第1 目 標
生活に必要な基礎的な知識と技術の習得を通して、家庭生活や社会生活と技術とのかかわりについて理解を探め、進んで工夫し創造する能力と実践的な態度を育てる。
第2 各領域の目標及び内容
A 木材加工
1 目 標
イ 製作品の構想表示の方法を知り、製作に必要な構想図と製作図をかくことができること。
ウ 製作工程と作業計画を知ること。
イ 接着剤や緊結材の特徴とそれらの適切な使用法を知ること。
ウ 塗料の特徴とその適切な使用法を知ること。
イ 木工具を適切に使い、けがき、切断及び切削などができること。
ウ 木工機械を適切に使い、切断及び切削などができること。
エ 構想図や製作図に基づいて組立てが的確にできること。
オ 木製品の用途に応じた塗装が的確にできること。
(2) 内容の(3)のア、イの木工具については、のこぎりとかんなを重点的に取り上げるものとする。
1 目 標
イ コードと電気機器及び配線器具との接続ができること。
ウ 屋内配線について知り、漏電、感電、過熱及び短絡による事故の防止ができること。
イ スイッチ、抵抗器、トランジスタなどの電気回路要素の働きと使用法を知ること。
ウ 簡単な電気回路の設計ができること。
エ 部品の配置、取付け及び配線ができること。
イ 電気機器の仕組みを知ること。
ウ 導電材料と絶縁材料の特徴を知ること。
1 目 標
イ 製作品の構想を具体化し、製作に必要な構想図や製作図をかくことができること。
ウ 製作工程を知り、作業計画を立てることができること。
(3) 金属用手工具と工作機械の使用法及びそれらによる加工法について、次の事項を指導する。
イ 金属用手工具を適切に使い、材料の切断、やすりがけ及び折り曲げができること。
ウ 工作機械を適切に操作して、穴あけや旋削ができること。
エ 構想図や製作図に基づいて組立てが的確にできること。
1 目 標
イ 機械要素の特徴と働きを知ること。
ウ エネルギーを動力として利用する機械の仕組みを知ること。
エ 機械材料とその特徴を知ること。
(3) 機械の整備の方法について、次の事項を指導する。
イ 各部の異状の有無の点検と調整ができること。
1 目 標
イ 栽培の目的に即した栽培計画を立てることができること。
イ 作物の生育と土及び肥料との関係を知ること。
イ 作物の病気や害虫について知り、適切な防除ができること。
ウ 環境調節などを利用した栽培ができること。
1 目 標
イ ソフトウェアの機能を知ること。
イ プログラムの機能を知り、簡単なプログラムの作成ができること。
イ コンピュータの利用分野を知ること。
(2) 内容の(3)のアについては、日本語ワードプロセッサ、データベース、表計算、図形処理などのソフトウェアを取り上げ、情報の選択、整理、処理、表現などを行わせるものとする。
1 目 標
イ 家族の生活と家族関係について考えること。
イ 物資・サービスの選択、契約、購入及び活用について考え、消費者としての自覚をもつこと。
イ 簡単な食事を整えることができること。
ウ 被服計画を考え、適切な着用及び手入れができること。
エ 室内の整備と美化の工夫ができること。
(2) 内容の(3)の指導については、日常の家庭生活との関連を図るものとする。
1 目 標
イ 一日に必要な食品の種類と概量を知り、献立を考えることができること。
イ 米、魚、肉、牛乳、野菜、小麦粉の調理上の性質を知ること。
ウ 食品の品質を見分け、用途に応じて適切に食品を選ぶことができること。
イ 魚や肉を用いて、焼き物、煮物又は汁物を作ることができること。
ウ 野菜を用いて、いため物、ゆで物又はあえ物を作ることができること。
エ めん類を用いた調理ができること。
オ 小麦粉を用いた菓子を作ることができること。
カ 食塩、みそ、しょうゆ、さとう、食酢、油脂について適切な取扱いができること。
キ 食品や調理用具の安全で衛生的な取扱いができること。
ク 調理用熱源の適切な取扱いができること。
(2) 内容の(3)の題材については、アからオまでの事項を適切に組み合わせて選定するものとする。
(3) 内容の(3)のカについては、(3)のアからオまでの事項との関連を図って指導するものとする。
1 目 標
イ 製作に通した被服材料の選択ができること。
ウ 採寸及び型紙の活用ができること。
エ 裁断、本縫い及び仕上げができること。
オ 布地や目的に応じた適切な縫い方及び縫い代の始末ができること。
カ 裁縫用具の適切な取扱いができること。
キ ミシンとアイロンの安全で適切な取扱いができること。
イ 簡単な手芸品の製作ができること。
(2) 内容の(2)の題材は、ししゅう、編み物又は染色のうちから適切なものを選定するものとする。
1 目 標
(2) 住空間の計画について、次の事項を指導する。
イ 食事、団らんなどに必要な家具の使いやすい形状と寸法を知り、その配置及び空間の使い方の工夫ができること。
イ 室内の空気調節及び騒音防止の仕方を知り、住まい方の工夫ができること。
1 目 標
イ 言語、情緒及び社会性の発達の傾向を知ること。
イ 幼児の食生活について考え、簡単な間食を作ることができること。
ウ 幼児の衣生活について考え、簡単な被服の製作ができること。
エ 発達段階に応じた適切な生活習慣を身に付けさせることの必要性を知ること。
(2) 「A 木材加工」及び「G 家庭生活」の2領域については、第1学年で履修させることを標準とすること。
(3) 第2の内容のAからKまでの各領域に配当する授業時数については、「A 木材加工」「B 電気」「G 家庭生活」及び「H 食物」の各領域はそれぞれ35単位時間を標準とし、それ以外の各領域はそれぞれ20単位時間から30単位時間までを標準とすること。
(4) 学習活動は、実習を中心として、各領域及び各領域に示す事項が相互に有機的な関連をもち、総合的に展開されるように計画すること。
(5) 第3学年において下限の時数を超えて授業時数を定める場合には、各領域の内容について補充や深化を図るため学校や生徒の実態に応じ適切な指導を行ったり、未修の領域を履修させたりすること。
(2) 衛生や事故防止に十分留意し、服装と学習環境の整備、安全規則の励行などの安全の徹底を採ること。
4 第2学年及び第3学年における選択教料としての「技術・家庭」においては、生徒の特性等に応じ多様な学習活動が展開できるよう各領域の内容について学校において適切に工夫した学習活動や地域の実態に即した学習活動を取り扱ったり、未修の領域を履修させたりするものとする。