一、数学の生活における位置を明らかにすること。
数はどんなに発達してきたか,また,どんなに使われているかを明らかにして,数学的処理方法をまとめること。
(二) 予備調査
2.子供はどの範囲の社会を,自分の生活環境と考えているか。
3.子供はどんな社会現象に対して,どの程度に関心を持っているか。
2.数の計算方法の歴史を習う。
3.計算の合理化について話し合う。
4.数と生産生活について話し合う。
5.数と消費生活について話し合う。
6.数と公民生活について話し合う。
7.数と政治・文化生活について話し合う。
2.自然現象と図表について話し合う。
2.社会現象と統計図表について話し合う。
2.図形の性質とその利用について話し合う。
3.形と図について話し合う。
4.形とそのはたらきについて話し合う。
2.力と物の形について話し合う。
3.力のはたらきについて話し合う。
(2) 物の生産から消費までの経験を考え,需要と供給の初歩的関係を理解しているかどうか。
(3) 数処理を通して公民生活の水準が上ってきたかどうか。
(4) 数処理を通して政治・文化に対する関心が深まってきたかどうか。
(5) 自然現象を函数関係としてとらえるようになったかどうか。
(6) 社会現象に対する統計のとり方がわかってきたかどうか。
(7) 数学的に形の美を理解することかできるかどうか。
(8) 物の形をきめるとき,その物のはたらきを考えているかどうか。
(9) 機械を用いて生活を合理動化しているかどうか。
(10) 次の言葉の意味の理解。
歩合・利息・単利・複利・割引(内割引・外割引)・損益・利廻り・銀行
保険・公債・株式・貨幣・資本・物価指数・生産指数・その他の指数。
(2) 概数をとるとき,簡便算のし易いように考える能力。
(3) 生産指数・物価指数の理解。
(4) 利息・損益・利廻りを計算する能力。
(5) 比例,二乗に比例する関係を見出だす能力及びそれを式に書く能力。
(6) 反比例,二剰に反比例する関係を見出だす能力及びそれを式に書く能力。
(7) 各グラフの特徴を知り,目的に応じてグラフをかく能力。
(8) 周期を見出だす能力。
(9) 新聞・雑誌に表われる統計表や図表を理解する能力。
(10) 対称形とその性質を用いる。
(11) 相似形の性質の理解。
(12) 縮図をかく能力。
(13) 地図や縮図を読む能力。
(14) 投影図をかいたり,読んだする能力。
(15) 形の釣合いと安定についての理解。
(16) 力の基本的な法則の理解とそれを使用する能力。
学習指導要領 | 算数科
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(Date Apr.16,1947)
昭和廿二年五月一日 翻刻印刷
昭和廿二年五月十五日 翻刻発行
(昭和廿二年五月一日 文部省検査済)
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