第9節 家 庭
第1款 目 標
家庭生活の各分野に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ、家庭生活の意義を理解させるとともに、家庭生活及び関連する職業に必要な能力と主体的、実践的な態度を育てる。
第2款 各 科 目
第1 家庭一般
1 目 標
2 内 容
イ 家族の生活と家庭経営
ウ 生活設計
エ 高齢者の生活と福祉
(2) 家庭経済と消費
イ 消費生活と消費者としての自覚
ウ 生活情報の活用
(3) 衣生活の設計と被服製作
イ 被服材料と被服管理
ウ 被服製作
(4) 食生活の設計と調理
イ 食品の特質と選択
ウ 献立と調理
(5) 住生活の設計と住居の管理
イ 居住性と住居の管理
(6) 乳幼児の保育と親の役割
イ 母性の健康と生命の誕生
ウ 乳幼児の保育
エ 子供の人間形成と親の役割
(7) ホームプロジェクトの実践と学校家庭クラブ活動
3 内容の取扱い
第2 生活技術
1 目 標
2 内 容
イ 家族の生活と家庭経営
ウ 生活設計
エ 高齢者の生活と福祉
(2) 子供の成長と親の役割
イ 乳幼児の成長と生活
ウ 親の役割と家庭教育
(3) 家庭経済と消費
イ 消費生活と消費者としての自覚
ウ 生活情報の活用
(4) 衣食住の生活管理と技術
イ 食生活
ウ 住生活
(5) 家庭生活と情報
イ コンピュータの活用
ウ 家庭生活とコンピュータ
(6) 家庭生活と電気・機械
イ 家庭用機器の機能と活用
ウ 家庭用機器の安全と管理
エ 家庭用機器の選び方
(7) ホームプロジェクトの実践と学校家庭クラブ活動
(8) 家庭園芸
イ 野菜及び草花の栽培と利用
ウ 緑化環境の管理
3 内容の取扱い
(2) 細部にわたる事柄や程度の高い理論に深入りすることのないよう特に留意し、事例や実験・実習などを通して具体的に理解させるよう配慮するとともに、全体としてのまとまりを工夫し、特定の内容だけに偏らないようにする。
(3) 内容の(5)の指導に当たっては、家庭生活と情報についての基本的事項を理解させ、コンピュータの基本的な操作を中心とした指導を行うよう配慮する。
(4) 内容の(6)の指導に当たっては、家庭生活に広く用いられている家庭用機器を具体的に取り上げて指導を行い、電気・機械を適切に活用できるように工夫する。
第3 生活一般
1 目 標
2 内 容
イ 家族の生活と家庭経営
ウ 生活設計
エ 高齢者の生活と福祉
(2) 子供の成長と親の役割
イ 乳幼児の成長と生活
ウ 親の役割と家庭教育
(3) 家庭経済と消費
イ 消費生活と消費者としての自覚
ウ 生活情報の活用
(4) 家族の健康管理
イ 食生活
ウ 住生活
(5) 衣生活と被服製作
イ 被服製作
ウ 手芸
(6) 食生活と調理
イ 調理
(7) 住生活と住居の計画
イ 住居の設計
ウ インテリアデザイン
(8) 乳幼児の保育
イ 乳幼児の発達と心理
ウ 乳幼児の生活と遊び
(9) 家庭生活と情報
イ コンピュータの活用
ウ 家庭生活とコンピュータ
(10) ホームプロジェクトの実践と学校家庭クラブ活動
3 内容の取扱い
(2) 細部にわたる事柄や程度の高い理論に深入りすることのないよう特に留意し、事例や実験・実習などを通して具体的に理解させるよう配慮するとともに、全体としてのまとまりを工夫し、特定の内容だけに偏らないようにする。
(3) 内容の(5)から(9)までの指導に当たっては、内容の(1)から(4)までとの関連を図り、実験・実習を中心とした指導を行うよう配慮する。
第4 家庭情報処理
1 目 標
2 内 容
(2) コンピュータの活用
(3) ハードウェア
(4) ソフトウェア
(5) コンピュータと通信
(6) 家庭生活に関する各分野の職業とコンピュータの利用
第5 課題研究
1 目 標
2 内 容
(2) 作品製作
(3) 産業現場等における実習
(4) 職業資格の取得
第6 被 服
1 目 標
2 内 容
(2) 被服のデザイン
(3) 被服材料
(4) 被服管理
(5) 被服製作
(6) 着装
(7) 服飾手芸
(8) 衣生活の充実向上
第7 食 物
1 目 標
2 内 容
(2) 健康と栄養
(3) 食品の性質と加工・貯蔵
(4) 献立と調理
(5) 食品衛生
(6) 食生活の充実向上
第8 保 育
1 目 標
2 内 容
(2) 育児と母性・父性
(3) 乳幼児の発育の特徴
(4) 乳幼児の発達と精神衛生
(5) 乳幼児の生活と養護
(6) 乳幼児の遊びと児童文化
(7) 乳幼児の福祉
第9 家庭経営
1 目 標
2 内 容
(2) 家庭生活と家族関係
(3) 家事労働と生活時間
(4) 家庭の経済
(5) 家庭生活と消費
(6) 家庭経営と情報
(7) 家庭経営総合実習
第10 住 居
1 目 標
2 内 容
(2) 住生活と環境
(3) 住居の設計
(4) インテリア
(5) 住居の選択と管理
(6) 住生活の充実向上
第11家庭看護・福祉
1 目 標
2 内 容
