第九章 第九学年の英語科指導
単元一.聴き方と話し方。
1.教師が訪問者,生徒が被訪問者となる。
2.訪問者にも被訪問者にも生徒がなる。
(二)教科書の教材についての問答。
単元二.読み方。
目的は単語を増して,叙述文を読み,またやさしい詩や歌を味わうことにある。
1.この年齢の生徒は次のような読みものに興味を持っている。
(3)歴史。 (4)自然。
(5)伝記。 (6)政治および社会問題。
2.指導法については第五章 二.参照。
(二)課外の読みもの。
次の表のうちから選んで各自の単語を増して行くこと。(試案)
Irving : Rip Van Winkle
Hawthorne : A Wonder Book
Kingsley : Jungle Book
Stevenson : Travels with a Donkey
Hawthorne : Twice Told Tales
(三)本を見ないで言わせる。
第八章 単元二(二)参照。
(四)家庭での練習。
第七章 単元二(四)参照。
単元三.書き方。
目的は生徒が習った単語・句および文章を用いて自由に書けるようになることにある。
1.文の形は図に示してやるとよい。
2.組み合わせ法,応用法を用いて練習するのも有効である。(第六章学習結果の考査 参照)。
(二)日本語から英語への翻訳。
1.翻訳の意味。
単語を置きかえるのではなく,意味を言い表わすこと。
2.習った文の形をもとにすること。
3.ときどき英語と日本語と比較すること。