あ と が き

 この書の編集に当たっては,農村地帯において,農業を中心とし,工業・商業・水産・家庭や職業指導などを加味して,職業科の指導をする場合を目安としたのである。しかし,小都市や漁村などにおいて,更に,工業・商業・水産・家庭や職業指導の教材をこの中に取り入れて指導する場合や,農業とこれらを並行させて指導する場合,あるいは,大都市・純漁村や,女子などで,工業・商業・水産や家庭を中心として指導するとき,その中に農業の教材を取り入れて指導する場合のことも考えた。

 各学校が,その土地,その学校や生徒の事情を考えて,実際の指導を研究する場合のよい手引になるように努めたのであるが,まだ不十分な点も少なくないと思われる。

 殊に,教材の選択や単元の組み立て方については,今後,大いに研究しなければならない。目標となる態度については,教材一覧表から省いておいたが,今後はこれも研究する必要がある。

 今後,この試案を完全なものにするため,この書を読まれる方々の積極的な協力を切に望むものである。

 なお,農業を指導するに当たって参考になると思われる書物には次のようなものがある。

 

 

 

学習指導要領職業科農業編

 

昭和22年10月30日印刷 同日翻刻印刷

昭和22年11月4日発行 同日翻刻発行

〔昭和22年11月4日 文部省検査済〕

 

      APPROVED BY MINISTRY

        OF EDUCATION

      (DATE OCT.30 1947)

 

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翻刻

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