第七章 第二学年の図画工作指導

 

(一) 指導目標 (二) 教材例 (三) 描写材料

 クレヨンを主とし,鉛筆を補助材料として使う。

 色紙を描写材料として,それを切ったりちぎったりしたものをはりつけて表現することも試みさせる。

(四) 指導方法──児童の活動

(五) 結果の考査  
観   察
目立ってよく観察する よく観察する
普   通
観察しない 目立って観察しない
表現内容
非常に多面的で個々の表現内容も極めて豊か 多面的で個個の内容も豊か
普   通
表現内容が狭く個々の内容も貧しい 表現内容が非常に狭く個々の内容も極めて貧弱
技   法
非常に上手
上   手
普   通
下   手
非常に下手
非常に器用
器   用
普   通
不 器 用
非常に不器用
  (一) 指導目標 (二) 教材例 (三) 描写材料

 クレヨンを主とし,鉛筆を補助材料として使う。

 物によっては,色紙によって表現させる。

(四) 指導方法──児童の活動

 この学年になると,写生の態度はいくぶんできては来るが,まだ,対象と画面とをよく見くらべて描くようにはならず,最初に見た印象により,あとはほとんど記憶によるか,自分の思ったとおりに描いてしまうから,徐々に対象に即した観察をして描くように導く。

児童の活動

(五) 結果の考査

 第一学年に準ずる

 

(一) 指導目標 (二) 教材例 (三) 指導方法──児童の活動

 粘土による表現は,表現材料が変わり,したがって表現方法は変わるが,表現の態度や気特は,描画とあまり変らない。

 児童の活動

(四) 結果の考査

 「一対比較法」または,次のような「記述尺度」による。
観   察
よく注意して見る 注意して見る
普   通
あまり注意して見ない ほとんど見ない
立 体 観
非常によく立体的に表現する 立体的に表現する
普   通
うすっぺら 非常にうす
っぺら
用具・材料の扱い方
非常にていねいでよごさない ていねいでよごさない
普   通
ぞんざいでよごす 非常にぞんざいでよごす
 

(一) 指導目標 (二) 指導方法──児童の活動

 特別に色彩指導の時間を設けて指導するもよく,他の教材の指導のはじめまたは終わりに,短時間ずつ回数多く,長期にわたって指導するもよい。

 児童の活動は多面的に考えられる,また,工夫して多面的に活動させるがよい,例えば次のようである。

(三) 結果の考査

 各報の指導方法を通じて,次のような「記述尺度」により,個々の色についても考査する。
色に対する感覚
非常に鋭敏
鋭   敏
普   通
鈍   い
非常に鈍い
色に対する記憶
非常に強い
強   い
普   通
弱   い
非常に弱い
 

(四) 備 考

 第一学年の「いろ」の備考欄参照のこと。

 

(一) 指導目標 (二) 指導方法──児童の活動

 理科と連絡を保って,木や草の実や種子には,いろいろな形のもののあることに注意させる。これを集めることは,葉を集めるほど容易ではないが,それだけに楽しみも多い。

 児童の活動はだいたい次のようである。

(三) 結果の考査

 次の「記述尺度」による。
集める興味と根気 興味と根気が非常によく持続する 興味と根気がよく持続する
普   通
興味と根気が続かない 興味と根気がさっぱり続かない
整理保管 非常によく整理保管する 整理保管する
普   通
なげやり ひどくなげやり
形に対する感覚 形の特徴を非常によくとらえる 形の特徴をよくとらえる
普   通
形の特徴をなかなかとらえられない 形に対して無関心
 

(一) 指導目標 (二) 教材例 (三) 指導方法──児童の活動

 児童の状態や,教材の性質によって,児童の活動はかわるが,基本的な活動は次のようである。

(四) 結果の考査

 「一対比較法」または,次のような「記述尺度」による。
製作の興味 大いに興味を持つ 興味を持つ
普   通
興味を持たない さっぱり興味を持たない
創 作 力 大いに創意工夫に富む 創意工夫に富む
普   通
創意工夫に乏しい 目立って創意工夫に乏しい
作業の順序 非常に順序よく仕事をする 順序よく仕事をする
普   通
仕事の手順が拙い 仕事の手順が目立って拙い
構成技術
非常に上手
上   手
普   通
下   手
非常に下手
 

(一) 指導目標 (二) 指導方法──児童の活動

 第一学年に準ずる。

(三) 結果の考査

 第一学年の考査に準じて行う。

 

(一) 指導目標 (二) 指導方法──児童の活動 (三) 結果の考査

 第一学年の考査に準ずる。