第5節 家  庭

第1款 目  標

 家庭の各分野に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ,生活産業の社会的な意義や役割を理解させるとともに,家庭の各分野に関する諸課題を主体的,合理的に解決し,社会の発展を図る創造的な能力と実践的な態度を育てる。

 

第2款 各 科 目

第1 生活産業基礎

1 目  標

 生活と産業とのかかわりについて理解させ,生活に関連する職業などへの関心を高めるとともに,必要な知識と技術を進んで習得しようとする意欲と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第2 課題研究

1 目  標

 家庭の各分野に関する課題を設定し,その課題の解決を図る学習を通して,専門的な知識と技術の深化,総合化を図るとともに,問題解決の能力や自発的,創造的な学習態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第3 家庭情報処理

1 目  標

 社会における情報化の進展と情報の意義や役割を理解させるとともに,情報処理に関する知識と技術を習得させ,生活産業の各分野で情報及び情報手段を活用する能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第4 消費生活

1 目  標

 財・サービスの選択と意思決定,消費者の権利と責任など消費生活に関する知識と技術を習得させ,環境保全に配慮した消費生活に寄与する能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第5 発達と保育

1 目  標

 乳幼児の発達の特徴,乳幼児の生活と保育などに関する知識と技術を習得させ,子どもの健全な成長を図る能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第6 児童文化

1 目  標

 子どもと遊び,子どもの表現活動,児童文化財などに関する知識と技術を習得させ,児童文化の充実を図る能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第7 家庭看護・福祉

1 目  標

 病気の予防と家庭看護,高齢者の介護などに関する知識と技術を習得させ,家族や高齢者の健康管理とともに,家庭看護や高齢者介護の充実を図る能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第8 リビングデザイン

1 目  標

 生活と住居,住居の設計,インテリアなどに関する知識と技術を習得させ,快適な住空間をデザインする能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第9 服飾文化

1 目  標

 被服の基本型と文化,着装などに関する知識と技術を習得させ,服飾文化の伝承と創造に寄与する能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第10 被服製作

1 目  標

 被服構成の基礎,構成技法,被服材料の特徴などに関する知識と技術を習得させ,被服を創造的に製作する能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第11 ファッションデザイン

1 目  標

 ファッションデザインの基礎,発想と表現法などに関する知識と技術を習得させ,ファッションを創造的にデザインする能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第12 服飾手芸

1 目  標

 手芸の種類と変遷,各種手芸の技法などに関する知識と技術を習得させ,手芸品を創造的に製作し,服飾に活用する能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第13 フードデザイン

1 目  標

 栄養,食品,献立,調理,テーブルコーディネートなどに関する知識と技術を習得させ,食事を総合的にデザインする能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第14 食 文 化

1 目  標

 食生活の変遷と文化,日本と世界の食文化などに関する知識と技術を習得させ,食文化の伝承と創造に寄与する能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第15 調  理

1 目  標

 様式別調理,集団調理などに関する知識と技術を習得させ,食生活の充実向上を図るとともに,創造的に調理する能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第16 栄  養

1 目  標

 栄養素の機能と代謝,ライフステージや労働,スポーツと栄養などに関する知識を習得させ,健康の保持増進を図る能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第17 食  品

1 目  標

 食品の分類とその特徴,加工と貯蔵などに関する知識と技術を習得させ,食品を適切に活用して食生活の充実向上を図る能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第18 食品衛生

1 目  標

 食生活の安全と食品衛生対策など食品衛生に関する知識と技術を習得させ,安全で衛生的な食生活に寄与する能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  

第19 公衆衛生

1 目  標

 環境衛生,母子保健,学校保健など,集団の健康と公衆衛生に関する知識を習得させ,疾病の予防と健康づくりに寄与する能力と態度を育てる。

2 内  容

3 内容の取扱い  
第3款 各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い

1 指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。

2 各科目の指導に当たっては,コンピュータや情報通信ネットワークなどの活用を図り,学習の効果を高めるよう配慮するものとする。

3 各科目の内容の取扱いのうち内容の範囲や程度等を示す事項は,当該科目を履修するすべての生徒に対して指導するものとする内容の範囲や程度等を示したものであり,学校において必要がある場合には,この事項にかかわらず指導することができること。 

 実験・実習を行うに当たっては,施設・設備の安全管理に配慮し,学習環境を整えるとともに,事故防止の指導を徹底し,安全と衛生に十分留意するものとする。