(2) 病気の予防と看護
(3) 高齢者の福祉
(4) 高齢者の介護
(5) 家庭看護と介護の実習
第12 消費経済
1 目 標
2 内 容
(2) 消費社会と消費者
(3) 財・サービスの選択と購入
(4) 消費者としての自覚
(5) 消費生活関係法規
第13 被服製作
1 目 標
2 内 容
(2) 被服の立体構成と平面構成
(3) 洋服の製作
(4) 和服の製作
(5) 着装
(6) 被服製作の合理化
第14 被服材料
1 目 標
2 内 容
(2) 被服材料の加工
(3) 被服の機能と被服材料の性能
(4) 被服材料の発展
第15 被服管理
1 目 標
2 内 容
(2) 被服と保健衝生
(3) 被服整理
(4) 被服管理の合理化
第16 服飾デザイン
1 目 標
2 内 容
(2) 服飾デザインの基礎
(3) 服飾デザインの発想と表現法
(4) 服飾デザインと個性
(5) 着用目的と服飾デザイン
(6) 服飾産業
第17 手 芸
1 目 標
2 内 容
(2) 手芸の種類と変遷
(3) 手芸品の製作
第18 調 理
1 目 標
2 内 容
(2) 食品の購入と管理
(3) 様式別の献立と調理
(4) 行事食、供応食の献立と調理
(5) 病人食の献立と調理
(6) 集団給食の意義
(7) 集団給食の献立と調理
(8) 集団給食の組織と管理
(9) 調理用地設・設備、熱源及び調理用機器
第19 栄 養
1 目 標
2 内 容
(2) エネルギー代謝と栄養所要量
(3) 栄養状態の評価
(4) 年齢と栄養
(5) 生理と栄養
(6) 病態と栄養
(7) 食生活の展望と健康増進
第20 食 品
1 目 標
2 内 容
(2) 食品の生産と流通
(3) 食品の加工・貯蔵
(4) 植物性食品とその加工品
(5) 動物性食品とその加工品
(6) 調味料、甘味料、香辛料及びし好品
第21 食品衛生
1 目 標
2 内 容
(2) 食品の変質とその防止
(3) 食品添加物
(4) 食中毒
(5) 食品と寄生虫
(6) 食品の汚染
(7) 衛生管理と食品衛生関係法規
第22 公衆衛生
1 目 標
2 内 容
(2) 疾病の予防
(3) 環境衛生
(4) 母子保健
(5) 学校保健
(6) 労働保健
(7) 公衆衛生関係法規
第23 保育原理・技術
1 目 標
2 内 容
(2) 保育の基本原理
(3) 保育技術の基礎
(4) 保育の内容
(5) 児童文化と創作活動
(6) 保育機関の施設・設備
(7) 保育実習
第24 小児保健
1 目 標
2 内 容
(2) 発育・発達と生理
(3) 栄養
(4) 健康と生活
(5) 病気と看護
(6) 保健指導
第25 児童心理
1 目 標
2 内 容
(2) 児童の心理
(3) 児童の精神衛生と指導
(4) 児童理解の方法
第26 児童福祉
1 目 標
2 内 容
(2) 児童福祉と家庭
(3) 児童福祉と社会
(4) 児童福祉の機構と制度
(5) 児童福祉と社会福祉
第3款 各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い
1 指導計画の作成に当たっては、次の事項に配慮するものとする。
(2) 実験・実習を行うに当たっては、施設・設備の安全管理に配慮し、学習環境を整えるとともに、火気、用具、材料などの取扱いに注意して事故防止の指導を徹底し、安全と衛生に十分留意すること。
(3) 宿泊を伴う実習及び現場実習を行う場合には、特に指導計画を綿密に作成するとともに、生徒指導に十分留意すること。
(4) 各科目の指導に当たっては、情報関連機器の活用を図り、指導の効果を高めるようにすること。
(5) 「家庭一般」、「生活技術」及び「生活一般」については、次のとおり取り扱うこと。
イ 家庭に関する学科においては、専門教育の基礎として「家庭一般」を履修させること。
(6) 第4から第26までの家庭に関する科目については、「家庭一般」、「生活技術」又は「生活一般」と並行してあるいはこれらに引き続いて履修させること。
(7) 「家庭情報処理」及び「課題研究」については、原則として家庭に関する各学科において履修させること。
(8) 「課題研究」については、年間指導計画に定めるところに従い、必要に応じて弾力的に授業時間を配当することができること。
(9) 普通料において第4から第26までの家庭に関する科目を履修させる場合には、地域や学校の実態、生徒の興味・関心、進路希望などを考慮し、「被服」、「食物」、「保育」、「家庭経営」、「住居」、「消費経済」など適切なものを履修させることが望ましいこと。
2 内容の取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。
(2) 「家庭看護・福祉」及び「消費経済」の指導に当たっては、医療機関等との連携を図りながら、学習の充実を図るようにすること。
(3) 「調理」の内容の(6)から(8)までの指導に当たっては、事業所、病院などにおける現場実習を行うようにすること。