第八章 第三学年の図画工作指導

 

(一) 指導目標 (二) 教材例 (三) 描写材料

 クレヨンを主とし,鉛筆を併わせ用いる。

(四) 指導方法──児童の活動

(五) 結果の考査
着   想
独創的ですばらしい 独創的でよい
普   通
貧   弱
目立って貧弱
表現計画
こまかくて手落ちがない 相当にこまかい
普   通
あまり計画的でない
無 計 画
描 写 力
力強く豊富
豊富な方
普   通
乏しい
目立って乏しい
共同態度(共同作の場合) 進んで共同し,指導的立場に立つ
共同する
普   通
あまり共同しない 共同をきらう

 

(一) 指導目標 (二) 教材例 (三) 描写材料

 クレヨンを主とし,鉛筆を併わせ用いる。

(四) 指導方法──児童の活動

(五) 結果の考査

 「一対比較法」または,次の「記述尺度」による。
 
観 察 力
非常によく要点をつかんだ観察をする 観察が行き届いている
普   通
あまり観察しない ほとんど観察しない
表 現 力
非常に力強い表現をする 力強い表現をする
普   通
貧弱である
非常に貧弱で縮んでいる
写生の興味
たいへん興味を持つ
興味を持つ
普   通
興味が少ない
興味がない

 

(一) 指導目標 (二) 教材例 (三) 指導方法──児童の活動 (四) 結果の考査

 「一対比較法」により,また次のような,「記述尺度」による。
 
観   察
極めてよく要点をとらえる よく要点をとらえる
普   通
要点がうまくとらえられない ほとんど要点がとらえられない
立体観の表現 極めてよく立体的に面の特徴をとらえる 立体的に面の特徴をだいたいとらえる
普   通
うすっぺら
目立ってうすっぺら
用具・材料の扱い方 たいへん手ぎわがよく周囲もよごさない 手ぎわがよく周囲もあまりよごさない
普   通
拙くて,周囲もよごす 拙くて,周囲をたいへんよごす

 

(一) 指導目標 (二) 指導方法──児童の活動 (三) 結果の考査

 次のような「記述尺度」によって行う。
 
明度に関する感覚
非常に鋭敏
鋭   敏
普   通
鈍   感
非常に鈍感
配色に対する興味 大いに興味を持つ
興味をもつ
普   通
興味がない
たいへん興味がない

 

(四) 備   考

無 彩 色
明度

番号

有    彩    色
し   ろ
20
                     
はい

いろ

 

 

19
      きいろ              
18
    きだい
だい
  きみど
           
17
  だいだ
                 
16
                     
15
          みどり          
14
            みどり
あ お
あお      
13
                    あかむ
らさき
12
                あおむ
らさき
むらさ
 
11
                     
く   ろ
10
                     
(一) 指導目標 (二) 指導方法──児童の活動 (三) 結果の考査

 次のような「記述尺度」による。
 
形に対する理解力 非常によく理解する
よく理解する
普   通
よくはわからない
わからない
集める興味と根気 たいへん興味と根気が持続する 興味と根気が持続する
普   通
興味と根気が続かない 興味と根気が目立って続かない
整 理 力
たいへんよく整理できる よく整理できる
普   通
あまり整理できない 整理できない

 なお,形に対する理解力については,特に「選択法」「組み合わせ法」「排列法」などによるのがよい。

 

(一) 指導目標 (二) 教材例 (三) 指導方法──児童の活動 (四) 結果の考査

 「一対比較法」または,次の「記述尺度」による。
 
図案に対する興味 大いに興味を持つ
興味を持つ
普   通
興味が少ない 興味を持たない
図案の組立
目立って上手
上   手
普   通
下   手
目立って下手
装飾の適用 非常によく適用する よく適用する
普   通
あまり適用できない 適用できない

 

(一) 指導目標 (二) 教 材

 教材は,次の中厚紙・厚紙を主とする製作教材と連絡を保ち,実際に製作するものの展開図をかかせる。

 なお,「展開図」ということばは,児童にはわかりにくいから,「ひらいた図」という名で,指導するがよいであろう。

(三) 指導方法──児童の活動

 展開図をかく初歩的な指導には,児童の図をかく能力や,理解力,製作能力に適する方法を選ばなければならないが,児童の活動は児童の状態により,だいたい次の三になる。

(四) 結果の考査

 次の「記述尺度」による。
 
図を理解する力 非常によく理解する よく理解する
普   通
わからない
非常にわからない
作図の正確さ
極めて正確
正   確
普   通
正確でない
極めて不正確

 

(一)指導目標 (二) 教材例 (三) 指導方法──児童の活動

 児童の活動は,児童の状態や,教材の性質によつて異なるが,だいたい次のような活動が基本的なものである。

(四) 結果の考査

 「一対比較法」により,また次のような「記述尺度」による。
 
製作の興味
大いに興味を持つ
興味を持つ
普   通
あまり興味を持たない 興味を持たない
工作法の理解
目立ってよく理解する
よく理解する
普   通
理解しない
さっぱり理解しない
製作技術
非常に上手
上   手
普   通
下   手
非常に下手
創 作 力
目立って創意工夫に富む 創意工夫に富む
普   通
創意工夫に乏しい 目立って創意工夫に乏しい

 

(一) 指導目標
(二) 指導方法──児童の活動

 第一学年に準ずる。

(三) 結果の考査

 第一学年の考査に準ずる。

 

(一) 指導目標

 第二学年に準じ程度を高める。

(二) 指導方法──児童の活動

 第二学年に準ずる。

(三) 結果の考査

 第二学年に準じて行う。

 

(一) 指導目標 (二) 指導方法──児童の活動 (三) 結果の考査

 「並立比較法」「順位評価法」などを,鑑賞する物に応じて,適当に採用する。