子・菌糸を顕微鏡で見る。
7,米の飯にこうじを混ぜ,いろいろな温度に保って,甘酒のできかたを調べる。
8,カビのはたらきで,でんぷんが糖に変わることを調べる。
9,甘酒を発酵してアルコールのできること,炭酸ガスの出ることを確めてみる。そして酵母菌を顕微鏡で見る。
10,酒を蒸溜して,アルコールのとれることを確めてみる。
11,アルコールは普通どんなことに使われているか,またどんなものからとっているかについて調べて話しあいをする。
(2) でんぷん糖化の実験において,実験を企画する能力及び糖化の原因がカビの菌糸にあることを推論する能力があるかどうか。
(2) こうじの作り方。
(3) 甘酒の作り方。
(4) 甘酒からアルコールと炭酸ガスのできること。
(5) アルコールの用途。
(一) 指導目標
2,物事の中にひそむすじみち,ことわりを見つけ,これを日常の実践に移し,新たなものの創造に向かう。
2,その問題の解決について話しあいをする。
3,研究の方法について話しあいをする。
4,結果の整理の仕方・発表の仕方について話しあいをする。
5,研究の結果を絵・グラフ・表等によってわかりやすくかいてみる。
6,研究の結果をことばまたは文章によって発表してみる。
7,研究の批評をしあう。
8,今後の研究について計画をたてる。
(2) 研究の過程において,根気よく完成するまで続けていくかどうか。
(3) 研究の方法,結果の整理・発表における企画的な能力。
3,発表会・討論会などにおける,他人の研究を尊重する態度・他人の忠言に対する寛容な態度について,記述尺度法によって考査する。