第1款 目 標
外国語を理解し、外国語で表現する能力を養い、外国語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育てるとともに、言語や文化に対する関心を高め、国際理解を深める。
第2款 各 科 目
第1 英 語 Ⅰ
1 目 標
ア 聞くこと
(ア) 話されたり、読まれたりする内容を聞き取ること。
(イ) まとまりのある文章の概要や要点を聞き取ること。
(ウ) 内容を聞き取りながら、自分の考えなどをまとめること。
(ア) 聞いた内容について、場面や目的に応じて問答すること。
(イ) 読んだ内容について、自分の考えなどを話すこと。
(ウ) 話そうとする内容を整理して、大事なことを落とさないように話すこと。
(ア) 文や文章の内容を考えながら、黙読し、音読すること。
(イ) まとまりのある文章の概要や要点を読み取ること。
(ウ) まとまりのある文章をできるだけ多く、速く読み取ること。
(エ) 文や文章の内容が表現されるように音読すること。
(ア) 文や文章を聞いて書き取ること。
(イ) 聞いた内容について、その概要や要点を書くこと。
(ウ) 読んだ内容について、その概要や要点を書くこと。
(エ) 書こうとする内容を整理して、大事なことを落とさないように書くこと。
イ 語は、中学校で学習した語に、500語程度までの新語を加えるものとし、連語は基本的なものを選択して指導する。
(2) 生徒の実態に応じて、中学校における基礎的学習事項を整理して、反復指導するなど、それらに習熟させるよう配慮するものとする。
(3) 辞書の使い方を指導し、効果的に利用させるよう配慮するものとする。
(4) 音声指導の補助として、発音表記を用いて指導するよう配慮するものとする。
(5) 場面や目的に応じて、視聴覚教材を利用して指導するよう配慮するものとする。
(6) 英語を初めて履修させる場合などにおいては、内容の2の(1)に示す言語活動は、原則として、中学校の言語材料によって行うこととし、高等学校の言語材料は、生徒の実態等に応じ、適宜取り上げるものとする。
1 目 標
1の目標に基づき、「英語Ⅰ」に示す言語活動を行わせる。
(2) 言語材料
イ 語は、「英語Ⅰ」の2の(2)のイに示す新語の数に500語程度までの新語を加えるものとし、連語は基本的なものを選択して指導する。
1 目 標
ア 自然な口調で話されたり、読まれたりする内容を聞き取ること。
イ 平易な表現で自分の考えなどを相手に話すこと。
ウ 身近な事柄について場面や目的にふさわしい表現で話し合うこと。
イ 語は、「英語Ⅱ」の2の(2)のイの範囲内で、1の目標を達成するのにふさわしいものを適宜選択し、連語は基本的なものを選択して指導する。
(2) 感想、感情などを表わす効果的な表現を指導するよう配慮するものとする。
(3) 言語活動の指導に当たっては、例えば、学校、家庭、社会における日常的な場面を設定し、様々な話題を取り上げるなどの工夫をするものとする。
1 目 標
ア 自然な口調で話されたり、読まれたりする内容を聞き取ること。
イ まとまりのある文章の概要や要点を聞き取ること。
ウ 聞き取った内容について、自分の考えなどを整理して話すこと。
イ 語は、「英語Ⅱ」の2の(2)のイの範囲内で、1の目標を達成するのにふさわしいものを適宜選択し、連語は基本的なものを選択して指導する。
(2) 聞き取った内容についての確認や賛否などを表わす効果的な表現を指導するよう配慮するものとする。
(3) 言語活動の指導に当たっては、例えば、説明、スピーチ、朗読、放送などの場面を設定し、様々な話題を取り上げるなどの工夫をするものとする。
1 目 標
ア 伝えようとする内容を整理し、大事なことを効果的に話すこと。
イ 相手の意向などを理解し、適切に応じること。
ウ 話合いの場面や目的に応じ、自分の考えなどを積極的に表現すること。
イ 語は、「英語Ⅱ」の2の(2)のイの範囲内で、1の目標を達成するのにふさわしいものを適宜選択し、連語は基本的なものを選択して指導する。
(2) 言語活動の指導に当たっては、例えば、レシテーション、スピーチ、ディスカッション、ディベートなどの場面を設定し、様々な話題を取り上げるなどの工夫をするものとする。
1 目 標
ア まとまりのある文章の概要や要点を読み取ること。
イ 目的に応じて文章の内容を整理して読み取ること。
ウ 内容を読み取って、それについて自分の考えなどを話したり、書いたりすること。
エ 文章の内容に応して適切に音読すること。
