第2節 精神薄弱者を教育する養護学校
第1款 各教科の目標及び内容
[国 語]
1 目 標
2 内 容
(2) 目的や場に応じて適切に許す。
(3) いろいろな語句、文及び文章を正しく読み、内容を読み取る。
(4) 手紙や日記などを書く。
[社 会]
1 目 標
2 内 容
(2) 社会や国には、いろいろなきまりがあることを理解し、それらを適切に守る。
(3) 日常生活に関係の深い公共施設や公共物などの働きを理解し、それらを適切に利用する。
(4) 社会的事象に興味や関心をもち、生産、消費などの経済活動に関する事柄を理解する。
(5) いろいろな地域の自然や生活の様子を理解し、社会の移り変わりに関心をもつ。
(6) 外国の人々の生活の様子や世界の出来事に関心をもつ。
[数 学]
1 目 標
2 内 容
(2) 長さ・重さ・量の測定をする。
(3) 図形や図表を理解し、生活の中で使う。
(4) 金銭や時計・暦を生活の中で使う。
[理 科]
1 目 標
2 内 容
(2) 生物について理解を深め、生命の大切なことを知る。
(3) 生活に関係のある物質や機械・器具の性質、構造及び働きについて理解する。
(4) 自然の事物・現象についての理解を深めるとともに、自然と生活との関係を理解する。
[音 楽]
1 目 標
2 内 容
(2) 音楽を聴いて感じたことを創造的に体の動きで表現したりする。
(3) 打楽器や旋律楽器の奏法に慣れ、合奏や独奏をする。
(4) 独唱、斉唱、簡単な合唱などをする。
[美 術]
1 目 標
2 内 容
(2) いろいろな材料や用具などの性質や扱い方を理解して、上手に使う。
(3) 自然や優れた造形品を鑑賞し、それらを大切にする。
[保健体育]
1 目 標
2 内 容
(2) 規則を守り、互いに協力し、進んで安全に注意しながら運動をする。
(3) 健康・安全に関する必要な事柄を理解する。
[職 業]
1 目 標
2 内 容
(2) 道具や機械などを合理的に使って安全に実習をする。
(3) 自分の分担に責任をもち、仲間と協力して実習をする。
(4) 適切な進路選択のために、いろいろな職業や職業生活についての知識を深める。
(5) 現場実習を通して、実際的な職業生活を経験する。
(6) 職業生活に必要な健康管理や余暇利用の方法を知り、生活に生かす。
[家 庭]
1 目 標
2 内 容
(2) 計画的な消費や余暇利用の方法を知り、生活に生かす。
(3) 被服、食物、住居などに関する実習を通して、基礎的な知識と技能を習得する。
(4) 保育や看護などに関する事柄を理解し、それらに協力する。
[家 政]
1 目 標
2 内 容
(2) 家庭生活に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得する。
(3) 家庭用の各種の器具や機械の操作に必要な知識と技術を習得し、安全に実習をする。
(4) 次に示すような家庭に関する分野に必要な知識と技術を習得し、実際に活用する。
・家族、生活役計などの家庭経営
・被服の製作
・被服の管理、クリーニング
・手芸
・調理、製菓、食品
・住居の管理、インテリア
[農 業]
1 目 標
2 内 容
(2) 農業に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得する。
(3) 農機具や簡単な機械の操作に必要な知識と技術を習得し、安全に実習をする。
(4) 次に示すような農業に関する分野に必要な知識と技術を習得し、実際に活用する。
・作物、野菜及び果樹の栽培
・草花の栽培、花壇の管理
・家畜の飼育
・食品加工
[工 業]
1 目 標
2 内 容
(2) 工業に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得する。
(3) 各種の工具や機械の操作に必要な知識と技術を習得し、実際に活用する。
(4) 次に示すような工業に関する分野に必要な知識と技術を習得し、実際に活用する。
・セラミック製品の製造
・木材を主材料とする製品の製造
・金属を主材料とする製品の製造
・石材を主材料とする製品の製造
・布を主材料とする製品の製造
・印刷
[その他特に必要な教科]
学校教育法施行規則第73条の9のその他特に必要な教科は、地域や学校の実態及び生徒の特性等を考慮して、特に必要がある場合に設けることができる。この場合においては、学校の設置者が、名称、目標、内容などについて適切に定めるものとする。
第2款 指導計画の作成と各教科全体にわたる内容の取扱い
1 指導計画の作成に当たっては、生徒の精神発達の遅滞の状態や経験等を考慮しながら、実際に指導する事項を選定し、配列して、効果的な指導を行うことができるよう配慮するものとする。
2 各教科の内容の全部若しくは一部を合わせ、又は各教科、道徳、特別活動及び養護・訓練の内容の全部若しくは一部を統合して指導計画を作成するに当たっては、個々の生徒の実態に即して適切に工夫するものとする。
3 「職業」及び「家庭」の指導計画の作成に当たっては、職業生活、家庭生活に必要な実際的な知識、技能及び態度を身に付けさせる指導に重点を置くことが大切である。
4 「家政」、「農業」及び「工業」の内容の取扱いについては、それぞれの教科の内容のうち、(4)は、地域や学校の実態などを考慮して適切な内容を選択し、重点的に取り扱うものとする。