イ 語は、「英語Ⅰ」の2の(2)のイに示す新語の数に、900語までの新語を加えるものとし、連語は基本的なものを選択して指導する。
(2) 文章や段落の構成、文脈の展開などを踏まえて読み取るよう指導するものとする。
1 目 標
ア 聞いたり、読んだりした内容について、その概要や要点を書くこと。
イ 聞いたり、読んだりした内容について、自分の考えなどを整理して書くこと。
ウ 書こうとする内容を整理して、大事なことを落とさないように書くこと。
イ 語は、「英語Ⅱ」の2の(2)のイの範囲内で、1の目標を達成するのにふさわしいものを適宜選択し、連語は基本的なものを選択して指導する。
(2) 平易な表現を使って、ある程度まとまった量の文章が書けるように指導するものとする。
ア 文型
(イ) 主語+動詞+目的語の文型のうち、目的語がif又はwhetherで始まる節である場合
(ウ) 主語+動詞+間接目的語+直接目的語の文型のうち、直接目的語がwhatなど及びthatで始まる節並びにif又はwhetherで始まる節である場合
(エ) 主語+動詞+目的語十補語の文型のうち、補語が現在分詞、過去分詞及び原形不定詞である場合
(オ) その他の文型
a It+beなど+〜+thatなどで始まる節
b 主語+seemなど+不定詞
c It+seemなど+thatで始まる節
(イ) 関係代名詞の用法
(ウ) 関係副詞の用法
(エ) 代名詞のうち、itが名詞用法の句及び節を指すもの
(オ) 動詞の時制のうち、現在完了進行形、過去完了形、過去完了進行形、未来進行形及び未来完了形
(カ) 受身の形のうち未来形
(キ) 仮定法のうち基本的なもの
(ク) 分詞構文のうち基本的なもの
1 目 標
ア 文
(イ) 基本的な配語
(ウ) 主文と副文及び配語
(イ) 冠詞及び冠詞類の変化と用法
(ウ) 代名詞の種類及び変化と用法
(エ) 形客詞の種類及び変化と用法
(オ) 数詞の種類及び用法
(カ) 動詞及び助動詞の基本的な形式と用法
(キ) 不定詞、過去分詞及び現在分詞の基本的な形式と用法
(ク) 前置詞の格支配と種類及び用法
(ケ) 副詞の種類及び用法
(コ) 接続詞の種類及び用法
(サ) 受動態の基本的な形式と用法
(シ) 接続法の基本的な形式と用法
(イ) (ア)の単語を用いて容易に作られる複合語
(ウ) 基本的な熟語
(2) 中学校における基礎的学習事項を整理して、それらに一層習熟させるようにする。
(3) 辞書の使い方を指導し、効果的に利用させるよう配慮するものとする。
(4) 音声指導の補助として、発音標記を用いて指導するよう配慮するものとする。
(5) 視聴覚教材やLL教室等を利用して正しい発音に触れる機会を与えるよう配慮するものとする。
(6) ドイツ語を初めて履修させる場合は、上記2の内容のうちから、最も基本的なものを選択して指導するものとする。
1 目 標
ア 文
(イ) 平叙文、疑問文、命令文及び感嘆文
(イ) 名詞の種類、語形変化及び用法
(ウ) 代名詞の種類、帯形変化及び用法
(エ) 形容詞の種類、語形変化及び用法
(オ) 動詞の種類、時制、活用及び用法
(カ) 前置詞の種類及び用法
(キ) 副詞の種類及び用法
(ク) 接続詞の種類及び用法
(ケ) 間投詞の種類及び用法
(コ) 文の要素及び語順
(イ) (ア)の単語を用いて容易に作られる複合語
(ウ) 基本的な熟語
(2) 中学校における基礎的学習事項を整理して、それらに一層習熟させるようにする。
(3) 辞書の使い方を指導し、効果的に利用させるよう配慮するものとする。
(4) 音声指導の補助として、発音標記を用いて指導するよう配慮するものとする。
(5) 視聴覚教材やLL教室等を利用して正しい発音に触れる機会を与えるよう配慮するものとする。
(6) フランス語を初めて履修させる場合は、上記2の内容のうちから、最も基本的なものを選択して指導するものとする。
1 指導計画の作成に当たっては、次の事項に配慮するものとする。
(2) 「オーラル・コミュニケーションA」、「オーラル・コミュニケーションB」及び「オーラル・コミュニケーションC」については、少なくとも1科目を履修させるよう留意すること。
イ 言語や文化に対する関心を高め、これらを尊重する態度を育てるとともに、豊かな心情を養うのに役立つこと。
ウ 世界や我が国の生活や文化についての理解を深め、国際的な視野を広げ、公正な判断力を養うのに役立つこと。また、題材の形式としては、説明文、対話文、物語、劇、詩、手紙などのうちから適切に選択すること。